体の部分が入っていることばを勉強する

今日の学習者は、中国人の若い男性。
この4月から大学院研修生となり、専門の勉強を始めています。
担当をして4回目、市岡では会話を主体で教えてほしいと言う。
現在、日本人と話す機会がないと、残念そう。

 前回、体の部分が入っていることば「目は口ほどに物を言う」「腹が立つ」などを少し説明。
続いて今日は、そんな言葉の一覧表を見ながら新しいことばを勉強する。
これらの言葉は、日常会話でよく使う。
「目を覆う」口を閉ざす」耳を塞ぐ」など、身振りが入ったことば。[三猿]の「見ざる」「聞かざる」「言わざる」へと続ける。
ほかに、「耳を疑う」「肩で風を切る」「胸を打つ」「腹をかかえる」「背を向ける」「足を伸ばす」「頭割り」「目が回る」「口がうまい」
「歯に衣を着せない」などなど。私たちは慣れて使っているが、外国人たちにはなかなか分かりにくいでしょうね。

  漢字を見れば大体意味がわかり、覚えやすい。
教えてもらうと、「そうかと思う」と言う。
漢字圏ならではの意見。日本人たちとの会話の中で、こんな言葉がすらすら使えるようになってほしいもの。
新しいことばを覚え、意味がわかり、使う。楽しみですね。
しかし、日本語会話を充実するためには、相当数の語彙が必要。
学習者はほんとう、大変。

  次に、わりとやさしい四文字熟語。
「取捨選択」「大同小異」「徹頭徹尾」「大器晩成」「日進月歩」「無我夢中」。
あと「晴耕雨読」「朝三暮四」「羊頭狗肉」「森羅万象」など。中国語と同じ意味が多い。 
中国にいるとき日本人と話す場合は、「呉越同舟」「臥薪嘗胆」は覚えておくように言われた、と言っていた。

(5班 Hさん)

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