5月16日の学級日誌

5月16日(金)
5月も半ばになり、初夏の気配のなか、今年も新しい学習者と新しいボランティアが入ってきました。
3班も学習者の出身国の構成に変化がありました。東南アジアの学習者がほとんどだった3班にオーストラリア人の交換留学生が入ってきたことです。ハナさんは金髪で大柄な高校生で、3班の平均年齢を一気に下げてくれました。我が班にはすでに台湾人の黄さんという19歳の女子がいるのですが、同年代の女子が入ってきて、お互いに刺激になればいいと思っています。
また、ボランティアも大学を卒業したばかりで社会人1年生の大山さんが入りました。我が班のボランティアは私を含めて、若い彼女に学ぶことも多いと思います。また彼女にも私たちから参考になることがあればいいなと思っています。まずは班員同士のコミュニケーションを密にすることで情報や知識の共有化をはかることが大事だと思っています。
一方で昨年の学習者で8月に帰国したドイツ人のトビアスからはうれしい便りが届きました。帰国後、ミュンヘン大学の医学部に入学し、勉強も順調だという事、また日本語検定試験N3を受けて見事合格したそうです。日本の伝統文化を愛し、日本が大好きな男の子でしたが日本でまた会えそうな気がします。
嬉しいことのあとに寂しいこともありました。産休・出産で日本語の勉強を中断していたインド人女性、ジャスリーはこの7月に息子を連れてインドから来阪の予定でしたが、日本で待っているご主人が大阪から名古屋に転勤になってしまい、彼女は再来日後は主人の転勤先の名古屋に住むことになってしまいました。1歳になった息子に会うのを楽しみにしていたのに・・・・。「いつの日かまた会える日を楽しみにね」と伝えました。
ボランティアをしていて、時には悩んだり落ち込んだりします。でも学習者の楽しそうな笑顔や時には真剣なまなざしに励まされて、気が付くとボランティア歴が10年を過ぎようとしています。
(3班 Tさん)

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