『いつもの話題』  4月13日の学級日誌

4月13日(金)
オーストラリア(ブリスベン)からの学習者1名(男性)を担当しています。彼は来日して4年目になります。最初の2年間は宮崎県に住み、その後、大阪に来ました。彼は公立の小学校と中学校で英会話の教師をしています。今年は大阪市教育委員会の仕事も始めるそうです。そこでの業務内容は、主に10月毎年行われる『イングリッシュデイ』と呼ばれる大阪市内の公立の生徒を対象とした英会話のイベントだそうです。毎年800名ほどの生徒が参加する大イベントとの事です。その主催者に彼が任命されました。
しかし、彼はその仕事に乗り気ではなさそうでした。彼いわく『日本人はいつも本人に選択肢を与えず、勝手に割当を決めてしまう。それが日本の嫌なところだ』と言っていました。私達日本人は、社会の中で働く場合、『NO』と言って断れない場合がほとんどで、その事を当然のことと思い込んでいますが、欧米では仕事を割当てる側は、常に本人の意思を尊重して『YES』か『NO』と言える選択肢を提示しなければならないそうです。
(過去に、同じ話をイギリス人からも聞いたことを思い出しました。)
残念ながら、これは日本社会の独特の暗黙の習慣であり、他の先進国に追いつけていない原因の一つかもしれないと思いました。また同時に、日本で働く外国人にもこの文化を理解してもらう必要があると感じました。
通常、この様な文化の違いや、英語と日本語表現方法の違いなどを、学習の中で話しています。
(1班 Oさん)

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