若者たちは笑いが大好き

今学期も、恒例の実践週が始まった。
実践週というのは、日本語学科の学生たちが、寸劇、アフレコ、スピーチ、ディベートなど、日頃の日本語の学習成果をコンクール形式で発表する。
本日はその初日で、寸劇の発表だった。

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私は会話を教えている2年2組の審査。

6グループ、それぞれの出し物は、
1、タイタニック
2、西遊記
3、何と言うのか、乞食物語的なものかな?
4、眠れる森の美女
5、シンデレラ
6、親子物語的なもの

いずれも熱演、しかも1を除けば喜劇調。観ながら高校の文化祭を思い出していた。だいたい2年生が小劇場で喜劇調の出し物を出すのが常であった。彼らの熱演ぶりを見ながら、やっぱり、いつものように、変わらないなぁ、同じだなぁと思えて来る。

私は中国に来て、何度そう思っただろう。もちろん、歴史も言葉も、違う。文化が違うのだから習慣から誤解が生まれることだった少なくはない。しかし、そのことよりも、同じである点の方がずっと多いのだ。

笑いもその一つかもしれない。何といっていいのか、若者が求める笑いのしぐさ、表情、リズム、テンポが同じなのだ。彼らの寸劇を観ていてそう思った。

しかし、そのことを日本の多くの人々は知らない。私は、ますます思う。中国の若者と日本の若者が出会う機会をもっともっと増やしたいと。そのために何ができるかも模索していきたいと考えている。

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