N5を受験して形にしたい 2021年7月16日(金)の学級日誌

7月16日(金)
19時になると今日も多くの学習者さんが来てくれました。
手指消毒、検温、アクリル板設置と感染対策万全な環境での学習です。

3班は学習者5名、ボランティア5名で、私は建設現場で働くフィリピン人男性を担当しました。
同僚のフィリピン人の方々と一緒に日本語教室に通ってくれています。会社の方がワクチン接種1回目に連れて行ってくれたそうです。安心しました。

彼にここで何をしたいか聞いてみると、10月にフィリピンに帰国する予定ですが、日本に来て日本語が話せるようになったし、ひらがなやカタカナを覚えたので、日本語能力試験N5を受験して形にしたいとのことでした。次の試験は12月ですが、故郷の近くのセブだったら受験できそうです。

今までひらがなとカタカナはインターネットのチャートをみて自習をしていたようです。手持ちのノートにいっぱい練習した痕跡があります。今日は実際のN5試験問題を使って、問題を解きながらひとつひとつの意味を確認。そして選択肢にある動詞の反対語や関連語も一緒に覚えました。問題文に図書館に本を「返します」とあったので「借ります」と併せて実際に使ってみたり、ゲーム感覚になると楽しそうです。

また、彼は職場でよく使う日常的な語句は、とてもよく知っています。問題もすらすら解けます。五日(いつか)、六日(むいか)それ以外の日付の読み方もパーフェクトでした。危ない、滑る、持ってくる、運ぶなど建設現場でいつも使っていることばをいくつも教えてくれました。

まだ大阪市はまん延防止等重点措置となっていますが、自宅で日本語を学習し続けている学習者さん達が安心して戻ってこられる日を願うばかりです。
(3班 Mさん)

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