スピーチのテーマを「香港の軽食」

担当の学習者さんが遅れてくるということで、今日は香港から留学中のDさんと学習することになりました。

日本語学校へ通う彼女、週明けに授業で3分間スピーチをしなければならないとのこと。
香港について知りたいことはないかと尋ねられました。
私は迷わず「食べもの!」。異国の食文化は何度聞いても飽きない、楽しいトピックです。
リクエストを受け、Dさんはスピーチのテーマを「香港の軽食」に決めて話し始めました。

香港では軽食を小食ということ、日本語に訳すと「たまごちゃん」という名の焼き菓子、日本版とは少々趣の異なるフレンチトースト…。
どれも美味しそうで、夕食前のお腹がぐうぐう鳴ります。
「あ、それはベビーカステラに似てるね」
「日本ではね、」
と私もあれこれ紹介したりで、話は大いに盛り上がりました。
説明のためにイラストを描けば、二人揃って巧いとは言えない出来映えに大笑い。
こういう瞬間にまた気持ちが近づくような気がします。
おしゃべりに終始し、結局スピーチの原稿はほとんど出来ないままに終了時間を迎えてしまいましたが、Dさんにとっては問題なく、また楽しんでくれたようなのでほっとしました。

彼女はほぼ毎週通ってくれていますが、人数の関係か、担当のボランティアがまだ固定していません。
他の班で同じく担当が決まっていない学習者さんからは、生活の中の困り事などを誰に相談してよいか分からない、担当がいる学習者が羨ましい、という旨の話を聞いたこともあります。
しかし出席者数の変動等もあり、全員が毎回同じ人と組むのは不可能です。
幸いDさんに関しては、彼女の可愛らしい人柄と5班のボランティアさん達の気配りもあって寂しい思いをしている様子はありませんが、担当や班に拘ることなく学習者が質問や相談をしやすい雰囲気づくりが大切だと改めて感じました。
そのために、ボランティアとして欠席や遅刻は極力減らし、また学習者さんへの積極的な挨拶や声かけを実践していきたいと思います。

(5班 Aさん)

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