台湾からの学習者 12月11日の学級日誌

12月11日(金)
今日は、最近大阪に引越して来たばかりで初めて市岡日本語教室に来たという、台湾人の女性と学習しました。彼女は今年の5月にワーキングホリデーで来日しており、大阪に来る前は長野県で働いていたそうです。という彼女ですが、すでに仕事を見つけており、まもなく本町界隈の飲食店で働くそうです。すごい! 彼女は日本語をとても流暢に話します。彼女の日本語力と英語力、それと母語の中国語があれば、お店にとって とても心強い味方になることでしょう。

教室ではいろいろな内容の話をしたいとのことで、まずは台湾のどこから来たのかをたずねると、地元の写真を見せてくれました。それは家の近くから見えるという素晴らしい雲海の写真でした。彼女の出身は台湾南投県で日月潭という有名な湖のすぐそばだそうです。本当に綺麗な景色でとても感動し、実際に見てみたくなりました。古くからあるという鉄道の写真も素敵で興味津々です。
よし、台湾へ行こう! (希望の声)

ほかには、もうすぐクリスマスやお正月ということで、なぜ日本ではクリスマスにケーキを食べるのかとの質問を受けました。また、台湾(彼女のお家)での大晦日の過ごし方、朝一番に市場へ行き、たくさんのご馳走を作り、まずはご先祖様へお供えをし、それらを夜に家族皆でいただくこと。そのご馳走の中には魚料理が欠かせないこと。(年年有餘という言葉に因んでだそう) そして料理を食べ切ってはいけなくて必ず一口ほど残さなければならないこと。(安心してください。次の日に食べるそうです) またどんなに小さな子どもでも深夜0時を過ぎるまで決して眠ってはいけないことなどを話してくれました。(む、むつかしそう…) こちらは日本のお節料理のことや初詣のことなどを話し、台湾と日本での過ごし方の違いなどを学習しました。

学習後彼女は、また教室に来ます!アルバイト先に休みをもらって来ます!と言ってくれましたが、始めたばかりのお仕事だし、週末の夜はお店にとって書き入れ時… 無理せず時間がとれたらまた来てねとお互い名残惜しく挨拶をして終わりました。

楽しい時間はあっという間に過ぎますね。お仕事も頑張ってほしいですし、教室にもまた来てくれたら嬉しいです!

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長文の学習日誌後すみませんが、ここで チラシ設置のお知らせです。

今年 夏の研修会で講師としてお越しいただいた
「にほんご茶論、Falia講座(ファリア講座)」
荻野英子先生の日本語教育に関する勉強会のチラシを受付左側の机の上に置いています。ご自由にお取りください。(枚数に限りがあります)

(5班 T さん)

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One Response to 台湾からの学習者 12月11日の学級日誌

  1. 広報 says:

    年年有餘ですが、「有餘」と「有魚」が発音が似ているため、魚はめでたいのだそうです。
    今年も生活やお金に余裕がありますようにという意味です。
    掛軸の絵柄にもお正月用の魚の絵がよくあります。

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