Category Archives: 学級日誌

台湾で仏教を専攻した僧侶の方

今年最初の日本語教室がありました。
一緒に学習したのは台湾から3ヶ月ほど前に来日した、僧侶の方でした。
台湾で仏教を専攻し、大学院を修了されて日本でも大学院に行きたいとのことで、勉強・学習を進められています。
この日は私が日本語を教える・・というより、彼女に仏教に関していろいろなことを教わりました。
日本の仏教のことも聞かれはしたのですが、恥ずかしながら全く答えられずでした。私自身が学生のころ、歴史で学んできた単語の日本語の読みを平仮名で示し、「日本語の学習」とさせていただいてしまいました。
お話している感じでは、如来は阿弥陀・・・の読みは変わらないようで、仏教は中国から伝来したのだと納得しました。彼女の仏の道への取り組み方の話も聞いていたのですが、驚いたのはとてもストイックな姿勢です。
自分で決めた戒律があるとのことで、その内容を少し聞かせていただいたのですが、厳しさにびっくりしました。
私にその真似は到底できないと感心しきりでした。と同時に、自分が日本人として、あまりに日本の宗教や文明のことを知らないことも思い知りました。
にほんご教室で日本語を教えるだけでなく、日本そのものの話をできるようになりたいと思います。

(5班 Yさん)

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餅つき会

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学習者とその家族、友達が5名、ボランティア7名、総勢12人で餅つきをして来ました。冷たい風の吹くなか商店会の人達に混じり、次から次へと運ばれてくる餅をベテランの皆さんに教えて貰いながら丸めたり、女性では持つだけでも重い杵で餅をついたりと、服や顔を白くしながら皆さん初めての体験を楽しんでくれていました。毎回快く受け入れてくれる天保山商店会の方々には感謝です! 連絡なく不参加の方が7、8人いたのが残念でした…。来年はもっと沢山の人達にも体験して欲しいです。
(イベント・Oさん)

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今日は、地下鉄大阪港から徒歩五分のところで、餅つきを行いました(と言っても、そこの住民の餅つき会に参加させていただいたと言うことですけど)。
外国人も数名、来られたようですが、お口には合いましたでしょうか。自分も、食べてみましたが、最初に食べたのが味のついていない餅(塩だけ)でしたので、ネチャネチャのしょっぱい餅だったので、ちょっとヘンな感触はしました。ですので、黄粉やしょうゆをかけて食べました。
餅に添加するものは、小エビや、しょうゆや、黄粉などです。自分は、黄粉やしょうゆをつけて食べました。
そういえば、しょうゆをかけて食べるとおいしい物っていっぱいありますね。うな重や、すき焼きなど。あれは、しょうゆが無いと食べられるものではなさそうです。実際、欧州では、うなぎはデビル・フィッシュと言われ、食卓に上がることもあまりないとか。世界で、しょうゆを作って多くの食べ物と調和させているのは、日本のほかにはあまり無いのかもしれません。近隣国ならあるのかも知れませんが。
日本の食文化の基盤として、しょうゆが不可欠と言うことを改めて感じました。
(管理者)

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恒例のオープンクラス

今年最後の教室は、恒例のオープンクラスでした。

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おなじみのハーモニーバンドの演奏で始まり、趙蓮花さんの「サランヘ」の熱唱もありました。
その後は、全員でじゃんけんジェンカ。
ジェンカを踊りながら、じゃんけんで次々と列を長くしていくという遊びです。
司会の船吉さんが巧みに盛り上げて、教室全体が長い列になりました。その後は、椅子取りゲームです。
なかなか真剣な戦いで、大いに盛り上がりました。
最後に、全員で大掃除をして、会館に今年一年の感謝の気持ちを表しました。

イベント係の皆さん、ありがとうございました。
では、みなさん、良いお年を。来年も、楽しい日本語教室にしましょう。

(2班 Fさん)

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接続詞と副詞について

今日は、専門学校に通う台湾女性を担当。

10月に初めて市岡へやってきて、今日が7日目。
そのうち、私が4日間担当しています。
まず、日本語能力試験の結果について話をする。
彼女は2級を受験、本人の感触はどうでしたかと尋ねると、首を横に傾けていた。
できた問題と、できなかった問題があり、合否は??発表まで不安なことでしょうね。

続いて、本人のテキストの解答合わせ、接続詞と副詞について。
「しかし・ところが・また」「もともと・きっと・しぶしぶ・ますます」の挿入問題、正解は半分ぐらい。
漢字を書いて説明しようとすると、となりに座っていた友人の台湾男性が、渋々・益々と直ちに漢字で書いた。
彼は1級受験者、さすがに漢字・意味両方理解している。
漢字圏の人には、こんな理解の仕方もいいなあと感じました。

9日に会社の忘年会があり、深夜に帰宅。
みなさん、12月は体調管理、胃袋管理に気をつけ、年内最終日を楽しみましょう。

(6班Hさん)

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港南中学校の1年生の総合学習のお手伝い

20061204港南中学校の1年生の総合学習のお手伝いに行きました。
国際交流、異文化理解をテーマにした総合学習です。
昨年に続いて、2回目のお手伝いです。
参加者はサンディア(スリランカ)、趙蓮花(韓国)、李定恩(韓国)、王建珍(中国)、アントニオ(スペイン)、ロバート(オーストラリア)の6名プラス広報担当・札葉でした。

5つのクラスに別れ、それぞれが自分の国について紹介しました。
中学校の生徒たちも楽しんでくれ、講師をつとめた6人の学習者さんも、面白がっていました。
お互いに有意義な時間をすごせたのではないでしょうか。
今後も、地域のこのようなイベントには協力していきたいと思います。
来年もありますので、今からでも立候補してください。
(広報・札葉)

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12月4日、韓国・中国・スリランカ・オーストラリア・スペインの出身の私たちは、港南中学校の1年生の子供たちに自国の文化を紹介する国際交流の時間に参加しました。子供たちは私たちの国のことを事前に勉強し、聞きたかったことを質問してくれました。私は韓国語での挨拶や自己紹介の仕方を教えたときに、照れながらも一生懸命私を真似しようとする子供たちの姿がとても印象的でした。
(6班李さん)

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日本語検定試験の二日前

日本語検定試験の二日前ということもあり、時間より早く来て勉強をしている生徒がいました。
最後の追い込みなので、体調を崩さないように、万全の状態で試験を受けてほしいなと、祈るばかりです。
私の生徒さんは先月から体調が悪くなり、病院へ行った結果、メニエール病と診察されたようです。
最近痩せてきているのが気になります。
早く治るように何か出来ればな、と思っております。
外国での生活にストレスが無いなんてことはありえないでしょう。
日本語を教えたい気持ちと、そういった部分に少しでも役に立てればいいな、と思い市岡に参加したことを再度思い出しました。
来年みんなが笑って合格を祝えたらいいですね!
(7班 Oさん)

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京都の嵐山

20061126
京都の嵐山に行ってきました。
紅葉は鮮やかな色でとても美しかったです。
とくに、台湾やインドネシア出身の生徒たちにとっては、生まれてはじめて紅葉を目にする生徒も多く、とてもうれしそうでした。
途中から雨が降ってきて少し残念な思いもありましたが、今回日本語教室の皆さんと日本の美しい秋のひと時をともにできて、とてもよかったです。

(6班Lさん)

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港南中学校の1年生、約20名が数名の先生方と一緒に見学

今日のお相手は、インドネシアからの研修生。
日本に来て約半年、日本語はまだまだ初級です。
だから、会話がなかなか前へ進みません。
本人もまだ話すことに自信がないようです。
いつも上級者の学習者とばかり話していると、もどかしく感じますが、彼と同じ研修生の先輩も最初はそんな感じだったことを思い出して、慣れればだんだん話せるようになるよ、と伝えました。
しばらくは、簡単なテキストを借りて、語彙を増やしていくのがいいかなと思います。
今日は話す言葉は少なかったのですが、最初と最後の挨拶はきちんとしてくれました。
その言葉だけはきちんと伝えようという気持ちが伝わって、とても好感が持てました。
(1班 Aさん)

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港区の港南中学校の1年生、約20名が数名の先生方と一緒に見学に見えました。
一行は5つのグループに分かれ、学習者やボランティアたちに、いろいろと質問していました。12月には日本語教室の学習者6名が港南中学校を訪れ、総合学習の国際理解の授業のお手伝いをする予定です。

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日本語能力試験3級を受けたい

2学期から担当している今の学習者はインドネシア研修生で、10月中頃までは7時をだいぶ過ぎてからグループでノコノコやってくることもあって、休むのかどうか分からず対応に困ることもありましたが、この一ヶ月は10分前ぐらいには席に着いているようになりました。
前はグループで一緒に来ていましたが、最近は2人で来ているとか。
一般に最初グループでやってきた場合、一人欠け二人欠けして残った二、三名が続いている例が多いように見えます。
せっかく続いているので、なんとか力をつけていってほしいと願っています。

来年は日本語能力試験3級を受けたいと言っていたので、今日は「新日本語の基礎Ⅰ」の総まとめの問題をやらせて見ました。
大体4級の範囲なのに70%程度の出来で、本人はもうすこし出来ると思っていたようで、「もっと頑張らないと・・・」とぼやいていました。
インドネシアやベトナムの研修生は主に‘かな’だけの学習で結構会話力があるので感心しますが、検定対策はしていないせいか、ペーパーテストは不得手のようです。
それに新出語彙はノートにこまめに記入していますが、助詞の誤りなどは日常では余程でないと注意されないので、学習しにくいのかもしれない。
尤も、1、2級合格者でも往々にして助詞の誤りはあるのであまり神経質になってもいけないのですが、週に一回の機会しかないので、ポイントを絞って効率よく指導しないといけないなと感じています。
教室では今日もボランティアの休みが多くて、班長さんたちは苦労していたようです。 1対1だけに固執しないで、出入り自由な常設会話グループと併用する必要があるように思います。
ボランティアでも学習者でも相手なしで放って置かれたら辞めていきます。

(2班 H. I.さん)

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ずっと続けて来ていただくためにも楽しいにほんごの成功実例をいっぱい作りたい

今日は天気もよくて、さわやかな日でした。
今日は行く前にちょっと嬉しいことがあって(ラーメンを食べていったらラーメン鉢の底に「当り」とあって、ラーメン無料券をもらってラッキーでした!)機嫌よく教室に行きました。
今日は担当の方がいなかったので、市岡には「最初で最後」という19歳と20歳の中国人のカップルを担当しました。日本語は聞くのはまだわかるそうですが、話すのは苦手みたいで私も会話を何とかもたそうと努力しました。一般的な話は難しくてあまり盛り上がらなかったのですが、日本のアニメで、私がドラえもんやクレヨンしんちゃんの絵を描くと彼らの目がかがやいて、緊張もほぐれおおいに盛り上がりました。よかった~絵がかけて・・・。 あとは趣味の話で、私は最初は「スポーツ観戦」といっていましたが、中国の北京、上海、香港にいったことがあるというと、「先生の趣味は旅行ですね」と言われました。
今後彼らは忙しいから教室には来る事はないそうですが、ちょっとでもいい時間を過ごせたようでよかったです。
(2班 Sさん)

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一緒に学習したのは今回が2度目の台湾からの留学生。9月の下旬に日本に来て、日本語の練習も始めたばかりとのことでしたが、「日本語での会話」はコミュニケーションに不便ではない程度に成り立っていました。日本語でどうしても伝えにくいところは漢字や英語を駆使し、さらに辞書をつかって、こちらに伝えようとしてくれた姿がとても印象的でした。ここでの学習者さんと接していると「伝えようとする姿勢」を強く感じます。私自身、外国語会話のレッスンを他で受けているのですが、言語を習得するにあたって、伝えようとすること」は非常に肝心だとよく聞きますし、実際そうなのだと思います。学習者さんにはこの気持ちをずっともってて頂ければなと思います。同時に私たちボランティアは受け止めようとする気持ち・姿勢をしっかり態度で示していかないとなぁと思います。学習者さんの中に「伝わった」という実績を残してあげたいし、さらにそのもっとスムーズな伝え方を、蓄積させていければと思います。
最近、学習者さんが増えてきました。市岡に行くたびに新しい方にお目にかかれて、ひそかな楽しみです。ずっと続けて来ていただくためにも楽しいにほんごの成功実例をいっぱい作りたいと思いました。
(5班 Yさん)

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