まるで井戸端会議

先週はゴールデンウィークの狭間でお休みでしたので、今日は二週間ぶりの日本語教室です。

7時少し前に教室へ入ると、人影はまばら。
皆まだ休み気分で勉強する気になれないのかなと気を揉んでいるところへ、同じ班の学習者さんが新規の方を連れていらっしゃいました。
2ヶ月前に来日し、先月から日本語学校へ通い出したという留学生の方です。
入学するまではまったく日本語学習をしていなかったとのことですが、こちらの言っていることは概ね理解してくれ、スムーズにインフォメーションを取ることができました。

台湾系アメリカ人で英語と中国語を自由に操る彼ですから、語学習得能力に秀でているのかも知れません。
さらに、19歳の若き脳。
日本語もぐんぐん吸収して、あっという間に上達するのではないでしょうか。
少しシャイな印象を受けましたが、市岡で会話を積極的に楽しみ、充実した留学生活を送ってくださることを願います。

そうこうしているうちに学習者、ボランティアもずいぶん集まって、台湾出身のLさんも私の手が空くのを隣の席で待っていてくださいました。
日本の映画やドラマの大ファンで日本語能力試験1級の上級者である彼女とは、前回初めてお会いしました。
明るく元気で向学心旺盛、ぜひまたお話ししたいと思わせる魅力のある方です。
初回にLさんを担当されたボランティアのYさんにも加わっていただき、旅行や若者のファッションのことなど女3人、まるで井戸端会議。
話の種は尽きません。
「駄洒落」「はしたない」等、新たに学んだ単語をきっちりとメモにとっていくLさん。
私達が「気まずい」の意味を説明すると、「あ、分かった。昨日のドラマで言うとね…」とドラマのシチュエーションに当てはめて理解してくれました。
趣味を存分に生かし、楽しみながら学習を進める彼女の姿が微笑ましく、笑いの絶えない一時間半となりました。

(5班 Aさん)

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