12月4日(金)
今日の我が班の参加者は、他班に比べて、日本人ボランティアも日本語学習者も少なかった。聞いたところによると、過去の市岡日本語教室の学習者であった台湾人の女性が、この度、台湾で結婚されることになり、当教室のボランティアにも招待があって、現地での披露宴に出席されているとのことであった。ボランティアと学習者の親交の確かさに嬉しくなったところである。でも、最近の5班の参加者の動向を思い出してみると、少し寂しさを感じる日もあったようにも思う。
この日、繁忙な仕事のため、ここ3、4回お休みが続いていたベトナム人学習者であるチーさんが、高価なお菓子を持って顔を見せてくれた。以前の日曜日に、彼と共にJR大阪駅から京都に行ったことがあった。この時の交通機関の利用経験を生かして、友人と京都に行ったことを報告してくれた。東寺、仁和寺、金閣寺などを訪れた話を楽しそうに語ってくれた。また、働き過ぎだったのか彼のベトナム人の友達が、椎間板ヘルニアのため帰国することになった事情も心配そうに話してくれたのであった。
近況を聞いた後は、日本語学習上に出てきた彼の疑問点について勉強した。自動詞と他動詞の理解の問題であった。彼は、今年の夏にN4に合格しており、今、N3の受験に向けて、多忙な仕事の毎日の中で、時間を見出して勉強しているのである。及ばずながらも、その学習を支援してあげられることは、ボランティア側にとって大きな喜びである。
(5班 川端さん)
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