ベトナムから研修生として来日している学習者と今年の4月から日本語を勉強し始めてはや2か月が経とうとしています。
先輩に連れられて市岡に来た彼は、毎日会社が配布している冊子に目標を書いて日本語を勉強しているはにかみ屋さんです。毎回、彼の様な海外から日本に研修に来ている人を見て思う事ですが、仕事をした後で日本語の勉強を毎日する、本当に彼らの努力には頭が下がります。
今年に入ってから日本語を勉強し始めたという彼。ひらがな、カタカナはある程度わかるけれど漢字がわからない・・・という自己申告と共に日本語の学習が始まりました。
中華圏の方だと漢字を書くことで何となく意思表示をすることができますが、共通の文字を持たない文化圏の人間との意思疎通は文字がダメなら絵になります。私は市岡でボランティアをすることでなかった絵心が多少改善されたような気がします。
絵を描きながら日本語の勉強を終えたところで、また来週!と終わった次の週。彼はまたやって来ましたが、受付でまごついていました。その理由は、「どこの国から来ましたか?」がわからなかったこと。
日本語では「どこから来た?」が、いろんな言い方で表すことが可能です。それがわからなかった彼。もちろん、その日の日本語学習は「どこから来た?」の他の言い方とその答え方になったのは言うまでもありません・・・。(次の週ではバッチリでした。さすが!)
一つ事柄を表現するにも色々な表現がある日本語。その世界に足を踏み入れたのが最後、しっかりマスターしてもらうしかない、と思う日本語ネイティブと日本語ビギナーの二人三脚はまだ始まったばかりです。
(1班 高橋)