学習者が臨時のボランティアに 2月17日の学級日誌

2月17日(金)
 昼間降っていた雨も止んで、今日も大勢の学習者さんが来てくれました。1班はボランティアより学習者さんが多かったので、日本語ペラペラ3人娘のうちの2人が、初級レベル学習者さんの勉強を手伝ってくれました。初級の人にとって、母語が同じ先輩は心強い存在です。何を言っているかよく分らないまま1時間半を過ごすのは、かなりのストレスになります。2人から見れば母親くらいの年代の人に、親切に辛抱強く「あいうえお」を教える姿は、ボランティアの私の方がむしろ教わることが多くありました。自分たちが通ってきた道だからか、「学習者の立場にたって」という点では、日本人ボランティアより優れているのではないかと思いました。教えてもらう方の学習者さんも前回より楽しそうでした。自分たちの会話の時間を削って教えてくれた2人には本当に感謝です。
 教える方法にはいろいろな考えがありますが、初級0レベルでは、文法説明は母語の方がストレスが少ないように思います。媒介語(学習者の母語)は自転車の補助輪のようなものだと思います。補助輪無しで練習を始める人もいるので、それは学習者の意向を酌むべきだと思いますが、補助輪を外す時期をとうに過ぎているのに、ボランティアの都合で外してもらえないのは残念なことです。私も会話を優先するあまり媒介語で答えを言ってしまい、学習者さんが伸びる機会を奪っていたことがあります。待つのは意識しないと難しいですが、とても大切なことだと思います。学習者の立場で考えられるボランティアになれるよう頑張ろうと思います。
(1班 Oさん)

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