8月8日(金)

8月8日の夏季ボランティア研修会では、大阪成蹊大学准教授鍛冶致先生をお迎えして、「日本にどのような外国人が暮らしているか」と言うテーマでお話を伺いました。

台風接近、雨風が強まる中でしたが、50名近くの参加者がありました。

私たちボランティアは、ふだん市岡日本語教室でマンツーマンを基本に、学習者さんが希望される内容で日本語学習のお手伝いをしています。そういう私たちにとって外国人とは、教室で直接顔を合わせて向かい合っているお一人お一人です。多くのボランティアにとってそうではないでしょうか。今回のお話は、では、なぜ私たちが学習者さんと出会うことになったか、どうして日本に外国人が暮らしているのか、個別的なことではなく、日本社会の構造的な問題、つまり日本の政策や経済状況、いや、そればかりではく世界的な動静の中で日本で暮らすこととなった外国人の在り様を聞かせていただいた点で、とても興味深く、新鮮なお話でした。

先生は、日本で暮らす外国人について、様々なデータを分かりやすいグラフにしてお話してくださいましたので、その一つひとつが目からウロコと言う感じで、とても勉強になりました。韓国・朝鮮人、中国人、ブラジル人、フィリピン人、アメリカ人、…一口に外国人と言っても、それぞれのお国や民族により、その歴史的経過や政治・経済状況を背景として、渡日、そして日本での滞状況はかくも違うものかと驚かされもしました。

最後の質疑応答の時間では、鍛冶先生から、ここではどのようなカリキュラムで日本語を教えておられるのですか、と質問があり、それぞれの学習者さんの要望に応える形で進めていますと司会役の札葉さんが答えられると、それは素晴らしいと言っていただいたことが、とても嬉しかったです。これからも、一人ひとりの学習者さんとの関係を大事にして、日本で暮らすお手伝いができればと思いました。鍛冶先生、本当にどうもありがとうございました。

(4班 志水博子さん)

2014年8月8日  夏季研修会出席  
1班               4人
2班               9人
3班               4人
4班               10人
5班               9人
班外               3人
見学者              6人
聴講者人数            45人

アンケート記録  提出枚数 35枚
○1とても参考になった      13人
○2まあまあ参考になった  15人
○3普通             5人
○4物足りない       1人
○無印              1人

原文のまま掲載

*質疑のとき、ボランティアマインドは非常に良かった。
*ボランティア活動に即役立つかどうかは分かりませんが、学習者さん達の背景を理解する上で有用な情報をいただいたと思います。何より個人的に非常に興味深く拝聴しました。
*今回のテーマを「日本で暮らす外国人はどのように、、」と勘違いしていました。日本に暮らす外国人の方の細かいデータを勉強することが出来ました。日本の現代史の講義でも有りました。先生のお話される言葉遣いから在日外国人への温かさが伝わってきました。趣味「日本語」とおっしゃるのもステキです。
*講義内容は興味深かったのですが数字、グラフが頭に残らず、これについてはレジュメが欲しかった。講義終了後先生のボランティアに対する考え方は我々ボランティアの活動が無駄ではないと勇気づけられました。
*遅刻してしまって、途中からの講義だったのですが、グラフも分かり易く、現在の在日外国人の生活状況がイメージとして理解できました。
*日本語を教えるボランティアに役立つかどうかはわかりませんが、お話自体がおもしろく興味深く聞かせていただきました。数字やグラフが分かりやすかったです。
*スクリーンをもっと高くしてほしい。低い位置では前の人が居るのでほとんど見えない。興味のある資料もあったが、日本語教室の活動にはほとんど不要だった。
*日本を訪れる外国人にどのような背景があるか知るきっかけとなり、とても参考になりました。外国人との関係は短期的なものではなく日本内外の政治や経済に影響を受けながら今に至り、これからも変動していくのかと思うと、とても興味深いと思いました。
*日本に住む外国人の方が状況をしっかり考えることが出来ました。更に学習し探る努力をしていきたいです。(自分の不勉強をしてます。)困難にめげず生きる力を育てる為にも、ボランティアを続けたいです。ありがとうございました。
*色んなパターンのグラフで分かりやすかったです。
*在日外国人や日本への移民の問題は、短期的な対処の問題ではないことを実感しました。良いお話でした。
*グラフが分かりやすく、漠然と知っていた事をきちんと説明していただいて、とてもよかった。
*統計資料が興味深かった。集計の着眼点が見方をかえるきっかけや色々な視点をもてるヒントになると思った。
*興味深いお話でおもしろかったです。ただOHPが人の頭で見にくくて、せっかくのグラフが良くわかりませんでした。
*グラフで講義をしていただき、とても分かりやすくて、在日外国人の背景など理解できるように日本の社会で多文化共存に努力しなければならないと思います。支援者としてかけ橋になりたいと思います・
*先生の話に外国人に対する想いが感じられました。外国人学習者の助けになれば良いのですが。
*各国別の日本で居住する外国人の特長がわかりやすく、教えていただきました。ありがとうございました。
*様々な国のことがわかったので興味深く聞くことが出来たのでためになったのでよかったです。世界の変化などもわかったのでよかったです。
*統計的な話ではなくて生活実態を聞きたかった。
*お話には興味があったが、どう日本語教室で生かせば良いのか分からない。日本人の移民(ハワイ、アメリカ本土、ブラジル、満州)の変遷理由等興味深く拝聴しました。最後に先生の仰った日本語教室の役割の重大さを聴き、自信が無くて退くことばかり思っていたのですが、支えになりました。
*学習者さんに対するお話はとても良かった。私も思っていた事なので、、、、、学習者さんを大切にしないといけないと思います。
*在留外国人の動向について話を聞く機会はなかったので良かったです。
*興味深い話だったが、ここの活動内容から考えるともう少しコンパクトに話がまとめられてもよかったような気もしました。質問にもあったように外国人籍の人達の日本語普及率などのことも話にあれば良かったと思う。
*色々な図表を見せていただき、参考になりました。日本に暮らす外国人の具体的な背景や数値を知ることでより寄り添った対応が出来ると思いました。先生の最後の発言で暗い気持ちになりましたが、、、、、日本語教室に来てくれる外国人を増やすためには日本が魅力的でなければ、、、、ね
*国ごとの背景や特徴を知れて良かったです。数字の話だけでなく、グラフの変化の理由まで分かりやすく教えていただき分かりやすかったです。ありがとうございました。
*在日外国人の人に動向、生活環境、その背景等について系統的に説明していただき、参考になりました。
*ボランティの人の質疑応答部分が興味あり。
*日本に一体どの国の人がどれ位来ているのか等、詳しく知らず、町で外国人を見掛ける位しか知らなかったので、その内情を知り良かったと思います。ありがとうございました。
*社会学の講義として参考になった。
*外国経験があればこその視点から様々に分析されていて面白かった。

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