小泉啓子先生研修

前回に引き続き、小泉啓子先生を迎え、研修していただきました。
今回の研修は、実際に学習者を相手に、どの様に教えるかがテーマでした。
しかし、当日は予定していた学習者2~3人が来なかったりで、どうしたものか?と思っている中、通常の学習があると思って来た学習者によって、何とか できたというハプニングがありました。
また、予定では丁寧語の教え方でしたが、その学習者達のレベルによって急遽 先生には内容を変更してもらいました。
よって今回は特に間違えやすい 「この・その・あの」、「います・あります」、「助詞 は・が」の教え方などを学びました。

① 「この・その・あの」は距離の差ではなく、自分の領域は「この」、相手の領域は「その」、そして自分と相手以外の領域は「あの」を使う。距離論ではなく、領域論であるということ。

② 「います・あります」の違いは、「います」・・・人など(有情)、「あります」・・・物(無情・非情)
例 : ここに○○さんがいます。 机の上に本があります。助詞の説明は単文で文字で書くと分かりやすい。

③ 助詞「は」・・・取り立て、主語、主題を表す。
例 : これはペンです。 私 は きのう買いました。 → これは私 が きのう買ったペンです。
「は」と「が」の違いを教える場合、この例文を出すと分かりやすい。

④ その他
1) 視覚で教える 
2) 発音・書き順の修正はうるさく言わない 
3) 知っている言葉を使う
4) OKなどのジェスチャーも日本で覚える必要があれば教える 
5) 学習者の学習経験やレベルによって、どの様な内容を教えるのか、見極めが大切

また、今回はボランティアの質問に答える時間もあり、有意義な研修になったかと思います。

(5班 Nさん)

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