7月11日の学級日誌

私が参加している日本語教室は学習者さんと同じくらい、ボランティアさんも色々だ。年齢も若い人からお年を召した方まで、かなり幅広い。そして、本日の見学者さんはな、な、なんと高校3年生!ネットで調べてここを見つけたとのこと。うーん、いいねぇ!
と言うわけで、今日は福建省から来て、日本の大学院進学を目指しているいつもの学習者さんHさんと、現役女子高校生ボランティア見学者さんと、そして年齢はかなり開きのある私の3人で「学習」を進めていく。学習と言ってもHさんの希望で、日常会話の練習。ならば、若い2人の会話をできるだけ盛り立てようと私はサポート役に。
さて、若い2人が互いに質問を交わす中で、話題は高校生活のことに。「学校が終わってから何をしますか?」と言う質問を巡って、じゃあ学校は一体いつからいつまでなの?
大阪の高校3年生は、8時30分から17時まで、7時間授業。
私は思わず毎日?と聞くと、彼女は涼しげに、ええ、毎日ですと。それを聞いていたHさん、私の高校では、8時から12時まで授業、2時間休んで14時から18時まで授業、その後夕食を高校で食べて、21時半までは自習していました、と。
私、ギョェッーと。
ちょっとちょっと、日本も中国もやり過ぎじゃないの。かつて旅行で訪れたドイツでは、小中高全て学校は午前中だけ。午後は地域でサッカーをしたりボランティアをしたりそれぞれで過ごすそうだ、とそんな話をする。
Hさんいわく、大学に行こうと思えば猛勉強しないと行けないとのこと。
中国も日本も、それに話を聞くと韓国も、まるで他のことは考えるなと言わんばかりに受験勉強で若い心身を拘束する。これってやっぱりおかしくないか。
願わくは、本日見学に訪れた高校3年生のAさん、受験も大変だろうけれど、是非ボランティアとして今後も日本語教室に来てほしい。きっと受験勉強では得難い、いろんな勉強が、ここではできると思うよ!
(Sさん)

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