研修まとめ「日本語ボランティアの心得」 2020年7月31日(金)

7月31日 伊賀日本語の会の船見和秀先生を講師にお迎えし、ボランティア研修会が行わ
れました。新型コロナウィルスの第2波のなか、検温やアルコール消毒などの対策をし
、27名のボランティアが研修を受けました。

テーマ:日本語ボランティアの心得

1)地域日本語学習支援活動(日本語ボランティア)の心得
学習者やボランティアから見て、ちょっと困るボランティアはどんな人か。
*日本語ボランティアとして気をつけるべきこと。
なぜ日本語ボランティアに参加しているのか。(初心に帰って)
*日本語ボランティアの魅力

2)自己研修型のスタッフを目指して
○活動を振り返る 学習者の満足度・発話量は十分だったか。
学習者のニーズに合わせる。発話量は学習者7:ボランティア3
○「やさしい日本語」の活用
ワセダ式 ハサミの法則
わせだ→わけて せいりして だいたんに(言い換えて)言う
はさみ→はっきり さいごまで みじかく言う
漢字語ではなく、和語で言う
否定文ではなく、肯定文で言う。
○長く続けるコツは、ぼちぼちやっていくこと

3)質疑応答

<研修アンケートの結果>
回収数 21枚
とても参考になった  18
まあまあ参考になった 1
物足りなかった    0
回答無し       2

<ご意見>
・いつも楽しく「ため」になるお話が聞けてありがたい事です。今回もとても勉強させて
いただきました。次回もたのしみです。
・ボランティアに参加して1年数か月、納得と反省点を認識するよい機会になった。
・ワセダ式ハサミの法則が分かりやすくておもしろかったです。説明する時などついつい
長く話してしまうので、これから意識して話そうとおもいました。
・時々どのように学習者さんと話せばいいか分からないときがあったので、気をつけるべ
き点を教えていただいてとても参考になりました。ワセダ式ハサミの法則を次から実践し
て、より多く学習者さんと会話をしてみようと思います。
・日本語ボランティアとして気をつけることを、ユーモアたっぷりにレクチャーして下さ
り、楽しく学ぶことができました。また先生ご自身が、日本語教師という職業を心から楽
しんでいらっしゃる様子がよく伝わりました。貴重な時間をありがとうございました。
・ボランティアの皆さんの動機を聞くことができた。心得について考えることができた。
・いつも分かりやすく、とても楽しい研修をしていただいて、私も学習者とお話しする時
に船見先生のように楽しく学習していけたらいいなと思いました。ありがとうございまし
た。
・久し振りに先生の講座を受けて、楽しかったです。ありがとうございました。いつも教
える時、先生の教えが原点になっています。
・とても役に立ちました。
・鬱積していたこのコロナの時期に、今日の研修に参加させて頂き、とても良かったと思
います。長年参加してきたこの教室、また新しい気持ちでがんばりたいです。
・今日はわかりやすいお話をありがとうございました。毎回研修に参加するたび、初心に
かえるように考えさせられます。
・すぐに忘れるので、大事なことは何度もくり返し勉強するのが大切ですね。
・なぜ「日本語ボランティア」を続けているのか、先生の質問で初心を想い出しました。
・「やさしい日本語」講座も聞きたい。
・自分で気のつかないことをしたかな~と思いました。無意識で困らせてたかも?学習者

・とても参考になりました。相手にとって必要かどうかが教える基準だなと気づきました

なお、この研修の様子は、船見先生のご厚意により、後日インターネット上で見られるよ
うにする予定です。

次回の研修は 8月7日、テーマは「格助詞の教え方」です。

※講演で紹介された書籍
「入門・やさしい日本語 外国人と日本語で話そう」
吉開章 著 アスク出版 2020年
p.86に船見先生の紹介があります。

(1班研修係 Oさん)

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