不況の影響

新学期がはじまって二週目の今日も教室は出会いのにぎわいと別れのさみしさが交錯していました。
継続の学習者にとっても、仲間の姿を見かけなくなったかと思えば、となりの席の初対面の人と自己紹介をしあったり、新しい“先生”に替わった人もいて、皆どことなく落ち着かない様子でした。
昨秋来の不況は来日中の人たちにも確実に影響をおよぼしていており、研修生として勤めてきたB君も勤務先の事情により急きょ早期帰国を余儀なくされました。
寂しい上に、申し訳ないという思いが湧き上がります(せっかく日本を選んでくれたのに・・・といったやるせない思いです)。
彼の前途が明るいものであることを願わずにはいられません。
不況といえば、飛行機の燃料代も母国に一時帰国しようとする人たちには切実な問題で、少し前の話ですが、私の学習パートナーのOさんは新年を母国で家族と過ごすのをあきらめました。
今年一年、心の痛むことが皆に起きないよう願うのみです・・・・・・
教室では、単に日本語学習のお手伝いをさせてもらえる喜びに加えて実にさまざまな体験や勉強をさせてもらっているなぁというのが 市岡ボランティア3年生となった私の実感です。

(6班 Kさん)

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