2025年1月24日(金)
市岡日本語教室に来られる学習者さんはさまざまな目的を持っておられます。
今回は私が担当したお二人を紹介したいと思います。
最初に担当した方は中国から来られたAさん。
日本語学校に通いながら、日本での就職を希望されていました。
Aさんは日本語会話上級者でしたが就職面接は難しく「ネットで就職面接のビデオを見て勉強しても、日本語ネイティブ同士の会話は速くて省略も多く、あまりわからない」と話していました。
そこで、まずは模擬面接をして、日本語の問題なのか、学習者さん本人の考えの整理の問題なのかを一緒に確認しました。
その結果、ご本人の考えの整理が先で、次に自分の考えをどう日本語で伝えればよいか、の2つが課題として見えてきました。
そこで2カ月ほど質問と回答を繰り返すことでご本人の考えを整理し、強みや志望動機などをご自身の言葉で伝えられるようになりました。
最後にリクルートスーツの説明をして面接に臨み、関西にある日本の会社の就職が決まりました。
その知らせを受けた時は、自分の就職活動のとき以上に嬉しく感じたことを思い出します。
次に担当した台湾のBさんは12月に帰国されましたが、この方も帰国後は日系企業で働きたいとおっしゃっていました。
クリスマス前から就職活動をされていたそうですが、先日、日本企業の台湾支店で働くことが決まったとの連絡を頂きました。
春節明けの2月から勤務されるそうです。
学習者さんが夢を実現されることは、私自身の喜びでもあります。
今後も学習者さんの夢や希望をお聞きしながら、少しでも役立てるよう活動したいと思います。
(1班 Fさん)