遠足の事前学習 安藤百福さんについて

時代の先駆者、安藤百福さんとの出会いよ!!
市岡のなかまたちと発明記念館に行く
深き意義を知る日に

5班 五味久美

食足世平(しょくそくせへい)「食が足りてこそ世の中が平和になる」
* 食創為世(しょくそういせい)「世の中のために食を創造する」
* 美健賢食(びけんけんしょく)「美しく健康な身体は賢い食生活から」
* 食為聖職(しょくいせいしょく)「食の仕事は聖職である」  
          
日清食品の創業者である安藤百福の生み出したこれらの言葉は、今も日清食品グループの企業理念となって息づいている。まさに、“苦境の中に次の飛躍あり”とする百福氏の凄い生き様は、『逆境からの脱出』という著作に凝縮されていて、私は終始、圧倒され、自分の全てで受け継いでいきたいとおもっているのです。1~115に及ぶ語録から成っていて、読む私自身が自分を見つめ直すべき、実践的な価値あるものばかりです。

【語録43】インスタント食品は、現代の発明品ではない。伝統食の中に優れたインスタント性をもつものは数多く、それらは新しい食品を生み出す基本である。・・・古人の知恵に学ぶ・・・伝統食品、郷土料理には現代に通じるすぐれた加工食品がある。高野豆腐、カンピョウ、くず湯、ハッタイ粉などは伝統的インスタント食品である。私が日本全国の郷土料理を訪ねる旅を続けているのは、古人の知恵には現代の加工食品に生かしうるヒントがかくされていると思うからだ。

【語録67】考えて、考えて、考え抜き、あらうる類推、連想を広げても、完ぺきということはない。どこかに抜け穴がある。・・・熟慮のすえのスチロール・ほかにも容器のフタや具材、麺の揚げ方などさまざまな知恵や工夫が詰め込まれた「カップヌードル」。(1971年9月発売)“ひらめきは執念から生まれる”と語っていたように、新しい素材や技術を導入するだけでなく、自らも新しい手法と発案で課題を解決していく試行過程は凄ましい!!

【語録101】美しく、健やかであるために、賢い食事、食文化のあり方を追求したい。・・・めん食文化を深める・・・1988年(創立30周年)発足した「めんの系譜研究会」、さらに1991年(カップヌードル発売20周年)には中国、中央アジア、東南アジア、イタリアまで調査し、世界のめんの分布、伝播の経路をたどる活動や日本国内のめん食文化を訪ね、『日本めん百景』を刊行されている。
 
さいごに、わたくしが強く心を打たれ、ずっと注視したい思っているのは、創業者百福氏が提唱し、まさに今、展開している災害時支援活動なのです。1991年の雲仙普賢岳の大火砕流による被災者支援、阪神大震災ではカップ麺100万食を寄贈、ロシアタンカー沈没による重油流出事故のボランティア支援、北海道有珠山噴火による被災者にカップ麺1万7千食を寄贈、新潟県中越地震の被災者にカップ麺1万1千食を寄贈、台風14号で下関市にカップ麺2千5百食を提供、07年新潟県中越沖地震被災地へ向けカップ麺1万1千食緊急輸送、11年東日本大震災被災地へ200万食のカップ麺を無償提供し、給湯機能を持つキッチンカー7台を派遣し避難所などで述べ27日間の支援活動を行った。等々の実践力よ!!

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