今季最強の寒波がやって来ましたが、教室には多くの学習者が来室し、12月度の日本語能力試験も終わり、ほっとした様子で普段通りの学習に取り組んでいました。
先週に続き、今週も学習者の来室が多く、先週同様複数の学習者(通常学習の韓国人女性と初めての中国人男性)を担当しました。学習者の日本語能力レベルが違う場合、勉強方法に工夫が必要ですが、今夜は2人ともN2~Niレベルの能力があり、共通の話題で学習を進めることが出来ました。
まず、先日彼が受験した日本語能力試験N1の自己採点と難しかった問題(読解関係)についてQ&Aを行った。彼は、日本の看護師試験の受験・合格を目標にしていて、そのためにはN1の合格が必要だそうです。
次の学習話題は、「あつぎ(厚着)/きすぎ(着すぎ)/さむがり(寒がり)」でした。彼女が勤務する学校で同僚先生(日本人)から「あなたは厚着ですね」と言われ,その意味が直ぐ分からなかったそうです。
それで、厚着とは衣類を重ねて着る状態のことで、寒さを防ぐためであり、反面「着すぎる」と部屋の中では暑くなることがあると説明し、あなたは「寒がり」なんですね、と話すと、「寒がり」の「~がり」はどんな意味ですかと尋ねられ、即答が難しかったが、「動詞/形容詞~しすぎる」、「~がります」について例文を挙げながら説明し、分かってもらった。
私たちは、普段から厚着‣薄着、暑がり・寒がり、着すぎ・飲みすぎ、などの言葉を自然に使っているが、学習者に理解させるには、詳しく例文を挙げて教えてあげねばなりませんね。
本年の教室も、あと2回の学習で終わります。学習者とボランティアの皆さんは、風邪など引かないように、元気で良き新年をお迎えください。
5班 (T.M さん)