日本語の発音の練習 2023年6月30日(金)学級日誌

2023年6月30日(金)
昨年12月に日本語教育能力検定試験に合格し、この4月からボランティアに参加しています。

まだ学習者さんは固定されていませんが、これまで中国とフィリピンの方を担当しました。

今回は中国から来られて10年のご主人と5年の奥さんのご夫婦を担当しました。

私は毎回学習者さんが何を学びたいのか課題を確認していますが、このお二人は発音・読み方が課題とのこと。

まず、テキストの「みんなの日本語」の例文をお二人に読んでもらい、そのあと、私の後に読んでもらうことで違いを確認してもらいました。

日本語の特徴に音声の単位があります。日本語は撥音「ん」、促音「っ」、長音「ー」「う」を一拍として発音しますが、中国語や英語は音節という音の塊で発音するので、例えば撥音「ん」や長音「う」の発音が弱くなることがあります。

それまでに担当した学習者さん全員がこの発音で苦労されていました。

ただ、口まねだけでは違いが理解しにくいので、学習者さんに「天安門」を例に母国語の中国語と日本語の違いを説明しました。

中国語では「ティアニャメン」のように発音しますが、日本語では一音ずつはっきりと「てんあんもん」と発音すること、母国語の発音の癖は誰にでもあることを説明したところ、ご自分でも思い当たることがあったのか、驚き、納得されたようでした。

学習者さんには日常生活で使うことを通じて慣れて欲しいと思っています。

日本語教育能力検定の試験勉強で学んだことは日本語を伝えるうえでの基礎だと考えています。これからも学習者さんのニーズに応えられるよう、事例など日々準備したいと思います。

(1班 Fさん)

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