10歳のモンゴルの女の子

市岡に到着したら人が少ないのでぴっくりした。が、
私が早く着きすぎたのに気づき安心。
やっぱり人数は多いほうがいい。
新しい学習者も増えているが、ずーっと来てた学習者がこなくなる時期でもあるようで、少し寂しい。

本日の担当は10歳のモンゴルの女の子。
はきはきと話し、一生懸命さが伝わってくる。
ものおじのしない子できっと日本語はすぐ上達するだろう。
教科書で勉強するのだが、本を通しての日本語はわかっているようだが、実際の会話になると、少し混乱するようだ。
私の英語とよくにているので気持ちはわかる。
どんな状態のときにその言葉が必要なのか、こればかりはたくさん話して聞いてやってみる-という日常の繰り返しなのだと思う。
日本人の友達をたくさん作ることが必須だ。でも、現状はむつかしい。一生懸命話してもニュアンスの違いはうめるのには時間が掛かる。
日本語の使い方はあってても言い方によってはきつく聞こえたりして、誤解をまねくこともあるだろう。
留学生には同じ立場の同じ国の友達がたくさんいる。
そんな友達のいない10歳の彼女のストレスはどれほどだろうーと考えると何をしてあげればいいか、悩む。
  (1班 Kさん)

Kさんは以前も中学生の面倒をみてくださいました。
今度も小学生の世話をして頂いて頭が下がります。
親の都合で日本にやってきた子どもたち。冷たい日本の社会。
そういうものにもまれながら、子どもたちはおとなになっていきます。
せめて、市岡にいる間だけでも、安らぎを感じてくれていたら嬉しいのですが。  
(広報担当)

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