季節

10月26日で、仕事で日本に来て1年間になった。
前に出張で何回も来た事があるが、いつも冬なので、桜や紅葉を見れなかった。
すごく残念だと思うが、この一年間でやっと夢を叶えた。

3月から、家の近所の公園にある桜がだんだんピンクになって来て、木の下に可愛い子猫が遊んでいる姿と横にある古い一戸建て、まるで宮崎さんのアニメの世界に入った感じ。
天気のいい日に川の近くに行けば、満開の桜が川の両サイドで各自綺麗な姿勢をしている。
一部の枝が水面まで伸びて、落ちた花びらが水で流れるピンクの花筏は、なんと美しい景色だろう。

7月、友達の和歌山にある実家へ行った。
小さな駅から20分ぐらい歩いて、細い道を通れば、山の下にある古い木造の平屋が見えた。
友達によると、この家は100年以上歴史あって、今はもう誰も住んでない。なのに、入ったら、中は凄く綺麗だ。
家に鍵はかかっているが、和式の家なので、四方面どこからも扉が開けれるのはビックリした。

家のちょっと離れたところに小さなお寺がある。
「寂しすぎるからお坊さんが逃げたよ」と、友達は冗談を言った。
お寺だけでなく、村の若者たちはほとんど都会に行って、残りは高齢者だけだ。
お寺の後ろに霊園がある、80何才の友達の学生時代の校長先生の奥さんが毎日掃除をしている。

暑い夏の夕方、静かな山の中で、お婆さんの帰り姿、蝉の声と急いで道を渡る蟹。
他の有名な観光地より、私に深い印象を与えた。

木の葉が染められた10月、北国で育てられた私の一番楽しい季節だ。
自転車で駅まで行く道、太陽の光が木の葉の隙間から通り抜けて、顔を照らす。
まるで時に割れた記憶、握りたいが、握れない。
土や草木の枯れた匂い、日本でも中国でも同じだ。
深く息をして、故郷に帰った感じで、ストレスも解消できる。

12月の年末、大阪はもうとても寒くなった、私もそろそろ帰省する。
故郷はもう雪が降っているだろう。

(1班 学習者)

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