1年ぶりの学習者 8月17日の学級日誌

昨年の5月に帰国をしたある学習者が、1年後に日本に戻ってきました。
現在は、大学に通っているとのことです。
私は彼の友人である学習者から、その事を聞きました。

久々に彼に連絡をしてみると、「日本語教室の皆さんには内緒にしていたのに、何故、僕が日本にいることを知っているんですか」と驚いていました。
私からも、何故内緒にしていたのかと問うと、「以前、皆さんに大変お世話になりましたので、2度目は悪いかなと思っています。」との返事でした。
「そういう考え方もあるんだなぁ」と、今度は私が驚きました。
「そういうのを日本語で、水臭いと言うんですよ」と彼に教えたところ、程なくして、彼が属していた班の班長と、専属で学習指導をして下さった方に、彼から連絡を入れてくれました。

そして後日、教室にも顔を出してくれました。私は、彼がこの教室を、実は良く思っていなかったのではないかと心配していましたが、本当に遠慮をしていたようです。
教室で、また彼の楽しそうな笑顔を見れてほっとしました。

(3班 H)

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