Category Archives: 大連だより

お招きを受けて

bd0455ec2ed865051f2c887487549ea3 aba8246e8613ffe5f867a95299b2f5f8 701f8a8d754705843ab9e394dbea3040 aa055fddb52949ee9fa303ff2f6b3ead

cab5342e565a0c6e398621aa7d86e782 69715eac439052c576638ce67aefe9f0 4d0a37237bd17e82203694c1ca58847f ca869ad03e326a121dfd71bcd5740e44

今日は、以前からの約束で、大学の先生のお宅を訪問。手作り料理をご馳走になった。その先生は、私がいつもコピーをしに行く部屋に常駐されておられるのだが、とても理知的な雰囲気で、もちろん日本語は堪能なのだが、無駄口は一切言わないと言う感じの方。

でも、娘さんが何と某東京大学に留学されておりよく日本にも行かれることもあり、ここでも、日本人であるというだけでプラス価値が私に付随してくる。食事にいらっしゃいな、と言うことになった次第である。

車で大学まで迎えに来ていただき、そこで初めて知ったのだが、お連れ合いも同じ大学の教授。しかも、鹿児島に2年、北海道に3年留学されていたとあって、日本語はペラペラ。お二人は息もピッタリで、皮から手作り(中国の東北地方では当たり前のことであるが)の豚肉と海老とニラ入り餃子が、みるみるうちに出来上がっていく。後は、あいなめの煮付け(もちろん中華風)、豚肉と一寸豆の炒め物、きゅうりと湯葉のサラダ、フルーツは今が盛りのさくらんぼと、昼ながらなんともご馳走である。

お連れ合いはいける口らしく、ワインとともにそのご馳走をいただくことになった。食後は紅茶をいただき、楽しい時間を過ごした。

しかし、人様のおうちをどうのこうの寸評するのもなんだが、素敵なおうちであった。もう少しオバちゃん的な人なら、家の様子も写真を撮らせてもらうのだが、なんとなく言いにくく、料理をされている写真とご夫婦の写真だけ撮らせてもらった。

Posted in 大連だより | Leave a comment

為替レート

c40183c447eedcb889c03be107025728金融だとか、為替レートだとかは、およそ不得意分野。

しかし、今、外国で生活していると、やはり気になる。

昨年、9月に大連に来た時は、1元=約16円と聞いていたが、みるみるまに、17円、18円、19円、

そして、ついに20円を超え、それでもまだまだ上がり続けている。

留学生にとって、たとえば、1万元持っていれば、16万だったのが、20万元になるわけだから、

ちょっと得をした感覚はあるかもしれない。

通貨のことも、もちろん不得意分野でわからないが、これって、円安、行き過ぎじゃないのかな?

Posted in 大連だより | Leave a comment

今日は6月4日だ

5de475123e7063d7e5439b01f53e7c61

1989年6月4日、民主化を求めた多くの中国人学生が弾圧を受けた。命を落とした学生もいる。26年前のことだ。私はあの時何を思ったか?酷いことをする国だと思った。隣国とは言え、中国はその時遠い国だった。今、私はその国にいる。

学生に尋ねたことがあった。6.4天安門事件を。彼は、僕は歴史に関心があるから知っているが多くの中国人は知らないと。

微信に「今日は6月4日だ。中国の若者を想う!世界の若者を想う!彼らの勇気を忘れない!」と投稿した。

ある学生がコメントをこう記した、「南宋詩人杨万里は「别有香超桃李外,更同梅斗雪霜中。」という言葉を書いて庚申バラを褒めました。その意味は、スモモと桃色ほど匂いがいい、それだけではなく、梅の花より寒さに耐えられる。」と。

私が薔薇の写真を添えていたからだ。彼女は1989.6.4を知らないだろう。しかし、彼女が記した
「梅の花より寒さに耐えられる」は、妙に心に残った。

Posted in 大連だより | Leave a comment

ここは大黑石!

af17b57f32cc5101ae0b8e37c93dfcb5 45cd06260e90ddb1916aa84d1b41ac3e

今日は水曜日、1年生の待つ(?)大黑石へ。

教室にはいると、1番前の席の班長の頭がすっかり一休さん状態!どうして、と聞くと、「涼しい」と。確かに!大連はこれから一気に夏に向かう。本当にそれだけの理由かどうかはわからないが、なんとなく微笑ましい。

さて、彼はなかなか気骨があり、クラスでも班長として一目置かれている風情だ。いろんな活動も熱心にしているようだが、とても詩的な写真を投稿していたので、今日はそれを見てもらおうと思う。

中国語のコメントを彼に頼んで日本語にしてもらった。日本語を学んでまだ1年も経っていない。
そこはご容赦を!ちなみに彼は通訳志望である。まだまだ、これからだが、彼ならきっといい通訳になりそうだ。言葉が通じなくても人柄は伝わって来る。

ここは霧の中の西湖じゃなく、太平洋の岛ではありません、

ここも萧红(中国の作者)が書いた《火烧云》ではありません。

ここは小雨の中の海岸、薄雾の中の远山、夕日の中の光り、

子供の想像の中にウルトラマンの家だったのです。ここは大黒石だよ。

这里不是雾中的西湖,
不是太平洋上的岛屿,
不是萧红笔下的火烧云。
这里是细雨中的海滩,
是薄雾中的远山,
是夕阳中的透彻,
是孩子想象中的奥特曼之家。
这里是大黑石。

a8c5f6ec2f5f0abbd680048db4bad1c3

Posted in 大連だより | Leave a comment

写作(作文)の授業終わる!

cdb24c871cd4179f4e418f449d5ce24b

今学期は初めて日本語作文の授業を2クラス受け持った。会話の授業は16回であるが、作文の授業は12回なので、少し早く終わる。

作文は、毎回添削があったので大変ではあったが、中国語を母語とする学生が日本語を学ぶ際、どういう点がハードルになるか、会話授業では見えない点が色々分かった。

日本語教育においては極めて当たり前のことかもしれないが、1点目はテンス・アスペクトの問題、日本語の時制にあたるものが中国語にはない(ないと言っては語弊があるかもしれないが、少なくとも、体系的なものしては日本語とはかなりの差異があるような気がする)。その為、ことごとく、~ます調で作文することになる。たとえば、勉強しています・勉強しました・勉強していましたが全て、勉強しますと言う表現になりがちである。

2点目は、活用の問題、動詞以上に形容詞や形容動詞の活用が苦手なようなきがする。美しい人が美しいな人になったり、美しいの人になったりするのだ。動詞はそれなりに数を勉強するせいか、間違いは少ないような気がする。しかし、発音の問題と相まって、促音便的な変化について、発音も苦手なようだが、表記も同じように、促音が表記されないことがある。行って来た、が行て来たとの誤記になるのはおそらく発音からだろうと思われる。促音は中国語にはないので、どうしても、「イテキタ」になるのだ。

そして、助詞の問題。これは、会話がかなりできる学生でも作文においては苦労する。私もどう説明していいか戸惑うことが多かった。これまでの「国語」教師の経験では全く意識することがなかった点である。他の日本語教師に教えてもらった「日本語文法セルフマスターシリーズ」と言うのを4月に帰国した際購入したが、これが結構役に立ったし、私自身もヘェ~そうなんだと得心するところが多々あった。

日本人は中国語を漢文訓読という方法で日本語として読む方法を編み出した訳だが、存外、中国の学生が漢文訓読を通して、活用や、てにをはつまり助詞を学ぶことができるかもしれない、とふと思ったりするが、その時はその時で古文がハードルになるだろうから、現実的な方法とは言えない。が、改めて漢文を通して、中国語と日本語の違いを認識させられる思いだ。

と、苦労しながら、試行錯誤の中の、この3ヶ月であったが、随分と学生たちに助けられた気がする。みんな、とても真面目に学ぼうとしてくれる。教え方が下手で申し訳なかった、、、。

最後に、今日の授業を終えて、写真を撮ろうということになり、セルフタイマーで撮ったが、私は慌てて走っていったところが、顔は全く見えず(1枚目:どこにいるかわかりますか?)、それでもいいと思ったのだが、いや、やっぱりということになり、次の授業で教室に来た学生に頼んでパチリ!彼らとの思い出の1枚(2枚目)、大切にしたい!

Posted in 大連だより | Leave a comment

中国の大学は卒業のシーズンを迎えています。

a3bfc7abec17d1777a7ae569e8ba7e2d

9月始まりの中国の大学は、6月卒業式のシーズンを迎える。日本人の私には、暑いなかの卒業は何だか奇妙な感じがするが、中国の人からすれば、日本の3月の卒業式はきっと奇異なものに違いない。

さて、黄海校区では、至るところで学士服と言うのだそうだが、卒業式に着用する黒のマント風の上着を来た学生たちが卒業記念の撮影をしている。襟の色は、それぞれ学部によって違うそうだ。

6月25日から、卒業式が始まるそうだ。私は6月26日には帰国する予定なので、参列できそうにないが、はて、どんな感じなのだろうか?興味あるなぁ!

Posted in 大連だより | Leave a comment

どこでも学校も1学期はあとわずか!

ff41cb7846041837534de03ad0f204a4

毎週、日曜日は、相互学習どこでも学校を開催している。1年生3人が、往復4時間バスに乗って毎回参加にやって来る。

本日は、17名参加。先週に引き続き『西遊記』の日本語訳を検討している。1学期もあとわずか!6月14日には終了イベントをやる予定、幹事も決まり、ますます忙しくなるが、楽しい毎日だ。

幹事の面々

幹事の面々

Posted in 大連だより | Leave a comment

大学祭

3946ba027991044ee12c568e41f22a48 5bb8aac52d09a012a773fddf01e3bea7

今日は、とてもいいお天気!しかも、近隣の大連理工大学では学園祭があるらしく、昨日夕食をご馳走になったLW先生から、もし行きたいなら午後からどう?とお誘いを受けた。

しかし、やらなければならないことが満載!そういう時、大概の場合は、まぁいいかって感じでやるべきことを放り出して、やりたい方を選ぶのだが、いくら何でも今日ばかりはそういうわけにはいかない。それぐらい切迫した状態なのだ。せっかくのお誘いをお断りして、部屋にこもってやるべきことをやるも、いかんせん集中力が途切れて途切れて、しょっちゅう休憩しては、微信を見る。

うちの学生もかなり行っているようで、楽しそうな写真が次から次へと投稿されている。その中からいくつかをピックアップして、このブログを読んでくださっている方々にもお伝えしたいと思う。どうだろうか?いずこも同じ風景ではないだろうか?それとも日本の大学祭とはかなり違っているだろうか、まぁとにかくご覧あれ。

9e0a0a8922ad1a81360c2c2b9894a078 a703c4897c30e195462e609e7dc96224

d86de6828fb61550d75b1f65a371d98d cd699b53d84127dc9eb49de9a388c950

Posted in 大連だより | Leave a comment

窓際のトットちゃん

97b409af1114263b7aba4c92ccd78f0f 9b242167f45304686a781451a2cb57a6

渤海校区からの帰りのバスの中で隣り合わせた若くてチャーミングな数学の先生、今度一緒に遊びましょうと筆談で。発音はとてもじゃないが、聞き取れない。しかし、漢字を書いてもらえば多少の見当はつく。

というわけで、今日、夕飯に誘われて出かけることになった。ここ、中国では、やたらそんな出会いが多い。一つは中国人、東北人かな?大連人かな?気性があるかもしれないが、私が日本人であることも大きいような気がししている。

さて、と言っても筆談では限界がある。理系つながりで機械科の学生と一緒に出かけることにした。彼女は大連で一番優秀な大学と言われている理工大出身でしかも米国留学経験あり、才媛である。お茶目で溌剌としている。とてもフランク率直だ。

連れて行かれたのは、とってもおしゃれな店。列車の車両をそのまま使い、何でも、理工大の卒業生が起業して始めたとか。久し振りに食べるピザはとても美味しかった。

さて、帰りは理工大の中をぶらぶら歩きしながら、彼女が聞いた本のこと、通訳によれば、窓辺の小さい豆と豆、??きっと勘の良い人ならわかるだろうが、少し脳裏をかすめはしたが、帰って調べると、「窓際のトットちゃん」のこと。なんだか、なるほどと思った前に、彼女が微信に投稿していた意味がわからず、今日聞くと(通訳さまさまである)、教師は子どもから学ばなければならない、とのこと。彼女はいい教師だ!

72853f9e78fa4bfdcb656e5a03b4ea7d 9b50efac236bbb1bfff9d22a5b14fc24

Posted in 大連だより | Leave a comment

夕食はシーフードカレー!英語教師Gを招いて!

25c19b030064d5e2f6bdc3ffc854dad8本日は、同じ寮に住むカナダ人英語教師Gにシーフードカレーを振る舞う。

Gはとても話好き。私はほとんど英語はできないが中国語よりは解る。腐っても鯛とは言いたくないが、中学から叩き込まれた残滓のせいだ。

そう言えば、昨日中国人の先生から、最近中国では英語教育が盛んだが、日本はどうだ?と聞かれた。私は、日本の高校では、外国語を勉強することは必修として定められているが、それは必ずしも英語でなくともよい、しかし、現実的には、英語がほとんどだ、と答えた。

これはご存知でない方もおられるかもしれないが、文科省が大綱的基準として告示している学習指導要領で、必修として定められているのは外国語であって英語ではない。英語帝国主義と呼ぶ人があるが、まさに言葉の上で英語の侵略力は絶大だ。

さてさて、シーフードカレーの話に戻ろう。Gとは何度かランチをともにしたが、私には、彼女の話す英語は10分の1しか理解できない。それでも彼女は話したいようだ。以前、私が作ったカレーを微信に投稿した時、食べたいとリクエストがあり思わず、いいよ!と返事してしまったことが今晩のディナーのきっかけだ。彼女肉はダメらしく、それならシーフードカレーをということだ。

そして、私たちの通訳として英語ペラペラ日本語も2年随一の英語専攻LJも招待した。これまでも彼は私たち2人の通訳役として完璧に仕事をこなしてくれている。

朝市で材料を買い込み、下ごしらえは終わった。さぁ、後はワインが欲しい。午後スーパーに買いに行こう。しなければならないことは多々あるが、それはひとまず置いておこう。今晩のディナーが楽しみ!!

Posted in 大連だより | Leave a comment