「全然いい」の用法について

日誌ではないのですが、最近、相次いで 毎日新聞と日経新聞の校閲記者が「全然いい」の用法について書いた記事と本を目にしたので、僕がWikipediaで調べたことも含め紹介します。例えば、テレビで「調子はどうですか?」と聞かれたスポーツ選手が元気よく「全然いいです」と答えるのを聞くと何か違和感がありますよね。全然と来れば、否定語が来るとインプットされているので違和感を感じるのだと思います。1960年の指導要領には「全然は否定語を伴う」と明記されているそうです。ところが「全然」という言葉が中国から入って来た江戸時代には肯定で使用されることがあり、明治時代には夏目漱石も「全面的に」「完全に」の意味で否定を伴わず使っていました。啄木も鴎外もです。中国文学者の高島俊男さんにとっては「全然いい」は普通の用例だそうです。日経の本には、「全然は、本来 否定を伴うべき副詞である」というのを 国語史上の迷信である との説も書いています。1990年代前半に、学生を中心に広まったとされるこの用法。じゃ、どうしたらいいのか?日本人のための『日本語検定○Ⅹ速解問題集(日本語検定委員会著)』では、「全然おいしい」「全然平気だ」は不適切な使い方とみなされ、Ⅹが正解となっているそうです。

(4班 前田さん)

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