ドイツからの交換留学生&帰国するナリンくん

ナリン♡

ナリン♡

 先々週の金曜日のこと。Oさんと入り口近くの机に向かい合わせで腰掛けた。
その時「どなたかボランティアさん、空いてませんか?」と教務の方が入って来られた。
ふと見るとヨーロッパ系?の高校生。
黒い詰め襟の学生服が不思議に似合ってカワイイ!
 教務の方が再び声をかけていらっしゃる・・・。
思わずOさんに目配せで「いい?」と了解を得て「今日だけでも、お相手させていただきましょうか?」と言ってしまっていた。

「ドイツからの交換留学生で大手前高校1年生Fくん」とメモに記されている。
海外旅行では数回ドイツを訪ねていたので何とかなるかも?と気軽に引き受けたものの、何から始めていいやら内心アタフタ・・・冷や汗も出始める。
「英語、スペイン語はバッチリ。
フランス語は少し。ラテン語も少ーし」と2本指で示す。
アッ!このしぐさ世界共通!と変なコトで感心。
「中国語とのチョイスで日本語を2年間勉強してブレーメンから今年8月に来日。
帰国は来年1月。枚方市内でホームステイ中」ここまで聞き出した時点で私は、もうひっくり返るほど驚き、たじろいでしまう。
高校1年にして、この語学力!昨年の冬にベルリンに行った話をすると眼を輝かせて「おじいさん」「おばあさん」はベルリンに住んでいるとのこと。
東西ベルリンの壁崩壊の2年後から・・と話してくれた。
長男が高校生のOさんも一緒に「ドイツは大学まで学費が無料でいいね~」などと話に加わってもらったものの「音読」の勉強をとの目的が果たせず申し訳ないことになった。

教務の方からホームステイ先の京阪枚方までの帰り道を教えてあげてくださいと言われていたので、いつもとルートを変えて「天満橋」まで送って歩いて家路につく道すがら「来週も来てくれますよに」と祈る思いだった。
そして今週23日、室内にいるFくんを見つけて内心快哉を叫んだ私「今晩は!」「グーテンダーク」
Fくん「?・・・」
「夜はグーテンアーベン デス」
そうよね、やはり私、私日本語だけで通します!! 
家にあったグリム童話の「ブレーメンの音楽隊」の美しい絵本(福音館書店)をプレゼントして、1月に帰国して家族や友達に見せてあげてくださいねと渡し、お後は博学多才のM班長にお任せしてサッカーなど興味深いお話などをして頂いた様子。
☆アフター市岡の食事どき、この教室は「教える」より「連れになる」ことを心がけてください、と夏の講習で西口先生に教えて頂きましたよね~とMさんと確認しあったことでした。
Fくんの短い日本滞在中に、少しでも愉しい思い出作りをしてあげることができればと思う。

(4班 Sさん)

大手前高校からは、毎年交換留学生を受け入れています。楽しい時間を提供してあげてください。
(広報担当)

まもなく帰国するタイ出身のナリンくんのあいさつが、今日はありました。
いつものことながら、寂しいものがあります。
教室での挨拶の後、送別の宴席も設けられた模様。
帰国後も日本とタイの友好のための人であって欲しいと思います。活躍を祈ります。
今日はお気に入りの帽子姿でやってきてくれました。
(広報担当)

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