夏目漱石の「こころ」という本を勉強しました

 もう11月が始まりました。
昨日から降り出した雨はもう止みましたけど、雨のせいで天気はかなり寒くなりまして秋めいてきていました。
寒くなった天気で、自分が日本に来てからもう1年ぐらいになったということに気づきました。
去年12月に来ましてもう11月なのでそろそろ1年に向かっているし、日本での楽しい生活も終わって行くような気がします。
日本に来て本当に色々な事がありましたけど、その中で欠かせないのがまさに日本語教室です。

  今日も弁天町の市岡高校で開く日本語教室に行ってきました。
毎週の金曜日の夜7時はいつも弁天町に向かっています。
日本に来てもうちょっといろいろな人に会いたくてネットで検索してみて日本語教室というボラティア団体を分かるようになりました。
その以後金曜日の夜は日本語教室でいろんな国の人に会うのを楽しんでいます。
たまたま疲れているとか、用事があるとか、バイトに行くとか細かい言い訳で休むときもありますけど、いつも優しく日本語を教えてくれる先生たちがいらっしゃいますので、金曜日の夜はいつも楽しみです。

  今日はM先生と日本の有名な小説家の夏目漱石の「こころ」という本を勉強しました。
M先生は私が日本教室に来てからの担当先生です。
日本語はさることながら日本の文化とか歴史とか経済とか現代の日本の問題とかについていろいろ教えてくださる先生です。
もし私が知らない単語を尋ねたら、それと関係あるいろいろなことを分かりやすく説明してくれますので、日本語の勉強よりもM先生の話にはまってしまう時もある程です。
今回は「こころ」を読みながら知らないところを教えていただきました。
「こころ」はちょっと昔の本ですので、難しい漢字も多いし、ややこしい表現も偶にありますので、結構興味深い本なんです。
かなり時間がかかりますけども、知らないことを先生に尋ねたり辞書を引いたりしてそれを分かるようになった時の喜び或いは楽しみは言葉では何と言えない程です。
日本語の本を読むのは非常に難しいんですけどずっと頑張ろうと思います。

  今日も1時間半の勉強が終わりました。
授業は終了して皆わいわいしながら帰る用意をしています。
国籍も違うし日本に来た目的もさまざまですけど、日本語教室に集まった訳は皆同じなんです。
いろいろな国の人に出会って一緒に勉強しながら他国の文化とか彼らの価値観とか他の国の人々を理解しようとする、その目的はまったく同じだと思います。
結局大事なのは人と人の出会いだと思います。
日本に来て繋がった絆を大事にしようと思います。
今日も皆さんお疲れ様でした。

(4班 姜さん)

This entry was posted in 学級日誌. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA