Category Archives: 学級日誌

お国自慢プレゼン 2019年12月20日(金)の学級日誌

12月20日(金)
今日は、「お国自慢」の大会が開かれ、5人の学習者と1人の学習者の代理(ボランティア)がプレゼンテーションをしました。「お国自慢」は、この数年、年に一度、開催され、恒例の行事になってきたように思います。企画段階では、各班から2名ずつ出てもらい、計8名を予定していたのですが、教室に来なくなったり、当日都合が悪くなったりして、発表者が減り6名になったので、時間が余ってしまうのではないかと心配されていました。
また、今回は事前に、タウン誌「ムーチャ」で特集されたこともあり、内外の関心が高く、発表者の皆さんには、充実したプレゼンテーションにしなければならないというプレッシャーもあったことと思います。
いざ、始めてみると、どの発表者も、写真やスライドをていねいに作っていて、周到な準備をして臨んだことがうかがえました。そして、発表者の皆さんは、大勢の人たちの前に立って緊張するにもかかわらず、たいへん上手に、また、分かりやすく、出身国の紹介などをしてくれました。自然と、会場から質問も出て、発表者がこれに答えることで、一層、会が盛り上がっていきました。

個人的に印象に残った点を箇条書きにします。
○ウクライナの美しい教会が、ソ連時代に取り壊された歴史がある。
○中国の杭州は、古い歴史がありながらも、現代的な産業の発達した都市である。
○ミャンマーの文字は、視力検査の記号のような形をしている。
○バガン遺跡は気球に乗ると見渡せる。(堺の大仙陵古墳の観光にも気球が必要か?)
○ベトナムの人は、戦争で超大国アメリカに勝ったことを誇りに思っている。
○ベトナムの高校では週に2回、アオザイを着る日がある。
○メキシコでは、ドクロがディズニーキャラクターのように親しみを持たれていて、「死者の祭り」で仮装に使われている。
○観光ビザの発給がスタートしたばかりのサウジアラビアにも、マダインサレハなど、古代遺跡の観光地がある。

時間が余るという予想は外れて、予定の時間があっという間に過ぎて、気が付いたら終了時刻でした。とても楽しく、たいへん有意義な大会になったと思います。
(1班 Hさん)

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メキシコの学習者さん 2019年12月13日(金)の学級日誌

12月13日(金)
今日は、メキシコのサンティアゴさんとペアでした。来週、お国自慢のスピーチをしてくださるので、その原稿の確認を一緒にしました。

原稿を読みながら、たくさんのことを知ることができました。みなさんもスピーチを楽しみにしていてくださいね。

また、初級日本語のテキストと問題集を買ったと見せてくださいました。来年からはこのテキストで勉強をしたいとのこと。サンティアゴさんの意欲にこたえられるよう、私たちも日々勉強だと改めて感じました。

班ミーティングもありました。気付けば新しい顔が増えていて、みんなで自己紹介をしました。顔と名前を覚えるのも脳トレ!?早く覚えておしゃべりしてみたいです。
(2班 Yさん)

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秋の遠足

12月8日(日)

市岡日本語教室恒例の遠足に行きました。

西本願寺、梅小路公園、東寺、おたべ工場(一部の人は京都醸造所)に行きました。

学習者29人、ボランティア28人、合計57名の参加でした。

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日本語能力試験(JLPT)2019年12月6日(金)の学級日誌

12月6日(金)
12月1日に日本語能力試験(JLPT)が行われ、1班の学習者さんも何人か受験した。「どうだった?」と聞くと、「難しかった。」と言いつつも、手応えがあったのか、終わった開放感からか、みんな笑顔だった。みんな合格していてほしいものだ。

今日はいつもの学習者さんが休みだったので、新規学習者さん2人を担当した。2人ともベトナム出身で、介護福祉士になるために午前中は介護施設でアルバイトをし、午後は日本語学校で学んでいるそうだ。2人とも中級レベルで、ゆっくりなら意思疎通に問題はない。それでも、アルバイト先で何か言われたとき、相手の言っていることは分かるのに、それに日本語で返すことがなかなかできないそうだ。第二言語が使えるようになるにはインプットだけでなくアウトプットも大事だ。市岡でいろいろな人とたくさん話して、アルバイト先でも日本語で会話が続くようになってほしいと思う。

今日は班交流会だったが、時間を忘れていて残り10分からの開始となった。(1班のみなさん、すみませんでした。)通常1班の交流会は、前回の交流会以降に新しく来た学習者さんの自己紹介から始まる。今回は6人に自己紹介をしてもらった。事前に何も言っていなかったのに、みんな練習したかのように上手な自己紹介だった。ボランティアが足りない状態ではあるが、新しい学習者さんたちにも続けて教室に来てほしいと思う。
( 1班 Oさん)

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フィリピンから来た実習生さん 2019年11月29日(金)の学級日誌

11月29日(金)
今日のお相手は、ベッドメーキングの仕事で頑張っている、フィリピンから来た、実習生さんです。
職場に来ている日本語の先生に紹介されて、初めて市岡来たとのことです。
日本に来て二年半・昨年の12月N4を合格し、N3を取りたいが今年の12月の試験をうけたかったが、出願時期が分からず申し込めなかったとのことです。
来年3月には一度、母国に戻り再来日して仕事とN3を目指したいとのこと。
日本が好きで再来日しても日本で働きたいと頑張っている姿に接し、応援もしたいしぜひ頑張ってほしいと感じました。

今日は4班の交流会の日、”じゃんけん大会”を企画してくれました。
謎の景品を励みに学習者・ボランティア共に大いに盛り上がりました。
景品は優勝者も参加賞も同じ、この時期にぴったりの銀杏をいただきました。
普段の勉強とは違った一面が見れたように思いました。
(4班 Fさん)

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中国出身のご夫婦 2019年11月15日(金)の学級日誌

11月15日(金)(近隣センター)
今日はお手伝いで、市岡日本語教室(3班)に初めて来たという中国出身のご夫婦と勉強をしました。初めての参加ということで、何の話をして楽しんでもらおうかと少し緊張しました。
まずはお二人の出会いのきっかけをお聞きし、その後、お互いにそれぞれ好きなところを話してもらいました。はにかみながらもいろいろな言葉(形容詞)がすぐ出てきたので、そこから、「〜くて、〜いで、とくに〜ところが好きです。」の言い方の練習をしました。

次に、好きな食べ物をたずね、さっきと同様に形容詞を使って話してもらいました。
話が弾み、あっという間に終わりの時間が近づいたので、今日のまとめとして、最初に話した内容をもう一度練習して終了しました。楽しんでもらえたかな。また市岡に来たいと思ってくれたら嬉しいです。

これからも学習者の「〜について話すことができる」の数が増えるように、少しずつお手伝いしていきたいと思います。
(4班 Tさん)

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動詞もOK!しりとり 2019年11月22日(金)の学級日誌

11月22日(金)
市岡に登録してから約1年ほど経ちます。いつも熱心に通われている皆さんに励まされています。
今回は、台湾の方とペアでした。ご主人の仕事について来られたそうですが、将来的には自分も日本で働きたいと、しっかりとした目標をお持ちでした。また旅行が大好きだそうで、バックパッカーとして世界中を旅行した話も、楽しく聞かせてくれました。
今回は学習時間が終わった後、ミニゲームがあり、進行役を担いました。
ゲームは「しりとり」でしたが、名詞だけではなく動詞も出るなど、市岡ならではの「しりとり」だったように思います。選ばれる言葉で、皆さんの環境や文化などが垣間見えるようで、とてもおもしろかったです。
来月は、クリスマスやお正月などをテーマに、会話ができればと思います。
(3班 T.Oさん)

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少し乱暴な言葉から学ぶ 2019年11月1日(金)の学級日誌

11月1日(金)
教室に、フィリピンから来た実習生が数人来る。その中のリーダ格の学生は、来日して2年半になる。仕事は、鳶の仕事だ。

話し出すと、「先生! これどうするや〜! ほんでな〜! 」と荒っぽい言葉になる。きっと、現場の先輩から言われている言葉だ。まだ、日本語を話せない来日したばかりの同僚も、少し乱暴な言葉を習うのだろうと思う。
でも、建設現場では互いに通じる言葉が第一に求められる。特に高所作業ではなおさらだ。常に危険が伴う。

山形弁を話す外国人タレントをテレビで見る事がある。ダニエル•カールさんだ。大学卒業後、英語の教師として来日。出会ったのが山形弁で、そこで山形弁をマスターしたそうだ。番組内では、ユーモアタップリ。でも、関西弁、佐渡弁も、当然、標準語も話せるそうだ。地方の言葉は、外国の人には、違う言葉になるので大変だと思う。

ところで、そのフィリピンの学習者達は、先輩の言葉が、標準語だと思っている。改めて本来の標準語をマスターしようとするのは大変だが、いつか、教えてあげようと思っている。
(3班 K.Sさん)

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お父様が授業参観に 2019年10月25日(金)の学級日誌

10月25日(金)
本日、1班のミーティングがあり、中国のSさんのお父様がちょうど日本観光にみえた足で授業参観をされていたので自己紹介をしていただきました。娘のSさんに通訳をしていただいたのでその内容をご紹介したいと思います。「  」はお父様の言葉です。

「娘が中国に帰ってくるたびに市岡日本語学校のことを楽しそうに話すので、いちど尋ねてみたいと思っていました。きょうは大阪観光をしたので、念願の市岡日本語学校の授業を参観することができ、こんなにうれしいことはありません。いろいろな国の人が日本のボランティアさんから日本語を教わっている光景はとても素晴らしく感じました」
「娘の友人の自転車をかりてそれに乗って大阪の市内観光をしました。途中で警察官に呼び止められていろいろと聞かれたのですが、日本の警官の親切さには感動しました」
「梅田にも行きましたが、公共交通網の発達は素晴らしいと思いました」

以上のようなお話を大変楽しそうに語っていただきました。ご趣味はカメラだそうで、撮影された絵柄をお皿に焼き付けて持参いただきました。最後にお父様を囲んで全員で記念撮影をしましたが、温かい空気が流れたひと時となりました。机の上にある四角いものがその写真を焼き付けたお皿です。
(1班 Iさん)

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真摯な姿に感動 2019年10月18日(金)の学級日誌

10月18日(金)
1.学習(19:00~20:10)
私が担当する学習者さんは謝定男(台湾)さんです。彼の職業はエンジニアです。12月に実施される予定の日本語能力試験では「N1」に挑戦します。彼には行動力があります。休日には必ずどこかに出かけ、行く先々で見分を広めています。先日は「岸和田祭り」や「嵐山への散策」などの様子をレポートにまとめて持ってきました。毎週、それを教材にしながら日本語を勉強しています。彼が体験したそれらのエピソードは、次回の市岡新聞に掲載されると思いますので、楽しみにしておいて下さい。

2.交流会(20:10~20:30)
今日は学習後、4班の交流会が行われました。班長の発案で、①いやなこと、②感動したこと、③うれしかったこと、④文句を言いたいこと、⑤お礼を言いたいこと、などを事例によって学習者が話をするというものです。日本語がある程度話すことができる学習者ばかりなので、ジョークや方言、関西弁など、持てる限りの日本語を駆使しながら明るく楽しく披露してくれました。私は、学習者たちが日本語を話してくれることを「うれしく思う」と同時に、その前向きで真摯な姿に「感動」しました。
(4班 Tさん)

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