韓国人の学習者が抱える発音の難しさ 4月22日の学級日誌

4月22日(金)
新年度を迎えたタイミングで、2班に移動することになり、今日で3回目の学習となりました。
ここ3回のパートナーは韓国のKさん。Kさんとは3月のオープンクラスで同じチームになり、お花見では作ってきてくださった玉子焼きをご馳走になり、何かと御縁があります。
10年以上日本に暮らすKさんとは、日本語で会話をするのには全く困りません。
Kさん自身は「読む」「書く」が苦手だとおっしゃっていて、特に「漢字」について難しいと感じておられるようです。
また、ひらがなとカタカナはマスターされているのですが、「ゃ」「ゅ」「ょ」を使う拗音、「っ」を使う促音に関してはひらがな・カタカナでも書くことが難しいようです。
この日は拗音について、学習しました。「どこに小さい字が入るのかわからない。」とのことで、拗音表をノートに書きながら「小さいやゆよはこれらの字の後にきます」と説明しました。しかし、Kさんには「きゃ」は「か」に、「きゅ」は「く」に聞こえるようで、書くときには悩んでしまうようです。
また、Kさんは「さ」行と「ざ」行・「は」行と「ば」行ははっきりと聞き分けられるのに、「か」行と「が」行・「た」行と「だ」行は音の違いが全く判らないとおっしゃっていました。
2人で何度も何度も発音練習をし、最後にはKさんが「先生、の【と】飴食べましょう」と飴玉を差し出してくれました。私が「の【と】飴じゃないですよ、の【ど】飴ですよ」と言うと、「えー!一緒に聞こえるよー!」と言ってKさんは笑っていました。
明るく気さくなKさん。拗音・促音・Kさんが学びたい生活漢字2000字をマスターできるよう、お手伝いできればと思います。
 学習後は広報係のミーティングがありました。このホームページはもちろん、Facebook・Twitterでも情報発信していますので、みなさん、フォローよろしくお願いいたします。
(2班 Bさん)

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