「餅」の説明に困った

 日本語検定2日前のきょう、学習者の参加人数は減少する中、ついに1班も机が余るほどの状態になりました。
いつも学級日誌に書いている中国の人もきょうは欠席。
教授法を盗み取れる様子でもなかったので、周囲の観察もせず日本語の教科書をただただ読んでいました。

  30分経過。学習者が来ぬまま時間は流れていき、帰ろうかと思っていた矢先、班長の気回しで隣の班から学習者2名GET! 
ベトナムから男性2名です。
1人は10回以上教室に参加したことがあり、もう1人は初めての参加。
どちらも4級受験には申し分ない話力と知識力でした。

  今回の学習は、教科書を使ったものではなく、問題をひたすら解いていく形になりました。
助詞の穴埋め問題が40問、それから副詞と、問題を読ませて4者択一で答えさせます。
文型の説明などは不要で、途中つまづきながらもどんどん解いていく2人。
知らない単語だけ説明して、一気に終わりました。

  困ったのは、「餅」の説明。
いつもの磁気ボードが役に立たず、名の通り絵に描いた餅で、○や□では何のことやらわかりませんよねえ。
麺でもないし、米でもない。
米はわかるみたいなので、「米を潰します、丸めます、食べます」と説明すると、今度は「潰します」がわからない。
つぶす、つぶす…。身振りでは不思議な踊りを踊っているようにしか思われず、人形がそろそろ必要かなあと思うこの頃です。
なんとか意味を伝えて、納得してもらいました。

  事前に準備できるなら、写真やレアリアを用意したいですね。今日は教え方として勉強になりました。

(1班 Nさん)

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