Category Archives: 学級日誌

日本語ボランティアの心得 2020年7月31日(金)の学級日誌

7月31日(金)
今日、例年よりも10日ほど遅く、ようやく大阪の梅雨が明けました。
でも、夕方ごろ通り雨が降り、安定するまでもう少し時間がかかるのかもしれません。

今日と来週の8月7日は、伊賀日本語の会の船見和秀先生をお招きしてのボランティア研修です。

今日は「日本語ボランティアの心得」について、90分ほど講義を受けました。

ボランティアとして気を付けることについて学んだり、ボランティアとして関わる動機についてお隣さんらと意見共有したり、吉開章さん著「入門・やさしい日本語 外国人と日本語で話そう」よりワセダ式ハサミの法則の一部について学んだりしました。

ボランティアとして気を付けることについてのお話を通じてこれまでの自分を改めて振り返る機会となりました。
ボランティアとしてかかわる動機について、お隣さんとの意見共有、その後数人からの発表が聞け、皆さんのことを少しでも知ることができてよかったです。

次週の研修は「格助詞の教え方」についてです。
今から楽しみです。
(3班 Yさん)

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メキシコシティに虫取りはない 2020年7月17日(金)の学級日誌

7月17日(金)
今週も雨模様の金曜日。
私は今日もメキシコのSさんと一緒に学習しました。仕事で疲れていても休まず通って来てくださいます。

ここ数週間は、テキストを持って来れなかったので、ボキャブラリーを増やすためにスマホアプリを使ったり、しりとりをする時間を設けた後で会話をしています。
今日は、「つかまえる」という言葉の説明から虫取りの話題になりました。メキシコシティーは都会で、自然がほとんどないので、虫取りという遊びはないとのこと。以前はたくさんいた蟻もコンクリート化でかなり減ったそうです。

今はまだ英語を挟んでの会話もありますが、日本語での言い方をその都度伝えてメモをして・・・そういった形の学習をしています。次からはテキストを使っての学習になります。

1ヶ月ほど学習は休みになりますが、コロナに気をつけてまた元気に集えるようにしたいですね。
(2班 Yさん)

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語らいと学び 2020年7月10日(金)の学級日誌

7月10日(金)
6月5日からの仮再開、そして7月3日からの正式再開、市岡日本語教室での香港出身の学習者Kさんとの語らいと学びは、私にとってほんとうにうれしく大事なものです。

5月からは、8:30から11:00、港区の保育所でのアルバイトで働き、子どもたちの可愛さを話してくれる、まさに生活力ある女性です。また、今年の1月には、日本語能力試験N2に見事合格しました。

ここに、7月10日の学習内容を紹介いたします。
・「豪雨未明に一気、なだれ込む濁流」の新聞記事(カラー)の文の意味を確認しました。
・先週した擬音語、擬態語の中の「こんもりと」を知る
・ごはんの盛り「世界の米ごはん」の紹介
・森、秋田県男鹿半島の棚田の裏山(7月の米カレンダーより)
・「解く」「盛る」の意味と各々の使用例文
(1班 Gさん)

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日本語教室再開! 2020年7月3日(金)の学級日誌

7月3日(金)
今日は勉強後に班会議もあり、準備期間を経て、やっと本年度が始まりました。
3週間ぶりの日本語教室でしたが、前回は1階のホールだったので、私にとっては2月以来の2階での教室でした。

今回はベトナムのBさんです。ひとしきり、コロナで大変ですね、という話をしてから勉強に入りました。N3の読解問題をしました。

会話文と説明文の2つの課題がありました。会話文は流れに沿って言葉が省略されたり、文が途中で終わっていたりするからでしょうか、意外と理解に時間がかかりました。一方、説明文の方は、熟語などもたくさん出てくるし難しいと思いましたが、こちらはスムーズにできました。やってみないとわからないものです。

発音も直したいとのこと。「シ」や「ツ」の音を直そうとしましたが、わかりにくかったようです。力不足も感じた日でした。学習者のみなさんに元気をもらいながら、私もがんばりたいと思います。
(4班 Yさん)

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日本語教室再開準備(続続続報)とオンライン教室 2020年6月26日(金)の学級日誌

6月26日(金)
・2月28日~5月29日 日本語教室休み
・6月5日~6月26日 日本語教室再開準備
本日6/26で準備期間は終了し来週7/3から市岡日本語教室は再開します。コロナ対策として受付で検温と手指消毒、教室は換気に努めソーシャルディスタンスを確保しています。

さて今日はベトナムのKさんとN2レベルの読解をやりました。N2レベルになると漢字も多いし言い回しも難しいです。「花屋の美しい観賞用の花に比べて野に生える雑草には価値がないのでしょうか?」そんなこと聞かれても日本人でも返答に困りますよね。N2はそんなレベルですがKさんはがんばって勉強を続けています。

また先週はミャンマーのMさんが日本でクレジットカードを作る話になり、例えば申込書に名前を漢字と仮名で書けとありますが外国人はどう書くのか?これはネットで調べるとパスポートにあるアルファベット表記で書くとあります。次に住所で郵便番号を求められますがミャンマーには郵便番号がなくて、これは何ですか?となります。日本語も難しですが日本で生活すると分からないことだらけです。でもMさんは次々とハードルを越えていき頼もしいです。

もうひとつ6/24水曜日に1班でテストしているZOOMオンライン日本語教室に参加させていただきました。金曜日に来れない方、コロナが不安な方にはネット環境があれば自宅でも出先でも参加できるので今後の日本語教室のオプションとして面白いです。下に写真があるので雰囲気を感じてください。

密を避けるために教室では以前に比べて参加できる人数が少なくなりますが今後も工夫改善しながら進めていきますのでよろしくお願いします。
(3班 Tさん)

※今回は2階の教室です。1階の写真は先週の学級日誌を見てください。


※ZOOMオンライン日本語教室

 

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日本語教室再開準備(続続報)2020年6月19日(金)の学級日誌

6月19日(金)
今週の日本語教室も1階のホールで開催することができました。教室の前では検温と手指の消毒をしています。ホールは広々としているので安心感があります。

今日はネパールからの学習者さんと漢字の勉強をしました。いつも無意識に書いている漢字の書き順をいざ教えるとなると…立ち止まることばかりでした。
その後、ネパール料理について聞きました。
カレーに入れるスパイスについて、粉(パウダー)なのか、まるごと(ホール)なのか聞いていた時、うまく伝わらないので英語で書いてみました。
「powder hole」
書きながら、hole…穴、なぜ穴なんだろうと思いながら。不思議と伝わりました。
教室が終わって気づきました。スパイスのホールは全体を意味する「whole」であると。「A Whole New World」のwholeであると。

日本語を教えるつもりで参加していますが、自分が勉強になることが多い日本語教室です。学習者さんの理解力に感謝しています。
(2班 Sさん)

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日本語教室再開準備(続報)2020年6月12日(金)の学級日誌

6月12日(金)
先週に引き続いて、日本語教室が開催されました。今回は、いつもの2階松竹の間ではな
く、1階ホールで開催することができました。広々とした場所ですので、ソーシャルディ
スタンス(社会的距離)をしっかり取ることができて安心です。
久しぶりに会った学習者と話しをして、介護の学校を卒業して就職し新しい職場で働いて
いる、と嬉しい報告を聞くことができました。密接をできるだけ避けなくてはいけない状
況ですが、こんな嬉しい報告は、顔を見ながら直に聞くと嬉しさ倍増です。
人と人の関係で『距離を取る』という言葉は、少し寂しい感じがしますが、密接すること
が危険であるかも知れない状況でも、ここまで近づくと考えると心が温かくなる気がしま
す。
社会的距離2mという距離は、片方だけが手を伸ばしても届きませんが、両方から手を伸
ばせば、しっかりと届きます。
(1班 Mさん)

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日本語教室再開準備 2020年6月5日(金)の学級日誌

6月5日(金)
今日は久しぶりの日本語教室でした。世の中に新型コロナウイルスが流行りしばらく教室はお休みしていましたが、緊急事態宣言が解除されたこともあり、また、我々も今までとは違う体制での受け入れが必要ということで、この日は教室再開に向けてボランティアが机の配置等の確認を行いました。他に、参加者は必ずマスクを着用し、受け付けする前に体温チェックと手指消毒をすること。窓を開け、換気に気をつけること等々。

これまでに準備をしてくださった皆様、ありがとうございました。また、今日お会いできなかったボランティアの皆さんや学習者のみなさんに会える日を楽しみにしています。
(4班 Tさん)

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親指と小指を立て“6” 2020年2月21日(金)の学級日誌

2月21日(金)
新型コロナウィルスの感染が広がり、市岡日本語教室も2/28からお休みになりました。次回は4/10を予定しています。

そんな中、台湾からきた2人の女の子と話をしました。台湾に住む2人のご両親もいまの日本にいることを心配しているようでした。現状は咳もせず元気そうにみえましたが、体調が悪くなったらすぐ病院に行くように話しました。

話のなかで、「6時間」という単語がでてきました。その時に手で表した6という数字が親指と小指を立てたものでした。日本で言うと電話を表すジェスチャー、ハワイに行ったら「アロハ〜」といいながらやるあの手でした。
国が変われば数字の表し方も違うことを体感しました。6を片手で表せるのは楽チンだなと思いましたが、そのかわり9を表すのは手を広げた状態で小指だけ曲げるという難しさ。私はできませんでした。教室ではいつも新しい発見があってとても楽しいです。

つぎは4月10日。新型コロナウィルスが早くおさまり、また学習が続けられる環境になっていることを願っています。
(2班 Sさん)

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動物の鳴き声調査 2020年2月14日(金)の学級日誌

2月14日(金)
バレンタインデーの今日は、教室でお菓子を配る学習者さんやボランティアさんもいて、いつも以上に和やかな雰囲気に包まれました。

学習ではベトナムの学習者さんとN3の読解問題を題材に、文中に出てきた「眺める」と「見る」の違いや、「空(から)」の意味などについて学習しました。「掛ける」の使い方についても説明しましたが、辞書を引くと、その用途の多さに驚かされます。「水をかける、パーマをかける、ハンガーをかける・・・」。学習者さんも少し困惑した表情で、外国の方がこれを理解していくのはかなり大変なことだと改めて感じました。

班ミーテイングでは一風変わった調査が行われました。題して「動物の鳴き声調査」。
出席者の母国語で挿絵の動物の鳴き声を披露してもらうというものです。今日はベトナム、台湾、香港、オーストラリア、ペルー、インドネシア、日本人が出席。その7カ国語で犬や猫、アヒル、馬、牛、豚、カエル、ネズミ、鶏、ひよこの鳴き声を聞くことができました。
中でも特徴的だったのは鶏です。オーストラリアでは「クック ドゥドゥルドゥー」、ベトナムでは「アッ アー アー」、ペルーは「キ キ キーン」でした。私達にとっては当たり前ですが、他国からみると、日本の「コケ コッコー」も随分おもしろい表現かもしれません。
また猫は、日本だけが「ニャー、ニャー」で他の国は「ミゥ ミゥ」と同じでした。カエルやひよこの鳴き声は、どの国も似た傾向にありました。最後に披露してくれた台湾の学習者さんの馬は、活字では表現しにくいほど本物に近い上手な鳴き声で場を盛り上げてくれました。
いつもとは違う視点から各国の表現と傾向を知ることができ、とても興味深い調査となりました。担当者さん、どうもありがとうございました。興味をそそる内容は学習意欲や印象づけに繋がるので、日々の学習でも意識しながら取り組んでいきたいと思います。
(4班 M.Oさん)

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