Category Archives: 学級日誌

ジャスコのイエローレシートデー

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ジャスコのイエローレシートデーのイベントに参加しました。
毎月11日に発行される黄色のレシートを集めると、その1%がボランティア団体に寄付されるというイオングループの社会貢献事業です。

  吉田理事長以下、約10名のボランティアが、レジ前に立って6時から7時半まで黄色いレシートを集めました。

  先月のこの日には約160万円分のレシートが集まり、1万6千円ほどの収入になっています。
今月の分は後日店側が集計してくれることになっています。

  協力してくださった買い物客の皆さん、ありがとうございました。
また、忙しい中店頭に集まっていただいたボランティアの皆さん、お疲れ様でした。
また、来月もよろしくお願いします。

(広報担当)

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ベトナム人学習者とベトナムに行ってきた話

 通常学習は先週8月29日から始まっているが、9月最初の金曜日、まだまだ学習者が少ない印象だった。
19時をまわり、私が担当している学習者が少し遅れていたので近くの席に座っていた3名のベトナム人学習者に話しかけた。
つい最近、夏休みを利用して一人でベトナムに行ってきたのでその話をした。
ベトナムの印象を聞かれ、「大好き!人も良くて食べ物も美味しいし!」と言うと、笑顔でとても喜んでくれた。

  ハノイとホイアンに行ったというと、世界遺産のハロン湾に行ったかどうか、こんな食べ物を食べたかどうかなどを尋ねられたり、ベトナム語はむずかしいねと言うと、日本語はもっと難しい・・とはにかんで話す彼ら。数分足らずのおしゃべりだったが、なかなか他の班の学習者や自分の班でも担当以外の学習者と話す機会のないままその日を終えてしまう事が多いので、とても有意義な時間を過ごせたように思う。

  最近、世界遺産に興味があるので少しアンテナを張ってはいるが、「この場所に行った・・」と言われて、日本の世界遺産やその土地の名物などを私はすぐ話題にできるかどうか・・・昨年登録されて話題になった島根県の「石見銀山」は記憶に新しいけれど・・

  こういった日本に関するさまざまなトピック、普段の何気なく会話しやすいニュースなども増やしていかなければなぁと思った学習日でした。

(5班 Pさん)

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3年間教室に通ったスペインのAさん

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 夏休みも終わり、2学期が始まりました。
あいにくの雨空で、いつもより少し集まりが悪かったようです。
それでも、大勢の学習者が元気な顔を見せてくれました。
あちこちで、夏休みの帰省や旅行のお土産の頒布会が開かれ、私も担当の学習者さんからの台湾土産をはじめ、いろいろいただきました。
当分、珍しいお菓子に囲まれてすごせそうです。

  そんな中で、今日を最後に帰国する学習者もいました。
スペインのAさんは3年間教室に通っていましたが、来週の帰国が決まりました。
日本が大好きで、ずっと日本で求職活動をしていましたが、うまくいかず、残念ながらの帰国となりました。

  彼はもともとはNOVAの先生でしたが、例の騒動で失職し、その後の仕事も見つかりませんでした。
市岡に来ていた元NOVAの先生たちもだいぶ減りました。
無責任な経営者のせいで、日本びいきの人たちが次々と人生や生活の設計を狂わされて、不本意な形で帰国や転職をしているのを見ると憤りを感じます。

  なにはともあれ、Aさんの今後の活躍をお祈りしたいと思います。同じ地球の上の住人同志です。またきっと会えると信じています。

(2班 Fさん)

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市民学習センターの講義

 それは、35℃を超える熱波も過ぎた、ある夏の夜のことだった。
私は、見慣れたオークの7階にある市民学習センターに足を運び、前回同様100円を支払い、席に着いた。
たった100円で1コマ分の講義を受けられると得した気分で望んだのだが…、単なるマンの悪さか、それとも快適な室温のおかげか、講義が始まるや否や睡魔に襲われ、後半には持病の腹痛まで起こるようになっていた…。

  講義の内容は、日本語学校で指導するような文型積み上げ型が中心で、短時間の間に、小難しい専門用語やらカタカナ語やらが、私の処理速度の遅い頭の中では理解も整理もする間もなく、マシンガンのように先生の口から繰り出されていた。 果たして、1対多の教え方が、1対1を基本とする市岡の教室に当てはまるのだろうか…、などと思いながらも、迫り来る睡魔と腹痛に耐えていたのだった。
  日本語教師でも目指している人にはありがたい講義かもしれないが、日本語教育の基礎にも触れたことのないボランティアの人には、非常に難しかった講義かもしれない。
  私が入会当初、市岡は在阪外国人の話し相手になってあげることが主で、日本語学校のように文型の通り教えていくものではないため、1対1になっているのだと聞いた。これは私の勘違いなのか、聞き違いなのか…。ひょっとしたら、自分はボランティアには向いていないのではないか…、と思うようになっていた。
  実際、中級レベルの学習者と1対1での日常会話では、なぜかうまく話すことができず、入門~初級レベルの学習者と1対2~3での文型指導では、自然に体が動いてしまうのだ。
  今回の講義が市岡に活かされるのであれば、ボランティアの教え方も変わり、学習者の上達はミッション車の3rd.のごとく加速するだろう。次回、教室で確かめてみたいと思う。
(1班 Nさん)

  市岡は1対1のシステムをとっているおかげで、学習者個々の様々なニーズに応えることが可能だと思います。昼間日本語学校に通学している就学生には、日常会話の練習が喜ばれることが多いかもしれません。また、日本人の話し相手や友人が少なくて、それを求めて来られている学習者もあります。その一方で、日本語能力検定合格を目指している方もいます。また、企業研修生や主婦等で日本語学校に行っていない人も大勢います。全くの初学者という方もいます。様々な学習者のそれぞれの要望に応えられるのが市岡のシステムのいい所だと思います。
  ボランティアにもいろいろな種類の方がいます。専門的な日本語教育の技術を習得されている方、語学教育の経験のある方、日本語教師を目指している方。あるいは、日本語教育や外国語教育に全く無縁だった方、自身も本格的な外国語教育を受けたことのない方。いろいろな方が、それぞれの経験や資質を活かして、外国人に接していけます。そういう中で、一番大切なものは誠意と愛情かなと、私は思います。技術がなくとも、誠意と愛情があれば、学習者に何かを伝えることが可能だからです。かといって、文法的な質問をされても、全く答えられない、語彙力が足りない、という状況がいつまでも続くのであれば、それはそれで問題ではないでしょうか。自身が、いつまでも日本語指導の初心者のままでいいというわけではないと思います。
  研修係の人たちは、今回を含め、いろいろな角度からの研修を用意してくださっています。ボランティアの方々も研鑽を積んでより高度な指導者を目指していただきたいと思います。私なんかも、学習者とはほとんど世間話に終始していますが、それでも、日本語についての素養があるのとないのとでは大きく違うなと感じ、時には学習者の質問に対して赤面の思いで接しています。自分も含め、もっともっと日本語能力を高めていかないといけないと感じています。(でも、教室では雑談しかしないだろうな。)
(広報担当)

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港区民まつり

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港区民まつりに参加しました。
八幡屋運動公園(朝潮橋)に大勢の人が集まって、賑やかに開催されました。
市岡日本語教室では、その一画にテント一面分のスペースをもらい、広報活動を行いました。
スリランカのサンディアさんや内モンゴルのナランフさんたちが民族衣装で参加してくれました。
途中、大阪市の平松市長や中馬弘毅 衆議院議員なども私たちのテントを訪ねてくれました。

  まつりに遊びに来ていた何人かの外国人に声をかけ、また、興味を持った地域の人たちにはボランティア募集の声かけをしました。
  暑い中、手伝いに来てくださった皆さん、ありがとうございました。

(広報担当)

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京都日本語教育センターの西原純子先生 夏期ボランティア研修

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 夏期ボランティア研修が弁天町市民学習センターで開催されました。
「わかりやすく日本語を教えるために 学ぶ人にとって面白い日本語授業とはどんな授業だろう」
講師は財)京都日本語教育センターの西原純子先生。
  「おはようございます」
  日本語で実際に生活の場で使用される言葉。
  コミュニケーション力を早く身につけるための正しい発音。
  学習者にとって、日本語環境の中で疎外感を味わわないためには、“聞き取る”力を付ける事が重要。
  日本語を学ぶことの楽しさを発見してもらうこと。

9月より大連にて学生の日本語学習のお手伝いをさせていただくことになりました。ぜひ、今日の研修内容も役立てていきたいと思います。

(6班 森 啓さん)

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大阪日本橋の国立文楽劇場「みんなで行く文楽」

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 暑さ続く七月最後の土曜朝十時、大阪日本橋の国立文楽劇場一階に集合した「みんなで行く文楽」一行。
参加したボランティアも学習者もほとんどが人形浄瑠璃は初めてです。

  まず人形遣い、蓑一郎さんにお人形と文楽についてお話を伺いました。
人形の材料もいろいろ見せていただき、ノリに使う割り箸ほどの黄色いカチカチのニカワ、バネになる黒く大きい鯨の髭…皆触るのは初めてです。
  解説後、リズさんは人形遣いを体験。
ちょっと重いけど、がんばりました。かっこよかった!

  十一時から「西遊記~悟空の大冒険~」。 
三味線と大夫さんの語りに合わせて幕が開くと、主役の孫悟空が大暴れ。
地獄のエンマ大王より強くエンマ帳に書かれた寿命も書きつぶし、油煮えたぎる釜からあっと言う間に空へ飛び去ります。
そんな悟空が三蔵法師のお供をして天竺を目指すと、途中に熱砂漠。暑さを消す扇を羅刹女に借りに行きますが、たちまち大喧嘩に。悟空は彼女の夫、牛魔王と一騎打ち。めまぐるしい変身競争に食いだおれ人形やグリコの看板も現れて客席を沸かせます。
もちろん悟空たちが勝ち、無事砂漠を通過し、輝く天竺に。
お釈迦様からお経を受け取る場面では本当に美しい音と光がキラキラ降りそそぎました。

劇が終わると三蔵一行が客席に来て、みんな悟空たちと握手! 金屏風の前で記念撮影もしました!
最後に舞台裏を見学。出番を待つお人形を間近に見たり、舟底という人形遣いさんが立つ一段低い舞台を歩いたり。面白かったです!
  よければまた来年参りましょう。
  ありがとうございました!

(3班Nさん)

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天神祭のため少なめの日本語教室

本日も先週と同じく港区民センターをお借りして日本語教室が行われました。
今日は天神祭のため、学習者の方々もお祭りに行かれた人が多いようで、少なめの日本語教室になりました。
お祭り行かれた方々、楽しめましたか?
ものすごい人にびっくりされたかもしれませんね。
私は担当しているMさんと近況報告をしながら、そろそろ日本語検定の申し込みの時期やねと確認しました。
秋からは検定モードに切り替えなくては!

(4班 Nさん)

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港区民センターにおいて特別学習

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 今日の教室は港区民センターでした。

当港区民センターでの学習は、前に一度「日本語教室特別編」として実施されましたが、その時は集まりが少なく、いささか低調でした。

今日も時間前には学習者は2~3名で「ボランティアばかりやな」と言い合うような状況で、前回のことが頭をよぎりましたが、時間を追うごとに次第に増えてきて、最後には準備された2教室ともほぼ一杯の大盛況でした。

今日の学習場所の急な変更にもうまく対応できたのは、6月に予定表「今後の予定」を配布して、港区民センターにおいて特別学習をする予定があることを、事前に通知徹底しておいたのがよかったのでしょうか。 

(2班 H. I.さん)

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故郷ウズベキスタンの里帰りの話

 先週は、パートナーのVさんが故郷ウズベキスタンに1ヶ月と10日里帰りし、再会した。
七夕祭りだったのでお土産にお菓子やきれいな刺繍を施した帽子をもらったがゆっくり話すことはできなかった。
短冊に彼女が書いた願い事はロシア語だったが、ご主人とずっと仲良く暮らせるよう、というものだった。
久しぶりに新婚のご主人と再会しうれしさもひとしおだったのだろうと想像する。

今週は、通常通りの授業だったので をゆっくり里帰りの話を伺った。
ウズベキスタンいる間、カザフスタンにいるお父さんにも数日会いにいったそうだ。
彼女のいるウズベキスタンのタシケントからタクシーで1時間半で国境に着き、国境では10分ほど歩くらしい。
そして1時間かけてまたタクシーでお父さんのいる町へ行ったということだ。
お父さんは石油の会社で働くらしい。
そんな場所だからか到着する前に寄ったバザールでは食料の買出しかと思ったら、ただ水を買うらしい。
そこは水がまずい町らしい。

18歳で成人となるらしいが、お酒やタバコを始める年齢はウズベキスタンが一番早いと思う、と彼女は言う。
未婚の女性が出産する例も多いらしく‘できちゃった婚’なんて日本語まで教えた。

日本での生活をどのようにお母さんに報告したかが気になるところだったが、家が狭いこと以外は「日本人はとても親切で、悪いところはない。日本はとてもいい。」と、報告したようだ。
家の狭さは、彼女の実家のリビングに玄関、バストイレ、すべてがすっぽり入る大きさだということを絵を描いて説明したと笑っていた。

日本で言う成人を少し過ぎたばかりの若さいっぱいの彼女。
主婦として過ごす彼女の日本の生活が少しでも楽しいものになるよう手伝えたらうれしいと思う。

(5班 Yさん)

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