大阪日本橋の国立文楽劇場「みんなで行く文楽」

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 暑さ続く七月最後の土曜朝十時、大阪日本橋の国立文楽劇場一階に集合した「みんなで行く文楽」一行。
参加したボランティアも学習者もほとんどが人形浄瑠璃は初めてです。

  まず人形遣い、蓑一郎さんにお人形と文楽についてお話を伺いました。
人形の材料もいろいろ見せていただき、ノリに使う割り箸ほどの黄色いカチカチのニカワ、バネになる黒く大きい鯨の髭…皆触るのは初めてです。
  解説後、リズさんは人形遣いを体験。
ちょっと重いけど、がんばりました。かっこよかった!

  十一時から「西遊記~悟空の大冒険~」。 
三味線と大夫さんの語りに合わせて幕が開くと、主役の孫悟空が大暴れ。
地獄のエンマ大王より強くエンマ帳に書かれた寿命も書きつぶし、油煮えたぎる釜からあっと言う間に空へ飛び去ります。
そんな悟空が三蔵法師のお供をして天竺を目指すと、途中に熱砂漠。暑さを消す扇を羅刹女に借りに行きますが、たちまち大喧嘩に。悟空は彼女の夫、牛魔王と一騎打ち。めまぐるしい変身競争に食いだおれ人形やグリコの看板も現れて客席を沸かせます。
もちろん悟空たちが勝ち、無事砂漠を通過し、輝く天竺に。
お釈迦様からお経を受け取る場面では本当に美しい音と光がキラキラ降りそそぎました。

劇が終わると三蔵一行が客席に来て、みんな悟空たちと握手! 金屏風の前で記念撮影もしました!
最後に舞台裏を見学。出番を待つお人形を間近に見たり、舟底という人形遣いさんが立つ一段低い舞台を歩いたり。面白かったです!
  よければまた来年参りましょう。
  ありがとうございました!

(3班Nさん)

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