6班でのプレースメントテスト

 今学期から6班(旧7班)に移ってきました。
今まで私が6班(旧7班)に勝手にいだいていた印象は、”プロとはいわなくても教授法をきちんと修得されたセミプロの職人集団”って感じでしょうか? 
私は日本語教育の専門家ではないし、場所が離れているためか、班の様子も知らなかったので初日は恐る恐るの参加でした。
実際は、班の皆さんは怖くなかったです。
(風評被害だと皆残念がっています。) 
専門家ばかりでもないし、正直なところホッとしました。
ただ皆さん本当に熱心で前向きです。そのアツさの例をひとつ。

  今学期から、6班での勉強を希望される学習者さんには 最初に「プレースメントテスト」なるものを受けてもらっています。
私自身初めて耳にする言葉で(英和辞典にも見当たりませんでした、業界用語?)
意訳するなら「実力を判断し、位置づけるためのテスト」とでもいいましょうか。
筆記、聴解それぞれ30分ほどです。
説明もあるので今までのところ2週にわたって取り組んでもらっています。
学習者自身の思っている日本語力が実際と隔たっていないか、何が苦手か(漢字・読解etc..)こういったことを知る目安の一つとして、テストをやってみようと去年から議論を重ね実施にこぎつけました。
実はまた、このテスト実施の目的には検定試験にむけて6班での学習を希望する人が増えてきた場合に速やかに対応できるように、具体的には、実力が同程度の数人によるグループ学習を実施できるようにするということも含まれているんです。
ただ詳細が決まっているわけではありません、どんな人がどれだけ来るか予測がつかないので・・・

  さて、気になる学習者の反応は・・・?皆に感想を聞いたわけではありませんが、「しっかり勉強したいので自分の実力がわかってうれしい」と言ってくれた人がいました。
苦労してテストを作成したスタッフにはうれしいコメントです。

(6班 Kさん)

  中学や高校の現場では、渡日生が入学(転入)してきたときに、プレースメントテスト(呼び方はさまざまですが)を実施しています。
市岡でも、初めて来た学習者には、最初のインフォメーション(聞き取り調査)で、その人の日本語力がある程度把握できる調査を実施しています。
ただ、市岡の場合は、1対1で学習しますので、あまり必要性は高くなかったわけです。
学習者をクラス分けして、授業形式をとる場合には必用になってくるかもしれませんね。

(広報担当)

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