Category Archives: 学級日誌

コミュニケーション能力を向上するため日本語を勉強したい

 今回、私の担当の学習者の方が来られなかったので、初めて市岡にこられた方と学習しました。
まずはお互いに自己紹介し、好きなスポーツや映画について話しました。
日本語初級者の方だったので、以前に市岡の研修で教わった、簡単な日本語を使うという教え方で進めていたのですが、どうしてもそれ以上 簡潔に説明できないものがでてきてしまい自分の力不足を痛感しました。
日本語を日本語で説明するにあたりこれは避けては通れないものです。
次に説明するときに同じような過ちを起こさぬようにまた考えていきたいと思います。

(2班 Kさん)

  今週は、世界的な金融危機と株価暴落、一方では日本人の学者4名がノーベル賞を受賞、などのビッグニュースがあり、慌しい1週間であった。
学習者達はこれらのニュースと無関係にそれぞれの目標に向かって一生懸命勉強に取り組んでおり、私たちも学習支援で応えてあげなければならないと思う。

  今日、担当の学習者が欠席のため、市岡日本語教室が初めてのイギリス人男性を受け持つ。
彼は、今年8月末に来日、ALTとして大阪の高校で英語を教えている。
市岡来所の目的はコミュニケーション能力を向上するため日本語を勉強したい、との事。
そこで、彼の日本語能力を確認し、次回からの学習方法を考えるため、自己紹介、母国・日本(1ヶ月)での生活について、疑問詞を使い、Q&Aを行った。
聴解(聞き直し何度もあり)、発話(言い直しあり)、読み・書き(促音、拗音、撥音)、および形容詞・動詞の時制の理解度について、英語圏の人としては結構いいレベルと思われ、今後、語彙を増やし、文型・文法をしっかり学習すれば、もっと上達すると思う。
これからも、ずっと教室に来て、頑張ってくれることを楽しみにしている。

(5班 Mさん)

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国際交流フェスタ みなと秋まつり

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 海遊館前広場にて”国際交流フェスタ みなと秋まつり”が催されました。
市岡日本語教室もスリランカ屋台とパネル展示、ナランフさんたちのモンゴル歌謡とハーモニーバンドがステージ出演しました。
当日は朝から雨で、ステージは屋外から海遊館ホールへと変更になり、屋台にはスピーカーで音だけが流されるという事に。音はすれど姿が見えず、で寂しかったです…。

  1日中雨で人出はいまいちでしたが、足元の悪い中、お手伝いに来て頂いた方、有難うございました! 
以前、市岡でボランティアをしていた人達も、子供を連れてのぞきに来てくれ、同窓会みたいで嬉しかったです! 
これも市岡に参加した事で得た”縁”だな~としみじみ思いました。

  早めに屋台を片付け、ハーモニーバンドの演奏を聴きに海遊館ホールへ。
かなり予定時間を過ぎて始まりましたが、いつの間にか10人に増えたメンバーと柳村さんが、しっかりとトリを飾ってくれました。
もちろん、市岡のPRも忘れずしてくれました! 
きっとメンバーが増えたのも、たくさんの”縁”があったんでしょうね~。

  毎週金曜日、同じ部屋で座っているのも何かの縁。これからも大切にしていきたいと思います。

(イベント係 Oさん)

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「大阪弁」の会話が話題に

すっかり秋の風を感じる季節になりました。
また日本語能力試験の季節が近づいてきたなぁと肌で感じます。
だんだん教室も慌しくなってきているような気がします。
学習者の方は、国も違えば、日本語学習歴や、来日の時期、また市岡日本語教室に「求めていること」も違います。
私の学習者の方は、1年間の留学で日本語学校に通っておられるのですが、日本人と会話をする機会が少ないそうで、「会話の上達」を求めてきておられます。
1時間半の限られた勉強時間ですが、半分は会話に時間を使い、半分はテキストを使って進めています。
最近、お好み焼き屋さんでアルバイトを始めたそうで、そこでの「大阪弁」の会話が話題になりました。
「せやなー」がわからなかったと・・・。
私は学習の時は、「標準語」を意識して使うようにしていますが、もう少し会話の中では「大阪弁」を使っていった方がいいのかなーと思いました。

(6班Uさん)

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イギリスから来ていたDさん帰国

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今週も、長い間来ていた学習者が一人帰国することになりました。
イギリスから来ていたDさんです。彼は日本に5年、市岡には3年くらいになるそうです。
彼もNOVAの犠牲者の一人です。
出会いと別れがこの教室の宿命とはいえ、寂しいものです。
帰国後のご活躍をお祈りいたします。

(広報担当)

 

夏休み明けということもあって、新規学習者が多く見られ、全体的にも参加者の多い学習日でした。
きょうの学習者は中国の人です。
来日から半年以上経っているものの、まだまだ「ます」「ました」「ません」「ませんでした」の扱いが未修得で、仮名の当て読みがしばしばみられるなど上達速度は早いとは言えません。
ここ数ヶ月、私が受け持つことが多かったので、やはり教え方に問題があるのか…。
そう考えたりもしますが、学習者の年齢によって上達速度や修得の限界があるのです。
20歳前後の学習者は、理解も早く記憶も確かです。
逆に40-50歳代の学習者はそれが劣っていて、指導に時間がかかってしまいます。
学習者の過去の教育課程にもよりますが、第一外国語を学習した経験のない人は、語句の品詞や時制の概念を理解できない場合が多いようです。
文法を理解できなくても、日常会話は流暢な学習者もいますが、この学習者の場合、みんなのにほんごを読んで、わからない単語があれば尋ねてきますが、ほとんどが読んで終わりなので、指導側は理解できているかどうかがつかめません。
復習を持ち出そうとしても、先に進みたがるので、学習者のペースにはまっています。教えるのは難しいです。

(1班Nさん)
彼女はまだ来日3ヶ月です。気長に教えてあげてください。
(広報担当)

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インドネシアの学習者の方2人の送別会

 9月も2週目に入り、ほぼボランティアも学習者の方も、いつものみなさんのお顔が集まるようになって来ました。

  私達の班のインドネシアの学習者の方2人が、今月中旬に国へ帰ることになっており、先週は送別会を開きました。
その時の最後のお2人のスピーチが大変素晴らしく(日本人でもあれだけ素晴らしいスピーチはなかなか出来ないくらい!)、驚いたと共に、これだけ日本語が上達したことに感動しました。
特に、担当していたボランティアの方の喜びはひとしおでしょう。寂しくなりますが・・・。

  さて、私の担当の学習者のRさんは、12月の日本語能力検定試験で1級を目指し勉強中です。もともとは2級を目指していたんですが、学校でも成績が上がり、少し前に1級のクラスへレベルアップしたこともあり、本人希望で目指すところを1級に変更しました。
でも、最近学校で実施された1級の模擬試験の点数がずいぶん合格点に足りていなかったとか・・・。
試験まであと3ヶ月。
2人でこれからさらに頑張っていきたいと思います。

(6班Uさん)

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ジャスコのイエローレシートデー

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ジャスコのイエローレシートデーのイベントに参加しました。
毎月11日に発行される黄色のレシートを集めると、その1%がボランティア団体に寄付されるというイオングループの社会貢献事業です。

  吉田理事長以下、約10名のボランティアが、レジ前に立って6時から7時半まで黄色いレシートを集めました。

  先月のこの日には約160万円分のレシートが集まり、1万6千円ほどの収入になっています。
今月の分は後日店側が集計してくれることになっています。

  協力してくださった買い物客の皆さん、ありがとうございました。
また、忙しい中店頭に集まっていただいたボランティアの皆さん、お疲れ様でした。
また、来月もよろしくお願いします。

(広報担当)

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ベトナム人学習者とベトナムに行ってきた話

 通常学習は先週8月29日から始まっているが、9月最初の金曜日、まだまだ学習者が少ない印象だった。
19時をまわり、私が担当している学習者が少し遅れていたので近くの席に座っていた3名のベトナム人学習者に話しかけた。
つい最近、夏休みを利用して一人でベトナムに行ってきたのでその話をした。
ベトナムの印象を聞かれ、「大好き!人も良くて食べ物も美味しいし!」と言うと、笑顔でとても喜んでくれた。

  ハノイとホイアンに行ったというと、世界遺産のハロン湾に行ったかどうか、こんな食べ物を食べたかどうかなどを尋ねられたり、ベトナム語はむずかしいねと言うと、日本語はもっと難しい・・とはにかんで話す彼ら。数分足らずのおしゃべりだったが、なかなか他の班の学習者や自分の班でも担当以外の学習者と話す機会のないままその日を終えてしまう事が多いので、とても有意義な時間を過ごせたように思う。

  最近、世界遺産に興味があるので少しアンテナを張ってはいるが、「この場所に行った・・」と言われて、日本の世界遺産やその土地の名物などを私はすぐ話題にできるかどうか・・・昨年登録されて話題になった島根県の「石見銀山」は記憶に新しいけれど・・

  こういった日本に関するさまざまなトピック、普段の何気なく会話しやすいニュースなども増やしていかなければなぁと思った学習日でした。

(5班 Pさん)

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3年間教室に通ったスペインのAさん

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 夏休みも終わり、2学期が始まりました。
あいにくの雨空で、いつもより少し集まりが悪かったようです。
それでも、大勢の学習者が元気な顔を見せてくれました。
あちこちで、夏休みの帰省や旅行のお土産の頒布会が開かれ、私も担当の学習者さんからの台湾土産をはじめ、いろいろいただきました。
当分、珍しいお菓子に囲まれてすごせそうです。

  そんな中で、今日を最後に帰国する学習者もいました。
スペインのAさんは3年間教室に通っていましたが、来週の帰国が決まりました。
日本が大好きで、ずっと日本で求職活動をしていましたが、うまくいかず、残念ながらの帰国となりました。

  彼はもともとはNOVAの先生でしたが、例の騒動で失職し、その後の仕事も見つかりませんでした。
市岡に来ていた元NOVAの先生たちもだいぶ減りました。
無責任な経営者のせいで、日本びいきの人たちが次々と人生や生活の設計を狂わされて、不本意な形で帰国や転職をしているのを見ると憤りを感じます。

  なにはともあれ、Aさんの今後の活躍をお祈りしたいと思います。同じ地球の上の住人同志です。またきっと会えると信じています。

(2班 Fさん)

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市民学習センターの講義

 それは、35℃を超える熱波も過ぎた、ある夏の夜のことだった。
私は、見慣れたオークの7階にある市民学習センターに足を運び、前回同様100円を支払い、席に着いた。
たった100円で1コマ分の講義を受けられると得した気分で望んだのだが…、単なるマンの悪さか、それとも快適な室温のおかげか、講義が始まるや否や睡魔に襲われ、後半には持病の腹痛まで起こるようになっていた…。

  講義の内容は、日本語学校で指導するような文型積み上げ型が中心で、短時間の間に、小難しい専門用語やらカタカナ語やらが、私の処理速度の遅い頭の中では理解も整理もする間もなく、マシンガンのように先生の口から繰り出されていた。 果たして、1対多の教え方が、1対1を基本とする市岡の教室に当てはまるのだろうか…、などと思いながらも、迫り来る睡魔と腹痛に耐えていたのだった。
  日本語教師でも目指している人にはありがたい講義かもしれないが、日本語教育の基礎にも触れたことのないボランティアの人には、非常に難しかった講義かもしれない。
  私が入会当初、市岡は在阪外国人の話し相手になってあげることが主で、日本語学校のように文型の通り教えていくものではないため、1対1になっているのだと聞いた。これは私の勘違いなのか、聞き違いなのか…。ひょっとしたら、自分はボランティアには向いていないのではないか…、と思うようになっていた。
  実際、中級レベルの学習者と1対1での日常会話では、なぜかうまく話すことができず、入門~初級レベルの学習者と1対2~3での文型指導では、自然に体が動いてしまうのだ。
  今回の講義が市岡に活かされるのであれば、ボランティアの教え方も変わり、学習者の上達はミッション車の3rd.のごとく加速するだろう。次回、教室で確かめてみたいと思う。
(1班 Nさん)

  市岡は1対1のシステムをとっているおかげで、学習者個々の様々なニーズに応えることが可能だと思います。昼間日本語学校に通学している就学生には、日常会話の練習が喜ばれることが多いかもしれません。また、日本人の話し相手や友人が少なくて、それを求めて来られている学習者もあります。その一方で、日本語能力検定合格を目指している方もいます。また、企業研修生や主婦等で日本語学校に行っていない人も大勢います。全くの初学者という方もいます。様々な学習者のそれぞれの要望に応えられるのが市岡のシステムのいい所だと思います。
  ボランティアにもいろいろな種類の方がいます。専門的な日本語教育の技術を習得されている方、語学教育の経験のある方、日本語教師を目指している方。あるいは、日本語教育や外国語教育に全く無縁だった方、自身も本格的な外国語教育を受けたことのない方。いろいろな方が、それぞれの経験や資質を活かして、外国人に接していけます。そういう中で、一番大切なものは誠意と愛情かなと、私は思います。技術がなくとも、誠意と愛情があれば、学習者に何かを伝えることが可能だからです。かといって、文法的な質問をされても、全く答えられない、語彙力が足りない、という状況がいつまでも続くのであれば、それはそれで問題ではないでしょうか。自身が、いつまでも日本語指導の初心者のままでいいというわけではないと思います。
  研修係の人たちは、今回を含め、いろいろな角度からの研修を用意してくださっています。ボランティアの方々も研鑽を積んでより高度な指導者を目指していただきたいと思います。私なんかも、学習者とはほとんど世間話に終始していますが、それでも、日本語についての素養があるのとないのとでは大きく違うなと感じ、時には学習者の質問に対して赤面の思いで接しています。自分も含め、もっともっと日本語能力を高めていかないといけないと感じています。(でも、教室では雑談しかしないだろうな。)
(広報担当)

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港区民まつり

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港区民まつりに参加しました。
八幡屋運動公園(朝潮橋)に大勢の人が集まって、賑やかに開催されました。
市岡日本語教室では、その一画にテント一面分のスペースをもらい、広報活動を行いました。
スリランカのサンディアさんや内モンゴルのナランフさんたちが民族衣装で参加してくれました。
途中、大阪市の平松市長や中馬弘毅 衆議院議員なども私たちのテントを訪ねてくれました。

  まつりに遊びに来ていた何人かの外国人に声をかけ、また、興味を持った地域の人たちにはボランティア募集の声かけをしました。
  暑い中、手伝いに来てくださった皆さん、ありがとうございました。

(広報担当)

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