Category Archives: 学級日誌

交換留学生のドイツ人高校生のお別れスピーチ

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大寒に入り、爆弾低気圧がやってくる、との報道もあったが、寒さに負けず多くの学習者が教室へ来てくれた。
私の担当していた学習者は母国で就職のため先週帰国。
今週より中国人女性を受け持つ。

  彼女は中国の大学を卒業後、2年前に来日、専門学校で日本語を勉強、市岡にも2~3回出席したことがある。
彼女の目標は日本の大学で経営情報学を勉強し、母国で就職すること。
そのため、受験大学、学部、試験科目、面接時の想定問答、などについて会話を交わした。

  しかし、合格後でも、日本人学生と同じ環境で授業をうけ、コミュニケートするには、日本語能力(聴解力、読解力、)を更に向上させる必要があり、市岡に来ました、と述べている。
本人の頑張りと少しでもお手伝いが出来れば、と思っている。

授業の最後に、交換留学生のドイツ人高校生のお別れスピーチと理事長より修了証書が渡されました。
市岡日本語教室で学ばれた人達がそれぞれの母国で活躍され、将来日本との架け橋になってくれることを願っております。

(6班 Mさん)

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学習者が希望通り進めることを願う

 寒い時期ですね、今日を入れて今期は残り5日間、風邪などをひかぬよう頑張りましょう。
遅れてきた学習者と握手をすると、みんなかなり冷たい。
ところが、私の担当者(台湾女性)は休み。
今春、他府県の大学に入学希望。そのため3週間、市岡は休みと連絡が入った。
入試のための日本語・英語・事務的なことがいっぱいあり、いっそう勉強しなくてはならないと言う。 
彼女が日本語能力試験1級、大学入学を希望通り達成すれば大変嬉しい。
だが、反面そうなればもう市岡へは通ってこられない。
市岡で培った「縁」を大事にしながら、それぞれの学習者が希望通り進めることを願う。

  昨年12月3日、港南中学1年 多文化共生授業に参加した学習者たちに一人ひとりに、生徒の感想文綴り、写真のDVDを預かった(休みで渡せないため)。
色々な視点からの感想文・写真、彼らの記憶に残ることでしょう。
生徒たちと交流していただいた学習者の人たち、改めてありがとう!

(6班 Hさん)

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学習者との出会いと別れ

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今日を最後に帰国する学習者があり、彼女に理事長から修了証書が手渡されました。
これから、毎週ほど、こういう学習者が出てくると思います。
学習者との出会いと別れ、悲しくもありますが、また彼、彼女たちが大阪に遊びに来てくれることもよくあります。
出会いの喜び、別れの悲しみ、そして再会の喜びと、市岡日本語教室ではたくさんの人生が交差しています。
(広報担当)

今日は3学期最初の授業日でしたが、生憎の雨のせいか、学習者の欠席が目立ち、手持ち無沙汰のボランティアの方もいて、なんとなく残念な初日でした。 
私の担当の学習者は大正区から自転車で通っているので、もしかしたら休みかなとも思っていましたが、いつものように元気にやってきました。
約一ヶ月ぶりの授業なので、まず前回やった課の練習問題をさせましたが、なかなか思い出せない様子なので、やむなく課の最初からやり直しました。
1週間に1度の授業でも、継続しているのとブランクがあるのとでは違うものだなと改めて知りました。練習問題は宿題として渡しました。来週が楽しみです。

(2班、H.I.さん)

 

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オープンクラス

18_1 (1)2学期最後の教室はオープンクラスでした。
まず、ハーモニーバンドの演奏を楽しみ、全員で合唱した後に、ビンゴ大会をしました。

最初はなかなかビンゴの人が出ず、みなさん一生懸命にカードを見て、ワイワイ盛り上がっていました!

多くの方が参加され、普段の授業では話す機会のない学習者さんともお話ができ、とても楽しい時間が過ごせました。

(7班 Tさん)

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南市岡小学校のふれあいまつり

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南市岡小学校のふれあいまつりに参加しました。
昨年までは、学習者さんたちにも一般参加を呼びかけていたのですが、子どもむけの催しということもあり、参加者も少なかったので、今年からは広く呼びかけることはしていません。

今年はステージに出演を依頼されたナランフさんとサイハンさんだけの参加となりました。(もちろん、イベントや渉外の係からは付き添いを出していますが)
オープニング行事のトリを取って、お二人が内モンゴルの歌を披露されました。
美しい歌声に会場の小学生や地域の人たちが聞きほれていました。
いつものことながら、お二人の歌唱力には感心します。来年2月24日(日)の港区民ホールでのチャリティーコンサートが楽しみです。

(広報担当)

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抽象的な回答を、自分自身もあまり理解し切れていない状態で答えてしまう

今年の学習も残す所あとわずか。
通常の学習は今日が最後でした。

日本語能力検定試験も終わり、全体にのんびりとした雰囲気の教室でした。
私は大学を受験する予定の学習者の面接と作文の指導をしました。
予想質問に予定回答を答えることはできても、その後の派生的な質問になかなか答えられず、苦労しそうです。
日本人の学生でも同じことが言えるのですが、抽象的な回答を、自分自身もあまり理解し切れていない状態で答えてしまうことがあり、予想質問・予定回答方式の準備の限界を感じます。
やっぱり中身を磨かないとね。むつかしい。

(2班 Fさん)

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港南中学校との交流行事

15_1 (1)恒例となりました、港南中学校との交流行事に参加しました。
中学校の総合学習の時間に国際交流をテーマに実施される行事のお手伝いを毎年しています。
今年は、サンディア(スリランカ)、王(中国)、林(香港)、アントニオ(スペイン)、クリス(フランス)、フランソワ(フランス)、マルチェロ(イタリア)の7名が参加しました。
日本語教室からは、瀬尾、糸川、札葉が付き添いました。(敬称略)

最初、体育館で1年生全員を前に自己紹介した後、各クラスに移動して、それぞれがお国の紹介をしたり、生徒の質問に答えたり、クラスのそれぞれの企画に従って交流しました。
なかなか中学生と触れ合う機会もないので、学習者さんたちも、楽しく過ごしていました。こういう地域とのふれあいの機会も大切にしていきたいと思います。

(広報担当)

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日本語能力検定試験 読解・聴解が不安

今日は、いつもより学習者さんの出席率が少なかったように思えました。
12月2日の日本語能力検定試験に向けてラストスパートで一生懸命頑張っている人もいれば、いつものようにおしゃべりしている人もいました。
私の学習者さんは、1級を受けます。文字・語彙・文法は、合格点に達していて本人にも余裕が見られますが、読解・聴解が不安みたいです。
でも勉強熱心に今日まで頑張っていたので、合格してほしいですね。

(4班 Nさん)

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漢字圏出身でない学習者にとって漢字の壁

私は奈良で勤務しているため、毎週市岡日本語教室に到着するのは7時ギリギリか、少し遅刻してしまいます。
いつも一緒に勉強しているインドネシア出身のG君から、毎週金曜日の6時頃にメールが送られてきます。
「今日は来られますか?」「仕事が忙しかったら無理しないでください。」「気をつけて来てください。」など、心のこもった日本語を使ってくれるのがとても嬉しいです。

G君は日本語能力検定の2級を受けるため、先月から集中的に2級問題集を使って、活動時間内で出来るだけ問題を解いてもらいます。
また宿題としてやってもらった問題の答え合わせや質問などにも応じるようにしています。
G君は普段よくテレビを見るので、聞き取り力や、語彙数は多いようにおもいますが、やはり漢字圏出身でない学習者にとっては漢字の壁は大きく、特に読解は難関です。読めない漢字に気をとられ過ぎて重要な本文の内容を掴むことができません。
イヤでも漢字の勉強をこなすしか方法はないのかな?と思います。
しかし、先月一緒に勉強したアメリカ人のMさんは、漢字をスラスラ読めて意味も理解していることに驚きました。
「どうやって漢字を勉強したんですか?」と質問してみると、かばんから任天堂DSを出し、「【大人の学習 金田一先生の日本語レッスン(ゲームソフト)】で勉強しています!」と得意げに見せてくれました。
ゲームで楽しみながら漢字を身につけるそのアイディアには感動しました♪

また、今回の授業で敬語の問題を集中的にやってみましたが、説明するにつれてG君のストレスが上がっていくのが見え、最後には「もう敬語はいいです。」と本を閉じられてしまいました。
敬語は日本人でさえ難しい分野です。
教える側の私がしっかり理解できていないために、学習者にわかりやすい教え方ができなかったことに自分の力不足を感じました。

(7班 Sさん)

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いちばん大切な部分を最後へすえ、あとは余韻でつつむー。これが日本の文章

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台湾女性、12月に日本語能力試験1級を受験します。
先週の聴解テスト正解率60%、本人も私も少し残念でした。

試験に向けて、不安を感じる言葉がたまに出てきます。
誰もが試験に望むに際して、多少の不安はつきもの。「なんとかなるさ」の気持ちを持ってもらいたいものです。
今日は1級読解問題、自分がやってきた不正解の問題をやり直す。文章を読んで、「言いたいこと」を選択する設問。彼女は、この「言いたいこと」の問題をよく間違うと言う。
ひとつの設問に、日本語についての次の文章があった。「いちばん大切な部分を最後へすえ、あとは余韻でつつむー。これが日本の文章、日本のことばの流儀である。」
彼女は、この問の答えも間違えていた。ほかの不正解問題を上の流儀に従い解いていくと、全問正解。こういう問題に対し、時間がなかったり、どうしても理解できないときなど、上の流儀を参考にして対処するよう指導する。止むを得ずの試験便法、半信半疑の様子ながら頷いていた。

(6班Hさん)

英語ではトピックセンテンスはパラグラフの最初に来ることが多く、文の要旨をつかむ問題では、最初の文をよく読むように指導しています。
日本語は逆ですね。便法ではなく、正しい指導だと思います。
写真は2級の聴解練習の模様です。
(広報担当)

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