5班のミーテイング 3月8日(金)の学級日誌

3月8日(金)
 いつもの日本語学習の時間は、午後7時に始まって8時30分に終りますが、5班だけは今日、8時15分頃に通常の学習を終って40分頃までの間、5班のボランティアと学習者が交流タイムを過ごす予定日に当たっていました。これは、1班から5班までの各班が、ミーティングや交流のプログラムを考えて班ごとに順に実施するもので、1ヶ月~1ヶ月半に一度の頻度で順番が廻ってくるものです。
 今回は5班として「最後の交流会」となりました。通常の学習時間帯には「最後の交流会」になるとは思ってもいなかったのですが、8時15分頃に班のリーダーから突然、「5班は無くなります。来週以降は4班になるので間違えないように。1班に変わる人もあります。」とのアナウンスがあり、「いきなり何の話や」という気持ちになりましたが、3週間ほど前から温めてきた交流プログラムを皆で取組みたいし、少ない時間なので時間を無駄にできない意識が働き、交流の行事にと気持ちを移していきました。
 今回のボランティア・学習者交流会のコンセプトは、①ボランティアにとっては、いつもの決まった学習相手ではない別の学習者の名前や顔を覚える。また、逆にいつものボランティではない他のボランティアの名前や顔を、学習者さんに改めて知ってもらいたい。②学習者間でも同じ出身国なのに名前も知らないし、話したこともないという実情があったので、同じ国の人同士が触れ合える機会にしたい、ということがポイントでした。
 以上のことから、次のようにプログラムを進めました。①ボランティアと学習者の組み合わせの確認。(この日は、ボランティア7人に対して学習者15人だった。)②ボランティアが学習者(複数の場合もある)の名前や国名、人ととなりを簡単に紹介し、学習者がボランティアを簡単に紹介する。③同じ国の人が前に集って一言プレゼンテーション(自分の国の良いところや好きなところなどを短く話す)をする。他の国の人達は、短い質問をして言葉の遣り取りを通してコミュニケーションの場をつくる。④最後に日本の唱歌「さくら」の歌詞を配って全員で歌う。こんな内容で交流する機会を演出し、集合写真を撮って解散となりました。
 一言プレゼンでは、「観光客に人気の高いバリ島よりも、故郷の島の方がずっと美しい」「海が近くて人の活力がある釜山は、大阪に似ている」「ベトナム人は勤勉です」等々の話が聞けて愉しかった。
 そのときの写真を貼り付けたいと思います。最後の5班の交流会なので、小さくても沢山紹介したいと思います。新年度の班編成についても気にかかります。そういえば、以前に班に関するアンケートや日本語学校で教えるための資格である日本語教師養成課程修了者等の三つの資格についての問い合わせなどもあったが、その結果については何もシェアされていなかった。情報を知る少数者と情報を取られるだけの多数者というコミュニケーションギャップは、信頼感を損ねることにならないかという思いもよぎるところです。
(5班 Kさん)

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