言いたいこと伝えられなくて悔しくて… 2024年1月26日(金)学級日誌

2024年1月26日
今シーズン一番の寒波にもかかわらず、今日も学習者さんとボランティアで教室はにぎやかだった。

市岡日本語教室には家族でいらっしゃっている学習者さんも多い。私が一緒に勉強しているご家族も時間が合えば家族全員でいらっしゃる。

今、日本に来て1年ちょっと。お姉ちゃんは学校で一日中日本語に触れているし、日本語を話すことにも積極的で頑張り屋。母語には少ない日本語の助詞は「無理やり覚えた」そうで、来日半年くらいで両親を助けられるレベルの日本語を話せるようになった。文字より音で言葉を覚えているのでアクセントもきれいだ。今は部活のバスケットに夢中だ。

弟くんは、最初は日本語を話すのが嫌な様子だった。どうして日本語が全然わからないのに学校へ行かなければならないんだ、学校、楽しくない(←母語)、と言ってよく泣いていた。それでもちゃんと学校の宿題をし、塾にも通い、少しずつ日本語がわかるようになると単語が日本語で出るようになった。そこからは本当に速かった。毎週毎週会うたびに話せることが増え、どんどん日本語が出るようになった。まさに「溢れ出る」ように。こんなに言いたいことがあったんだ。言いたいことを伝えられなくて悔しくて悲しくて泣いていたんだ。この一年で本当に成長したね。学習者さんたちには、いつも感動させられる。

2人とも日本語だけでなく、背もぐんと伸びた。私には甥っ子が3人いるが、滅多に会わない甥っ子よりも教室の子どもたちのほうが身近だ。こんなに近くで成長を見せてもらえるのもボランティアの特権だと思う。

(1班 Oさん)

当日ホールでの催し「ムーチャナイトフィーバー」

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