ノミニケーションで学習者と交流

今週は担当学習者が風邪をひいて休みだったため、今週の話ではありませんが、アメリカ出身のJ君との学習状況について、述べさせていただきます。
J君はアメリカ東北部のボストンの出身で、メジャーリーグのボストンレッドソックスの大ファンです。
小生も阪神タイガースのファンですので、野球の話で盛り上がることがあります。
また お互いが呑み助なので、以前 学習が終わった後、常に立ち寄る行きつけの店に一緒に行ったのですが、お酒を飲むピッチが非常に早く、特に日本酒が美味しいといって、グラスでビールのように飲んでいましたが、決して乱れることがなく。さすがの呑ん兵 衛の小生もあっけにとられていました。

学習状況は日本語学校の宿題や、その週に学校で習ったことの疑問点等を一緒に考えて進めています。
前回は謙譲語の「お」「ご」の使い方で、研修 会で小泉先生に教えていただいていたにもかかわらず、自分の中で十分に消化できていなかった為、きちんとした説明が出来ず次回に持ち越しになっています。
一方 日本の武将に興味があるということだったので、大阪に関係する武将として、「真田幸村」に関する小学生向けの本があったので、2回ほど読み合わせをしたのですが、まだ難しくて内容が理解できないようなので、もう少し勉強してから再開しようと思っています。

学習していても非常に楽しいし、呑みっぷりもいい彼なので、今月の最終学習日に行う予定の班の新年会で、一緒に飲むことを楽しみにしています。

(3班 Aさん)

「お」と「ご」の使い分けの基本は、「和語」と「漢語」です。あとは慣例ですね。
「お電話」が、このルールの例外であるという話を中国出身の学習者としていると、「電話」は、もともとの中国語ではないから、漢語ではないと言っ ていました。信憑性はないですが、面白い指摘でした。たしかに、「電話」というのは、新しい言葉ですし、中国で発明されたものでもないですから、 中国語にとって「外来語」なのかもしれません。「お天気」も例外だね、と言うと、「天気」も本来の中国語ではないと、彼は言っていました。どうな んでしょう。
(広報 F)

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この日はインドネシア出身の4人の学習者が修了の挨拶をしました。4人とも、日本語の表現がすごく豊かで、日本人ボランティアの間から、賞賛の 「おう」という声が何度もあがりました。帰国後のご活躍をお祈り申し上げます。
(「活躍」は漢語、「祈り」は和語です。)
(広報 F)

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