Category Archives: 大連だより

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丹東 鳳凰山

20161014_1昨年に引き続き今年も、北海道教育大学からスタディツアーで訪れた日本の学生たちと交流することができました。日頃、教員や留学生たちとしか交流する機会がない本校の学生たちにとっては忘れられない思い出になったようです。詳細はいずれ当ブログでも報告しますが、ここでは、中国人東北三省の観光のメッカとして鳳凰山を報告してくれた学生のスライドを紹介します。彼女は、先ごろの国慶節の連休で丹東を訪れ、綺麗な置物をお土産に持って来てくれました。20161014_2私はまだ丹東に行ったことはありませんが、昨年12月に開通し丹大快鉄を利用すると約2時間で行けるそうです。帰国するまでにぜひ行ってみたいところのひとつです。もっとも、海抜836メートルの鳳凰山に登れるかどうかは自信はありませんが、、、

彼女が交流行事の折に作成したパワーポイントのスライド
ガラス山道がちょっと怖そう〜

 

 

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大連に戻って来ました

20160829大連に戻って来ました。
思ったほどではありませんでしたが、それでも大阪よりはずっと涼しく、ホッとしています。
学内の緑はまだまだ夏の勢いを伝えていますが、じきに秋が来そうです。

大連海洋大学での日本語教師生活もいよいよ最後の1年ですので、そう思うといろんなものがいとおしくなります。
昼ごはんの待ち合わせで寮から正門まで、夏の装いのプラタナス並木の坂道を下っていくと、今日から新学期が始まる学生たちがたくさん❕

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夕食にお呼ばれ〜

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今学期も残すところあとわずか!昨日は、日本語学科のLL先生のお宅に招待され、夕食をご馳走になりました。
LL先生手作りの中国の家庭料理は、野菜豊富、味付けもシンプルでとても美味しかったです。
卵とトマトの炒め物…中国では定番の料理。トマトやキュウリも基本火を通して食べます。

10種類の料理!メインは牛肉とトマトのスープ。酸味と甘さがあって絶品でした。
椎茸と青梗菜の炒め物、豚肉の唐揚げ、エビ、豆腐料理、、、

LL先生ご馳走さまでした!

LL先生ご馳走さまでした!

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今年も参加?大連徒歩大会!

すっかりご無沙汰してしまいました!お久しぶりです!
少し間が空いてしまうとなかなか更新しづらくなって二ヶ月も経ってしまいました。その間に大連も季節は変わり短い春もあとわずかです。

さて、5月14日、15日は恒例の大連徒歩大会が開催されました。5キロ、10キロ、20キロ、30キロと風光明媚な大連をそれぞれ楽しむコースが用意されているのですが、私は今回も5キロコース。
時間もコースも気にせず、大学から星海公園まで自由気ままにゆっくり歩き、海沿いの景色を楽しみました。

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明日は会話の授業!

0925d5c66f87362a25edda971921cf33今学期は、2年生の日本語作文と日本語会話の授業を担当。火曜日と本日、木曜日で、2年生全クラスの作文授業を終えた。まだ提出の作文は見ていない。

今日は授業を終えてから、ひたすら会話の授業の準備。

テーマは、「~ておく」と「~てある」と「~てくる」
およそ、日本語を母語とする人間はいちいち意識せずに使い分けている表現だ。
これらが日本語を学ぶ外国人からするとなかなか理解しがたい表現のようだ。

必要なものを書いておきます。

必要なものは書いてあります。

必要なものを書いてきます。

これって説明できます?!

~ておく:準備・状態保持
~てある:人為的・恣意的な状態
~てくる:変化・継続

ってことだそうだが、理解してくれるかな~
おっと、これって「を」と「は」の違いにも関係してくるじゃないか?!
いやいやそのことには触れないでおこう。私には荷が重い。

と言うわけで、日本語って確かに難しいとうことを確認しつつ、おやすみなさい。

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東野圭吾の人気

20bc6f073f0b86e28e817273ee404e31大連海洋大学には本屋がない。それで、時々、バスケットコートの横で本屋の出張販売がある。参考書から小説までいろいろならんでいるが、日本の小説も人気のようだ。村上春樹も人気だが、それ以上に人気があるのが東野圭吾。今日、何冊出てるか数えてみたら、25冊も出ていた。

それを、微信で発信したら、やっぱりここにも東野圭吾フアンが結構いた。

彼は、なんと、私の出身校の後輩にあたる。これってちょっと自慢かな!?でも、正直なところ、これまでに読んだのは新聞連載の『手紙』ぐらい。それが、高校時代の友人が大連出発前に面白いから大連に持って行けと渡してくれたのが『天空の蜂』。それも今日中国語訳が並んでいた。

日本と中国の若者は文学からもつながっていくことができるように思う。でもその割には、中国現代小説は日本であまり見かけない。私も読んだことはないか。ノーベル賞作家でありおそらく中国で最も有名な作家莫言の『紅いコーリャン』も映画は観たが原作は読んでいない。

今度、日本に帰ったら、一冊買って持ってこよう。

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今学期の初授業は「日本語作文」

07d0d7512546fc6483028e1bc74f7eb5今学期初の授業!懐かしい顔ぶれ。ちょうど1年前、大黑石学舎で教えた2年3組と4組の学生たちと、今度は、日本語作文の授業でつきあうことになりました。他にも2クラス、つまり2年全クラスの初めての作文授業を受け持つことになったわけです。

会話と違い、作文はなにしろ添削がありますので、4クラスはかなり大変。どうなることやら~と思いながらも、母語が中国語の学生たちが日本語で作文するとき、どのようなことを意識しなければならないのか、これまでのわずかな経験を活かしながら精一杯やりたいと思います。

959057575e664e3e4d51e42ae0147b66今日、最初に話したことは、作文を書くこと、すなわち自分の思いや考えを言葉で表現することは、それが母語であってもとても難しいということ、しかし、人間には自分を表現したい、他者に伝えたいという表現欲があること、それが満たされないと人間は生きてはいけないと。ちょっと難しかったかもしれませんが、パワーポイントで文字化していたので、伝わった手応えはありました。

日本の高校生も中国の学生も同じですが、学校で課題として書かされる作文はほとんどが嫌いなようです。書きたいこと、伝えたいことがないのに、「書かされる」からでしょうね。壮大な目標は、それぞれの学生が表現したいことを表現できるようになること。まぁ、これは極限の理想として、それでもそれを忘れないように、12回の授業を組み立てて行こうと思っています。

今日は、とにかくまず書いてみようということで「冬休み」という題で書いてもらいました。学生たちが書いている間に5階の教室の窓から見える黄海の写真を撮っちゃいました!

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若き先生たちと魚のしゃぶじゃぶ店へ

店の人に撮ってもらった写真

店の人に撮ってもらった写真

大連海洋大学には、日本語学科以外でも留学経験のある先生が結構おられるようだ。昨年来てしばらくの時、大学前のバス停で偶然知り合ったのが水産生命学部のSさんだ。「バス、遅いですね?」と日本語で声をかけられびっくりした次第だ。聞くと、大連 海洋大学の先生だと言う。北海道大学に留学していたとのこと。なるほど、それで日本語がペラペラなわけだ。

その後、Sさんを通して同じく北海道大学に留学していたYさんや鹿児島大学に留学していたHさんとも知り合う。お三方とも、水産生命学部の若き先生方だ。

先日帰国した折に、日本のラーメンをお土産にプレゼントした。ラーメンの本場中国だが、日本のラーメンはなかなか人気がある。Hさんも日本で食べたラーメンはとても美味しかったと言われていたことを思い出したからだ。

これはHさんが自撮りで撮った写真

これはHさんが自撮りで撮った写真

そのお礼にと食事に誘ってくださった。「先生、淡水魚のしゃぶしゃぶ、大丈夫ですか?」と聞かれて、こちらでは羊肉のしゃぶししゃぶは有名だが、はて淡水魚のしゃぶしゃぶとは?と思いながら、もちろん「大丈夫です!」と即答した。

雪の降る寒い日であったが、Sさんの車で4人で出かける。着いたところは、私がふだん学生たちと行く店と違って明らかに高級な感じがする店だ。まぁ、言うなればふだん行く店が‘大衆食堂’だとすれば、今トレンドの‘リッチな店’というところか。店の中には見たことがない魚が泳いでいる。Hさんが、あれあれと、指し示してくれる。

魚は食べ放題。最初に魚を食べ、あとでキノコや野菜類を食べるのがコツだそうだ。食べてみると淡白でくせのない味、ゴマだれとよく合う。美味しい!と言うと、Sさんが「よかった!何がいいか、3人で相談して、決めたんですよ。」と。その気持ちが嬉しい。

Sさんは授業と研究以外で教務の仕事をしていてこれまでとても忙しそうだったが、1年の任期がようやく終わったと喜んでいた。3人の話では、若い先生はとても忙しいという。土日もほとんど仕事をしていると。Hさんは「日本もそうでしょ」と。大学のことは知らないがきっと日本も同じではないだろうか?その辺りのところは、3人の方が詳しいだろう。

忙しく、色々悩みもあるだろうが、3人の様子は快活で楽しそうだ。若いっていいなと思える。今度は、カレーかおでんをご馳走しますよ、と言うと、Sさんはカレーもおでんも食べたいと。

よし、今度は私が腕をふるってご馳走 します!!

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雷魚という話になっていたが、後でガイドブックをみると班魚のようだ
しゃぶしゃぶと数秒で色が変わる

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人と人の繋がり

20151108中国に来るまでは、特別意識したわけではないが、私の頭の中には日本人と中国人という分類があったように思う。

中国人とは、言葉も文化も異なる、まさに外国の人々であったわけだ。

ある面ではむろんその通りである。世界はみな兄弟なんて言うつもりはない。違いを意識することは大切であると思っている。

しかし、こうやって1年あまり中国で暮らしていると、言葉は通じなくとも表情や仕草で伝わって来るものがある。快活であったり、人見知りであったり、面倒見がよかったり、、、この人いい人だなぁと思える。

それに先に書いた分類もおよそあてにならないことも分かった。

中国人は声が大きいとよく聞く。確かにそうかもしれない。

しかし、中国の学生と評判のお店に食べに行ったとき、物珍しさにはしゃぐ私に、いくらか閉口したように「先生、声が大きい。目立ちすぎる。恥ずかしい」と言われ苦笑したこともあった。確かに私は声が大きいようであるが、、、

さくらんぼをそのまま食べて「先生、洗ってください’」と注意されたこともあったけ。

中国人と日本人、マスで見ると、傾向はあるかもしれない。しかし、中国人もいろいろだし、日本人もいろいろなのだ。極めて当たり前のことなのだが、どうも、括りたがる傾向が日本人にはあるのではないだろうか。

中国で言葉は通じなくとも、意気投合できる(通訳を通してではあるが)人もいれば、日本人でも意思疎通が難しい人もいる。結局、何人(なにじん)情報ってのはまったくあてにならないということなのだろう。

いつものようにすっかり前書きが長くなってしまったが、今年の夏、富山に留学している中国の学生を訪れた。偶然、先生にもお目にかかり、学生が書いた作文を見せてもらった。富山の先生は、WEB版冊子をわざわざ送ってくださった。

そこには、人と人の繋がりが書かれていた。国境を越え、言葉の壁を越え、人と人は難なくつながることができる。私は中国に来て心底そのことを実感している。

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日本語実践週

20151024_1ある日本語教師から聴いたことだが、中国でも大連は日本語教育が盛んな処だという。
しかも会話が。私は他の処は知らないが、確かに学生たちを見ているとそのことを感じる。
そして、その日本語教育には日系企業が様々な形で絡んでいる。

たとえば、某企業の名前を冠したスピーチコンテスト。
大連日本語教育界隈ではかなり有名で、毎年5月に行われるそのコンテストを目指して名門大学が入賞目指して挑むらしい。20151024_2
ある中国人の先生によると、有名大学ともなるとメンツがあるそうで、指導される学生も指導する教師もなかなか大変なものらしい。

確かに、来年の5月に向けて、そういった大学はすでに動き始めているようだ。
学内選抜を行い選ばれた学生を徹底的に指導するわけだ。
何でもいい成績を取れば学生にも教師にも報奨金が出るらしい。

20151024_3で、うちの大学はと言うと、甚だ消極的であることこのうえない。
それを批判する同大学の日本人教師もいるが、しかし、どうだろうか。
先週と今週行われた日本語実践週と呼ばれる取り組みを見ていてそう思った。

実践週というのは、1週間授業は休みとなり、2年は観光案内、寸劇、アフレコに取り組む。
3年は模擬通訳、ディベート、アフレコ。
各クラス6つのグループ編成で競い合うものだ。
20151024_4週の最後には、各クラスの1、2位4クラスで8チームがアフレコ合戦を行う。
グループ分けや運営などは学生たちに任せられているらしく、力のある学生もそれなりの学生も同じチームで取り組むことになる。

他の大学では、スピーチコンテストに向け「優秀な」学生がすでに個人指導が行われている時期に、牧歌的ともいえる光景だ。
しかし、いいではないかと思う。
何も大学の名を高めるために、一部の学生を指導しコンテストに送り込まなくてもよい。20151024_5
うちの学生たちの実践週の取り組みはそれとは違う何かを確実に学生たちは学ぶ機会であるように思う。

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