Category Archives: 学級日誌

新学期最初の日本語教室

新学期最初の日本語教室が開かれました。

再開を待ちかねていた学習者さんたちが、大勢元気な顔を見せてくれました。
また、9月からの新規学習者もたくさん訪れました。
今学期の新規学習者には、ふだんより、欧米系の人たちが多いように感じました。

また、中学生や高校生も何人か新規登録に来ました。
学習指導や進学指導なども必要になってくるかもしれません。

教室が再開したと思うとすぐに、日本語能力検定の受付締め切りです。
今日もその確認で気ぜわしい雰囲気も漂っていました。
12月の検定試験に向けての学習もいよいよ本格的になります。
大勢合格してくれるといいですね。

(2班 Fさん)

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ボランティアミーティング

猛暑もヤット弱まり、朝晩は秋の気配を感じる日々となってきました。
 
来週から、2学期が始まります。久しぶりに顔を合わせる学習者と新規に来られる学習者で、教室は忙しくなりそうです。
夏期研修会で学んだことを生かし、私達ボランティアも頑張って参りたいと思います。

本日は恒例のボランティアミーティングがあり、今後の日本語教室の運営や学習者支援対策について、各班別に問題提起と意見交換が行われました。

運営面では、会館使用経費と特別会員の寄付金取り扱いに関する件、学習者支援では、ボランティアの増員、学習者の受持ち条件・指導要領・教材・野外学習など、いろいろな意見が出されました。(詳細のついては、後日、担当の理事さんよりご報告がある、とのことです)

最後に、理事長さんの講評があり、「きょうの貴重な意見をまとめ、理事会で話し合い、対応していきたい」との、ご挨拶がありました。

なお、7班の方より、「日本語能力試験の願書提出締切日が直近に迫っているので、学習者に連絡していただくよう」、指示がありました。

願書提出締切日: 平成19年9月11日(火) (消印有効)

(6班 Mさん)

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「国際交流ちびっこ夏祭り」

18_1ナインモール九条(九条新道商店街)で「国際交流ちびっこ夏祭り」が開かれました。

市岡日本語教室でも、このまつりに参加し、交流・宣伝活動を行いました。
内モンゴル、香港、中国、インドネシアなどの学習者が参加してくれました。
学習者さんたちは、日本人ボランティアと一緒に、金魚すくいなどの屋台を手伝いました。

(広報担当

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研修会「日本語について」ヒューマンアカデミー及川篤先生

17_1第2回目の研修会はヒューマンアカデミーの及川篤先生を講師に招いて行われました。
今日の研修会は、日本語についての学習でした。
今までこのように日本語について勉強したことがなかったので新鮮でした。
助詞と述語の関係など、普段無意識に使っている言葉でも、解説されるとなるほど、と思うところがたくさんありました。
ただ、全般的には少し難しく感じたので、内容を理解して実践するには時間が必要な気がしましたが、自分で日本語を考える際のきっかけになりました。
資料にあった「助詞のイメージ」は実際の説明に利用できそうです。
ほんとうはこのような日本語に対する確かな理解が必要なんだろうなと感じました。「
言葉を教えるとは、文化を教えること」という先生の言葉が印象に残りました。

(1班 Aさん)

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港区民まつり

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港区民まつりに参加しました。市岡日本語教室のブースには民族衣装を着た学習者が数名つめかけてきてくれ、訪れた人たちとの記念写真撮影に応じていました。また、学習者募集、ボランティア募集などの宣伝活動も行いました。
  まつりの半ばには、関大阪市長が市岡のテントを訪問されました。会場にいたボランティアや学習者が日本語教室の様子を市長に説明しました。
(広報担当)

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ボランティア研修会「日本語ゼロ初級者の指導方法」

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8月3日(金) 夏期ボランティア研修会 第1日
講師 : 堀 玲子 先生(YMCA教師、KEC日本語学院教師)
演題 :「日本語ゼロ初級者の指導方法」
- コミュニケーションツールとしての「にほんご」獲得のために -
( 序 )
* ここでいう日本語ゼロ初級者とは「あいうえお」も分からない、「こんにちは」と言っても「お名前は」と聞いても分からない学習者たちのこと。少しはしゃべれても、日本人が話す日本語を聞いたら全然分からないというのもこのゼロ初級者の中に入ります。
* ゼロ初級者をどう教えたら良いか: 英語が分かる学習者だったら英語で教えればいい、といった考え方もありますが、日本語学校というのは大体いろいろな国の学習者の混成なので、やはり最初から日本語で通すことになり、あまり媒介語を使うことはできません。
* どんな方法で教えれば一番有効であるか: この方法でやると絶対に日本語が上手になる、絶対に日本語は分かってくれますよという方法は実際にはありません。学習者にもよるし、その個性にもよるし、学習者が何を望んでいるかにもよります。
* それなら、どうやって教えればいいか: 先ずはその学習者の国のことをこちらが知りたいと思うことだと思います。本当にその学習者に興味があって、その学習者と仲よくなりたい、その国のことを知りたいと思い、日本語を教えるのではなくて、その国のことを知りたいから少しでも日本語を知ってもらいたいという気持ちで接することが一番かな、というのをずっと感じてきました。

* 具体的にはどうすればよいか。
   まず、(学習者が)日本語を最初に勉強するのは、コミュニケーションをとりたいからその道具として(ツールとして)日本語を勉強するわけです。(教える日本人としては)日本の伝統とか文化とかを知ってもらいたいという気持ちがありますが、そちらから入ることは絶対にできません。それを教えようとすると語彙が難しすぎます。
  必要なのは、相手に対する興味だと思います。そして相手の学習者もこちらに興味を持ってくれるようにするにはどうしたらよいか。こちらの思いが相手に伝わらないといけないので、言葉で伝えようとしてもまだ言葉は全然獲得していないから、最初は笑うしかない。笑みです。

Ⅰ.にほんご学習の協力者として
1. 準備する事と物
  * 学習者に関する情報:学習者にほほ笑みかけるためにも、学習者のことを知りたいと思うためにも、前もって情報を手に入れたほうがいい。国の何処か、性別、留学生か定住者か等
  * シナリオを作る:日本語学校では台本のような形で教案を作ります。
今日は何を教えるかまず目標を立て、この目標に向かってやりとりを台本にします。そして使用する語彙も書いておき、その提出順序を決めておきます。
* 教材を揃える : 絵カード、写真、実物など。ただし、写真はいろいろな情報が入りすぎていると危険です。初級者にはシンプルな絵カードのほうが分かりやすい。
 
2. 学習時間内には
* まず最初は笑ってください。明るく、暖かく。― 学習者はとても緊張しているので、リラックスさせなければなりません。知らない国、知らない言葉ですごくストレスになっています。
* 学習者の発話を辛抱強く待ってください。― あまりしゃべらない学習者のレベルが低いとは限りません。間違えるのが怖くてしゃべれない場合がよくあります。辛抱強く待って、うまくしゃべれたら大きくうなずいて、いいね、という顔をしてあげてください。
* 声の大きさ、話すスピードは適切に。― はじめの段階では、ゆっくり過ぎるぐらいゆっくりと話してください。早いと言葉が全部つながって聞こえてしまいます。
* 内容は学習者のレベルに合わせて。― ゼロ初級者というのは「わたし」というのも新しい語彙です。日本語学校で教える場合は習った言葉しか使いません。矢継ぎ早に新しい単語は出さないほうがいいと思います。
*「教えよう」と頑張りすぎないこと。― 何とか早く覚えてほしいとの思いやりからでも、押しつけになってはならない。

3.振り返り
    学習後家に帰って思い出してください
  * 学習者はどのような人でしたか:どの程度しゃべったか、どの程度の能力だったか、性格はどんな人だったか、ちょっと思い出して次の作戦を立ててください。
  * 学習者の表情はどうでしたか。:喜んでいたのか、積極的だったのか。本当に分かって聞いていたのか、ただ合わせていたのかもしれないし、その辺のところも理解していただきたい。
* 一方通行になりませんでしたか:一方通行になっていると学習者の方もいやですから、興味のある話題を選んで進めていただきたい。
* 成果を求めすぎませんでしたか。:チョットだけしか覚えられない人には少しずつ、どんどん覚えていけそうな人には、この次この次と出してあげてください。

★★★ 以上は堀先生のお話の要旨を記録しました。★★★

Ⅱ.日本語学校における教室活動の紹介
* 模擬授業と解説
ボランティア6人がゼロ初級の外国人学習者に扮した模擬授業を見学した。語の提出順序、語や文型定着のための反復のやりかた、絵カードの提示のタイミングなど、日本語だけで教える方法は大体固まってきているとはいえ、さすがベテランの先生だなと感心しました。

今日の堀先生のお話は大変参考になる部分はありましたが、毎日授業のある日本語学校と1週間に1.5時間の市岡日本語教室とでは違いが大きすぎるので、実情に合うようにうまく取り入れざるを得ないと感じました。
(2班、H.I.)

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繁栄商店街主催イベント「韋駄天100m競争」でPR

14_1繁栄商店街主催イベント「韋駄天100m競争にPRコーナで活動!

  7月29日(日)市岡日本語教室から歩いて3分の所にある繁栄商店街主催のイベントに参加しPR活動を行いました。
100m競争の参加者は小中学生、高校生、女子、成人等のコースがありました。女子の部では、市岡高校陸上部の2人が参加。好タイムでゴール。
尚、当日のレコードは大阪教育大学陸上部の男子が出した11秒70でした。

  狭い商店街を横切る地元の人たちが、「いったい何をやっとんね」と言いたげな顔で、テーブルのパンフやポスター覗き込む人や、中国、台湾等で語学留学した経験のある人が「市岡に日本語教室があったの?」と興味を持ってくれました。
私たちは、自分達の教室は結構知られていると思っても、肝心の地元では圧倒的に知らない人が多い事に気付かされました。
私たちが何をやっているかを知ってもらう地味な広報活動は、ボランティアや学習者の確保、運営資金の問題解決への手がかりを教えてくれたり、外部の人たちの協力を得ることで教室運営にプラスになると思います。

尚、繁栄商店街と地主の好意で、入り口(43号線側)から約10m程の塀に市岡のボランティア募集!、日本語パンフ(英文・和文)等を貼らせてもらいました。
今後も『ICHIOKA』の貼付も出来るようになりました。

  参加者は、南市岡在住3人、他9名(内モンゴル人4人)でした。ご苦労様でした。

(Yさん)

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絵で説明したら理解してくれた

早いもので前期の日本語教室も終わり、時の流れの速さに驚いています。
今まで学習者の男の子とは日本語検定の問題集を一緒に解いていましたが、当たり前に毎日使っている日本語を外国人の方に教えるというのは思った以上に難しいものでした。

普段は単語の意味をそこまで考えませんが、この日本語教室でもっともっと自分は日本語を知るべきだととても思いました。
「卒業式」という単語の意味を聞かれた時、なかなかパッと上手い説明文が出てこなかったのですが、絵で説明したら理解してくれたので良かったです。
でも、上手く言葉で説明できるようになるのが今の目標です。

  今回は最終日ということで、学習者も含めて班の方達と一緒に宴会に行きました。
外国人の方を含めての宴会は初めてだったので、より新鮮で楽しかったです。
自分と同年代の子達が多かったので、余計にそう思いました。
インドネシアの子にイスラム教徒は犬を触ってはいけないことを聞き、犬好きの私にとっては驚くことでしたが、世界の色々な文化を知ることができて良かったです。
外国人の方達と触れ合うことで、いろんな文化や価値観を学ぶことができて面白いです。

(2班 Mさん)

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七夕まつり:毎日新聞に掲載

 以下は毎日新聞に掲載された本協会の活動内容です(期限付き公開ニュースとなっています)。

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七夕まつり:外国人ら120人「願いごとかなってネ」 /大阪
  NPO法人「市岡国際教育協会」(大阪市港区)が6日、同区の市岡高校同窓会館で七夕まつりを開いた。同協会で日本語を学ぶ在住外国人ら約120人が参加。紫色の鮮やかな浴衣に袖を通した羅晶さん(19)=台湾=は「少し帯がきついけど、楽しい気分」と笑顔を浮かべていた。

  同協会は同高校定時制の卒業生らが中心となって96年に発足。毎週金曜の夜に、インドネシアや台湾など約20カ国から来た在住外国人が日本語を学ぶ。七夕まつりは恒例行事で、浴衣の着付けなど、日本文化に触れてもらうのが狙い。

  短冊に「日本語が上手になりますように」と書いたナナン・ヌルタウフィクさん(25)=インドネシア=は「面白い習慣。願いごとがかなうといいね」とにっこり。七夕にちなんだ歌を合唱し、終始ご機嫌だった。【平川哲也】

毎日新聞 2007年7月7日

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恒例の七夕まつりが行われました。
ハーモニーバンドによる七夕の歌の演奏、合唱。外国人学習者への浴衣の着付け。綺麗な紙を使っての笹飾り。
準備してくださった皆さん、当日いろいろ手伝ってくださった皆さん、そして、イベント係の皆さん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

  学習者さんたちは、大変楽しそうに過ごしていました。
毎日新聞が取材に来られ、翌日(7日)の朝刊にこのもようが掲載されました。
  来週はいよいよ1学期の最終日です。夏休み前の最後の勉強、しっかり学び、そして、しっかり交流しましょう。

(広報担当)
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今日はいつもより学習者が少ない

いつもより少し早く教室に到着しました。
受付を担当していると、突然激しい雨が降り出し全身びしょぬれで駆け込んでくる人たちが気の毒でした。
1階のフロアを少し紹介すると、入口を入って右側に国別の名簿が並べられた受付があり、学習者はそこで出席の印をつけます。
初めて来た学習者は正面の机で名前を記入してから奥の席でインフォメーション(勉強を始める前に簡単な説明とどんな勉強をしたいかなどお話しを聞きます)をとります。
他に、教務や総務担当の人たちが、いろいろ準備をしたり郵便物の整理をしたり見ていると結構忙しくされています。

  もうほとんど学習者は来ないだろうという時間になって2階の教室へ上がりました。
教室いっぱいに並べられた机にはぎっしりと人が埋まっていました。
しかし、今日はいつもより学習者が少ないそうです。雨のせいでしょうか。

  少し教室をまわって、他の人たちがどんな学習をしているのか見てみました。
学習者が持参するテキストを使っているところが多かったようですが他にも電子辞書や携帯電話を利用している人、新聞の切り抜きや広告のチラシを利用している人、配られたお知らせの文章をテキスト代わりに利用したりとぞれぞれ工夫をされているのが印象的でした。

(1班 Aさん)

  先週22日、今週29日と、学習者が少し少なめでした。梅雨に入って、お天気が良くないせいでしょうか。それでも、2週とも学習者は50人を超えています。
(広報担当)

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