おお、彼女は大学院を卒業するんだ!

昨年9月(正確には8月末だが)、大連に来たとき、空港まで迎えに来てくれたのは、当時、外事処(文字通り、外国・外国人関係の仕事をする大学の機関であるが)の仕事を手伝っていたWAさんだ。西も東も分からない私が、まずお世話になった人なのだが、それから色々あった。

彼女は大学院生で学業と外事処の仕事の両方をやっていたわけだが、ただでさえ、外国人と仕事をやって行くと言うのは、文化も違えば習慣も違うたいへんな仕事である。いかんせん彼女は経験もない学生であったのだ。何度か、彼女の仕事ぶりに呆れながらも、それでも、若い彼女を半ば育てる気持ちで接していた。元はと言えば、大学側が専任の職員を雇用しないことが問題なのだから、彼女ばかりを責めるわけにもいかない。

と、結構仲良くやって来たのだが、昨年12月に就職が決まったと大学から去って行った。念願の国家公務員である。中国でもと言うべきか、公務員は若者に人気がある。せっかく育てるつもりだったがこれは仕方がない。彼女の話によると、日本語とはあまり関係のない職種であるらしい。もったいないような、その方が良かったような、、、。

その彼女が、この間久しぶりに大学にやって来た。大学院卒業のためだ。卒業してから就職ではなかったのだ。どういうシステムかはよく分からないが、大学院に席をおきながら早々に仕事つまり役所の仕事を始めるようだ。大学の、本科生と言うらしいが、卒業の学士服は黒であるが、研究生、大学院生のことであるが、その卒業の衣裳は紺色と決まっているようだ。

まぁ、私としても、最初に世話になり、色々あった彼女の晴れ姿は感慨無量である。おめでとう!

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