今学期初の授業!懐かしい顔ぶれ。ちょうど1年前、大黑石学舎で教えた2年3組と4組の学生たちと、今度は、日本語作文の授業でつきあうことになりました。他にも2クラス、つまり2年全クラスの初めての作文授業を受け持つことになったわけです。
会話と違い、作文はなにしろ添削がありますので、4クラスはかなり大変。どうなることやら~と思いながらも、母語が中国語の学生たちが日本語で作文するとき、どのようなことを意識しなければならないのか、これまでのわずかな経験を活かしながら精一杯やりたいと思います。
今日、最初に話したことは、作文を書くこと、すなわち自分の思いや考えを言葉で表現することは、それが母語であってもとても難しいということ、しかし、人間には自分を表現したい、他者に伝えたいという表現欲があること、それが満たされないと人間は生きてはいけないと。ちょっと難しかったかもしれませんが、パワーポイントで文字化していたので、伝わった手応えはありました。
日本の高校生も中国の学生も同じですが、学校で課題として書かされる作文はほとんどが嫌いなようです。書きたいこと、伝えたいことがないのに、「書かされる」からでしょうね。壮大な目標は、それぞれの学生が表現したいことを表現できるようになること。まぁ、これは極限の理想として、それでもそれを忘れないように、12回の授業を組み立てて行こうと思っています。
今日は、とにかくまず書いてみようということで「冬休み」という題で書いてもらいました。学生たちが書いている間に5階の教室の窓から見える黄海の写真を撮っちゃいました!