「日本語の口」2020年9月11日(金)の学級日誌

9月11日(金)
4~5年前から教室に通っている、若い中国人のご夫婦がいる。教室に来始めたころ、奥さんは日本に来たばかりで、ほとんど日本語がわからなかった。でも今は、やさしい日本語で話せば十分に聞き取れるし、自分が話したいことも大体言えるようになった。彼女を見ると真面目にコツコツ続けることがどれだけ大切か、どれだけ力になるかを実感させられる。

一方、旦那さんは日本語学校で日本語を勉強していたこともあり、最初から意思疎通ができるくらいの日本語はできていた。でも、仕事の関係でここ2年ぐらい教室に来ることができなかった。先週、久しぶりに教室にやってきた彼は、「日本語の口」をだいぶ忘れていた。日本で生活しているので聞き取りは問題ないのだが、口が日本語についていけないようだった。(言語によって隣り合う音や、口、のどの使い方には違いがある。)

今日は中国の観光地について、いろいろ教えてもらった。1週間しか経ってないが、先週よりも明らかに「日本語の口」が戻ってきていた。話したい気持ちに「日本語の口」がだいぶついていけるようになっていた。話したい気持ちがあり、話せるようになれば勉強は楽しくなる。彼のようにある程度のレベルに達していれば、少しくらいのブランクはすぐに取り戻せる。このまま学習を続けて、前のレベルを超えていってほしい。
(1班 Oさん)

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