Category Archives: 学級日誌

日本語能力試験の聴解模擬テスト

今日は朝から雨の一日でした。

午後7時前に教室に着く。
教室内を見渡すといつもより学習者が少ないようだ。
今日から日本語能力試験の聴解模擬テストが4回にわたり行われる。
学習者と一緒に別室へ行く。11~12名の学習者が参加。
注意事項の説明のあと、本番形式と同じようにテスト(45分間、30問)が始まる。学習さんは真剣にラジオから流れる音声(問題)を聴きながら解答を書く。
その後、解答のチェックと誤答箇所の解説を行う。日ごろ、対面の会話には慣れている学習者でも、ラジオからの音声は少し異質で、聴きとりにくいのではないか、と思った。
テスト終了後、7班担当のボランティアさんから「機械(CD,テープ、ラジオ、テレビなどで)の音声を何度も繰り返し聴き、耳を慣らすことが大事です」、と説明がありました。
全く同感です。
能力試験まで、あと1ヶ月少しです。
学習者・ボランティアのみなさん、お互いに頑張って、多くの人が合格できることを期待したいですね。

(6班 Mさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

大阪国際学校のフェスティバルのライブステージ「ミニ外国語講座」の準備

10月20日(土)の大阪国際学校のフェスティバルで、ライブステージ「ミニ外国語講座」の中国語を担当することになったパートナーのOさんと、15分間のシナリオを組み立てる。
小学校生10人くらいとステージでミニレッスン!

簡単な挨拶の言葉や数字、好きな果物などの中国のコトバを教える予定。
子どもたちにマイクを向けて「声」を出してもらうという小さな工夫が盛り上がりにつながることも話し合った。
2児の母で平日は仕事もしているOさんだが、9月には「教育サポーター養成研修」にも毎週(土)(日)に参加して、まもなく修了書も頂くとのこと。自身が日本に来て、サポーターの方に大変お世話になったのでぜひ、私もサポーターになって恩返しをしたいとの高邁な志には、いつもの事ながら頭が下がる。
九条商店街のアナウンス録音や中国語講師の依頼などが絶えないOさん、出会いから2年2ヶ月!
お互いに殆ど休むことなく教室で学んだことが着実に実を結んでいると信じたい。

(5班 Sさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

細かい言葉の使い方や発音の間違いを指摘してほしい

今日の学習者はイギリス人のMさん。
本人持参のテキスト(アメリカ人向けに作られたテキストのコピー)を勉強をしました。
最初に、「私の小さな間違いもすべて直してください」と言いました。
彼の周りの日本人は、「だいたい意味はわかる」からと、細かい言葉の使い方や発音の間違いを指摘してくれないのだそうです。
彼は英語の先生らしく、今日のために準備をしてた(自分用と私用の2枚コピーしていた)し、何をどう勉強したいのかがはっきりしていたので、こちらとしてもとてもやりやすかったです。
テキストのひとつの文章をとってみても、ただその文章だけでなく、他の表現はないかを考えたり、応用して、違う例文を作ってみたり、テキストを見ないで会話のやり取りをしたり、まさに「授業」している雰囲気でした。
日本語のレベルもかなり上級の彼でしたが、相手や場所、さまざまな場面の違いによって、どの程度の敬語・丁寧語を使うのか、その「さじ加減」が難しいと言っていました。
日本人でもうまく使いこなせないだけに、日本語学習者にとってはなおさら難しいところなのでしょう。

(1班 Aさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

中国の人は非漢字圏とは別の悩みがあるようです。

今日は雨がぱらつき始めたせいか、ボランティアも学習者も集まりが遅く、7時になっても2/3ほどの席が空いている状況。
担当の学習者が10分過ぎても現れなかったので、ピンチヒッターで今日休みのボランティアの学習者の相手をすることになりました。
相手は今までも何回かピンチヒッターで担当したことのある中国人のご夫婦です。

中国の人は日本語の漢字の「読み」にはずいぶん苦労しており、非漢字圏とは別の悩みがあるようです。
「訓」は当然として、「音」でも中国語と同じ発音は非常に少ない。おまけに、中国語と同じ漢字でも意味が異なるのが結構ある・・等。

今日も母語干渉の新しい発見がありました。「クラスで ○○さんが いちばん 若いです」という文で、しばらく考え込んで「若い」というのはどういう意味ですかと聞くので、“年軽”と答えると「ああ・・」と思い出したように納得しましたが、それでも怪訝な様子です。
中国語の“若”には日本語の「若い」という意味は無く、どちらかといえば書面語で「若し(も)・・・」という場合に使い、日常の口語ではあまり使いませんから、なんでこんな場面で“若”という字が出てくるのか考え込んだようです。

(2班、H.I.さん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

台湾留学女性2人と勉強

本日は、台湾留学女性2人と勉強をしました。
始めは1対2で日常会話をしていたのですが、しばらくして少し遅れてやってきたボランティア・見学者を交え、3対2で進めました。

2人は今年、日本語能力試験1級を受験するので主に問題集の解りにくいところを順にやっていく。
選択問題の副詞、日本人なら慣れや感覚でわかる問題も、学習者には答えを戸惑う箇所が結構ある。
その説明にボランティアが、結構戸惑いながらも説明を加えていく。解ったくれたような、もひとつのような。

試験に向けて2人とも、聴解問題を練習したいと言っている。
聴解は慣れと自信が大事なので、7班の練習問題に参加する予定。

一人の学習者は、昨年10月から市岡に参加。
留学生活を1年で終えるため、10月に帰国が決定している。
1級試験は台湾で受験することに。試験に合格すれば、台湾で貿易会社に就職したいと言っている。

彼女から、テストの合格・就職決定という報告をぜひ聞きたいものですね。

(6班 Hさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

小学生の学習者さん

残暑厳しい9月14日。
本日は市岡には珍しい、小学生の学習者さんを担当することに。

五年前に家族でスリランカから日本にやってきた彼は、港区の小学校に通っている。
今日は、お母さんの受講にくっついて、市岡に遊びに来たのである。

お母さんはともかく、五年も日本で生活している彼は難なく日本語を使いこなしおり(「使いこなすという」意識すらない)、時折、お母さんの通訳を行っている。

さて、そうなると「日本語を勉強する手伝いをする」という私の役割は必要なくなってくる。
いつもは前頭葉の言語野だかなんだか脳みその前の方、おでこの当たりをムズムズさせながら日本語を教えているが、男性単身者の私には小学生を楽しませる為の話題や知識がほとんど無いことに気付いた。

急ぎ、資料室に走り、寄贈本箱の中から昆虫図鑑を引っ張り出して彼のところへ戻った。

成功である。
今までは照れくさそうにモジモジしていた彼も、目を輝かせページをめくりだした。

「この蝶々は見たことがある。」「コレは何、バッタ?それともコオロギ?」「クワガタに指を挟まれて痛かった」等々、退屈させずに時間を過ごすことができた。

国籍はもちろん、世代や性別、文化が全くことなる人たちが集まる市岡、今回はその多様性の最たるものだったように思う。
おっさん(自分自身はお兄さんと思いたい)と小学生が楽しく1時間半の間話をする。
その為に今回は昆虫図鑑が役に立った訳だが、普段から話題のきっかけになるようなチラシや雑誌、写真を集めておくことの大切さを痛感した。

(6班 Yさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

新学期最初の日本語教室

新学期最初の日本語教室が開かれました。

再開を待ちかねていた学習者さんたちが、大勢元気な顔を見せてくれました。
また、9月からの新規学習者もたくさん訪れました。
今学期の新規学習者には、ふだんより、欧米系の人たちが多いように感じました。

また、中学生や高校生も何人か新規登録に来ました。
学習指導や進学指導なども必要になってくるかもしれません。

教室が再開したと思うとすぐに、日本語能力検定の受付締め切りです。
今日もその確認で気ぜわしい雰囲気も漂っていました。
12月の検定試験に向けての学習もいよいよ本格的になります。
大勢合格してくれるといいですね。

(2班 Fさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

ボランティアミーティング

猛暑もヤット弱まり、朝晩は秋の気配を感じる日々となってきました。
 
来週から、2学期が始まります。久しぶりに顔を合わせる学習者と新規に来られる学習者で、教室は忙しくなりそうです。
夏期研修会で学んだことを生かし、私達ボランティアも頑張って参りたいと思います。

本日は恒例のボランティアミーティングがあり、今後の日本語教室の運営や学習者支援対策について、各班別に問題提起と意見交換が行われました。

運営面では、会館使用経費と特別会員の寄付金取り扱いに関する件、学習者支援では、ボランティアの増員、学習者の受持ち条件・指導要領・教材・野外学習など、いろいろな意見が出されました。(詳細のついては、後日、担当の理事さんよりご報告がある、とのことです)

最後に、理事長さんの講評があり、「きょうの貴重な意見をまとめ、理事会で話し合い、対応していきたい」との、ご挨拶がありました。

なお、7班の方より、「日本語能力試験の願書提出締切日が直近に迫っているので、学習者に連絡していただくよう」、指示がありました。

願書提出締切日: 平成19年9月11日(火) (消印有効)

(6班 Mさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

「国際交流ちびっこ夏祭り」

18_1ナインモール九条(九条新道商店街)で「国際交流ちびっこ夏祭り」が開かれました。

市岡日本語教室でも、このまつりに参加し、交流・宣伝活動を行いました。
内モンゴル、香港、中国、インドネシアなどの学習者が参加してくれました。
学習者さんたちは、日本人ボランティアと一緒に、金魚すくいなどの屋台を手伝いました。

(広報担当

Posted in 学級日誌 | Leave a comment

研修会「日本語について」ヒューマンアカデミー及川篤先生

17_1第2回目の研修会はヒューマンアカデミーの及川篤先生を講師に招いて行われました。
今日の研修会は、日本語についての学習でした。
今までこのように日本語について勉強したことがなかったので新鮮でした。
助詞と述語の関係など、普段無意識に使っている言葉でも、解説されるとなるほど、と思うところがたくさんありました。
ただ、全般的には少し難しく感じたので、内容を理解して実践するには時間が必要な気がしましたが、自分で日本語を考える際のきっかけになりました。
資料にあった「助詞のイメージ」は実際の説明に利用できそうです。
ほんとうはこのような日本語に対する確かな理解が必要なんだろうなと感じました。「
言葉を教えるとは、文化を教えること」という先生の言葉が印象に残りました。

(1班 Aさん)

Posted in 学級日誌 | Leave a comment