9月20日(金)学級日誌

 本日、久しぶりに日本語教室に参加させていただきました。参加状況については、我が班ではボランティアが7人~8人、学習者が5人~6人ぐらいだったかと思います。全体の参加者は、相互にいつもながらの熱心でなごやかな教室の雰囲気をつくっていました。

当方が担当させていただいた今日の学習者は、台湾の林さんで、日本語の本格的な学習は今年の4月から「なんば」の日本語学校に通うことで始まったという好青年です。日本語や日本への興味は、中学生の頃から持ち始め、最初は日本のアイドルに強い関心があったそうです。中学・高校では、クラブ活動でバイオリンを弾いていました。大学では薬学を修め、漢方薬と西薬(西洋薬学)の両方に通じる薬剤師の資格を取られています。希望する大学の薬学部に入るまでの苦労話を、台湾の教育制度や大学入試システムの説明を交えながら話してくださいました。

大学での講義以外に、科学博物館の学芸員から野山に生きる薬草の知識を得たことも大学生生活の思い出の中で話されました。この件については聴く人に分かりやすい日本語で、要点を整理してプレゼンテーションできるようにしたらどうかとアドバイスさせていただいて本日の教室は終わりました。台湾にいるときに日本語検定2級を独学で取得しているので、少し高いレベルの日本語が使いこなせるよう大きな期待を持った次第です。日本では、大学院で健康食品や栄養学について学びたいという希望を持っておられます。

8時半になって「教室」が終わり、本日の活動内容を記録するために、私が担当ボランティア「川端」と書いたとき「有名な作家と同じですね。」と言われた。最近の日本の若い世代でも、ノーベル賞作家の「川端康成」を知らない人が多いことにがっかりする場面が少なくありませんが、彼は知っていましたね。

本日の日本語教室参加があまりにご無沙汰でしたので、ウッカリと自分の名札を持ったまま帰ってしまいました。関班長殿、ごめんなさい。次回にお返しいたします。

(5班 川端さん)

This entry was posted in 学級日誌. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA