ChatGPTで日本語を校正 2023年6月21日(水)学級日誌

2023年6月21日(水)
中国人の学習者が、自分の書いた作文に不自然な表現がないか見てほしいというので、ZOOMの画面を共有しながら、文章の構成や「てにをは」などに間違いがないか、一つ一つ確認して多くの修正を加えていきました。これには、ずいぶん時間もかかりました。一通り、見終わったところで、今流行りのChatGPTを使うことを思いつき、試しに作文の一部をChatGPTに入力してみると、瞬時に下記のような結果が返ってきました。たいへん上手な日本語で、私が修正した文章よりも自然な日本語になっていると感じました。そして、その速さと、質の高さには驚かされました。いろんな文章を入力して試してみましたが、日本人が読んでみて、ほぼ意味の分かる文章であれば、それをより分かりやすく自然な日本語に変換してくれます。日本語で作文を書かなければならない外国人にとっては強い味方になります。ただし、文法的には間違いはないものの、最終的には、自分の書きたいことが正しく表現されているかをチェックする必要があると思います。

もうすでに、多くの人がChatGPTを利用して文書作成をしていることと思いますが、外国人が、これほど流暢な日本語の文章を書いて提出してきたら、それを受け取った日本人は「出来すぎている」というような、何か怪しい印象を持つかもしれません。したがって、現実の場面でChatGPTを利用するのが良いかどうか、簡単には判断しにくいように思います。

----(入力)--------
次の文章を読みやすい日本語に直して下さい。
専門学校に行ったばかり時、ちょっと恥ずかしかったです。周りは日本人の学生しかいないです。もちろん、日本語能力は2年前に比べて上がりましたが、まだ綺麗に日本語を話さなかったです。また、学生たちが私の年下です。ほとんど18歳、19歳の若手です。若手は好きなアイドルとか、アニメーションとか、好きな好みがあまり知らなかったです。会話の共通点を探しにくいです。でも、私が幸運です、良い運勢を持っています。周りの人がとても優しいし、短い時間でいっぱい日本人の友達を作りました。2020年、自分で努力し、先生のおかけで、3月は無事に卒業しました。

----(出力)--------
専門学校に通いはじめたころ、少し恥ずかしい思いをしました。周りには日本人の学生しかいませんでした。確かに、2年前と比べて日本語能力は向上しましたが、まだ流暢に話せるわけではありませんでした。また、学生たちは私よりも年下でした。ほとんどが18歳や19歳といった若い学生ばかりです。彼らの好きなアイドルやアニメーションなどの好みについてほとんど知りませんでした。共通の話題を見つけるのが難しい状況でした。しかし、私は幸運で、周囲の人々はとても親切でしたし、短い時間でたくさんの日本人の友達を作ることができました。2020年には自己努力と先生のおかげで、無事に3月に卒業することができました。

(ZOOM Hさん)

This entry was posted in 学級日誌. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA