Category Archives: 学級日誌

ペルー出身の熱心な学習者 10月14日(金)の学級日誌

10月14日(金)
担当しているペルー出身の学習者は勉強熱心でこの日はイソップのお話を丁寧に書き写してこられました。
北風と太陽のお話です。
有名なお話なので、私も知っているお話です。
大体の意味は分かるものの言い回しなど理解できないところを説明しました。

「ポストに投函された郵便物の内容を理解したい。」「自転車の交通ルールについて知りたい。」など勉強内容を自分で用意してくれます。
次は何を持ってきてくれるのだろうと毎週楽しみにしています。

「ガスの請求書が払えるようになっていない」と持ってきたときは、「1500円未満の請求の場合は翌月分と合算して請求する」という内容でした。
夏はあまりガスを使うことがないので1500円に満たない料金だったのです。
聞いてみたら夏にシャワーでお湯を使わないそうです。

お湯を使う方が「こんなに暑いのに?!」と驚かれました。
日本人は夏でもシャワーで水を使う人はいないと思いますが、海外では不思議なことかもしれません。

(5班 Yさん)

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N4の学習 10月14日(金)の学級日誌

10月14日(金)
きょうは若いベトナム男性で、日本語能力試験N4を受験する予定のF君と。
N4問題集、漢字の読みかた・ひらがなの漢字変換をそれぞれやってみる。
両方とも70点以上の合格点でした。順番どおり問題を解いていたので、
確実にわかる問題を先に回答し、難しい問題は後に回して解くように指導。
その後15問中12問正解、後回しにした3問はすべて間違っていた。
時間をうまく使うことが、分かったよう。
そのあと、反対語・同義語の例と説明などで終了。
聴解が苦手と言っていた割に、理解が早い。
合格報告が、待ちどうしいね。
(5班 Hさん)

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学習者には頭が下がる 10月7日(金)の学級日誌

10月7日(金)
 今日は三連休の前日で学習者の出席が少なく心配していますと、徐々に学習者は増えてきて安心しました❗
 そんな中、担当ボランティアが休みのために、研修生のベトナム青年を担当しました❗ 彼は日本に来て一年半余りですが、滞在記間の割に、日本語を上手に話します。聞いていて分からない言葉は有りませんでした❗ 既に日本語能力試験N3は取得済みで、N2を目指しているとのことでした❗ いつもながらですか、市岡に来る学習者の日本語を覚えようとする姿勢には頭の下がる思いがして、この人達のなにがしらの助けになれるように自分も精進しないとと思うのです。
(4班 Kさん)

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しばしのお別れ 9月30日(金)の学級日誌

9月30日(金)
本日で私はしばらくこの日本語教室とお別れです。
この教室に学習者として来られている方でも多数いらっしゃる”ワーキングホリデービザ”を使って私も海外に学習をしに行きます。
約2年半でしたが沢山の出会いがあり思い出もできました。
私はこの間で長く会話のパートナーとしてお話ししてきたのは3人です。
うち2人は帰国しましたが、今年2人ともにそれぞれの国で再会を果たしました。
今のパートナーは、私が日本に戻ってきてもまだ日本にいるはずなので再会を楽しみにしばらくお別れです。
この教室を中心に、国際交流に限らず老若男女国籍問わず関係ができ毎週刺激的でした。
仕事を忘れて笑顔で心から楽しめる空間でした。
私もワーキングホリデー先でここの教室の学習者のようにしっかり勉強をして、また素敵な出会いを沢山して、その場その時ではなく長くお互い楽しめるような関係を築いて戻ってこれたら・・・と思います。
あと数日で出発しますが、この教室のような出会いを楽しみに頑張ってきます!
ありがとうございました。
(3班 Oさん)

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ゴミの分別説明会 9月23日(金)の学級日誌

9月23日(金)
 今日は学習者の皆さんを対象とした『ゴミの分別』についての講習会がありました。西部環境事業センターの担当者の方がイラスト入りのプリントを配布し、説明してくださいました。大阪市のゴミの分別は大きく4つにわけられているそうです。1.容器包装プラスチック 2.資源ゴミ 3.古紙・衣類 4.普通ゴミです。
 プリントを使っての説明だったので、学習者の方も理解しやすかったのではないかと思いました。その上実際にその場で分別してもらったりして、分別のことを実感していただけたのではないかとも思いました。
 質問コ-ナ-では、学習者の方から積極的に質問があり、皆さん日本の環境に馴染もうとされているんだなぁと感じました。日本人の私こそもっとゴミ分別ちゃんとやらないといけないな。と反省もしました。
(2班 Kさん)
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大阪市環境局西部環境事業センターとしては、外国人を対象としたゴミの説明会は初めての開催だそうです。ゴミに関するトラブルはマナーの悪さだけが原因ではなく、ルールを知らないことも原因になっているので、外国人の住民にもゴミのルールを知ってもらうことは大切です。

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模擬ゴミを使って分別の実習をする学習者。なかなかむつかしそう。日本人ボランティアも知らないことの方が多く、結果を聞いて大いに盛り上がりました。

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ゴミのルールだけでなく、生活に根ざした情報を伝えていくのも日本語教室の役割のひとつかなと思います。区役所等とも連携しながら、生活のために必要な情報をいろいろ伝えていけたらなと思います。
(広報担当)

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新聞を読む 9月16日の学級日誌

今日の学習は季節の話題を題材とした新聞記事(ベニズワイガニ漁解禁)を読んでもらいました。
足の長いベニスワイガニの写真を見て、まず『美味しそう!』
ポツポツと読み始めると漢字の読みにやや苦戦、1日解禁(ついたちかいきん)、初競り(はつせり)、
漁港(ぎょこう)、港(みなと)など、読みをひとつひとつ確認しながら最後まで読んで、もう一度
最初から最後まで通しで読むと、今度はスラスラと読めました。

声に出さずに読むよりも、声に出して読むと内容も良く分かると言ってくれました。
いつもの言葉のキャッチボール(フリートーク)も楽しいですが、たまにはこんな音読もいいものだ
と再認識です。

『水揚げ』とは『から揚げ』みたいな物ですか、と聞かれて説明に苦労しましたが….

1班・M

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理事の紹介 9月9日(金)の学級日誌

9月9日(金)
 今日は学習終了後に新理事長の挨拶と、理事の紹介がありました。

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国際化に遅れてる? 9月2日の学級日誌

9月2日(金)
夏休み明けの久しぶりの教室です。
夏休みに富士山(「ふじやま」と読んでました)を登ってきたからとインドネシアの学習者H君からお土産を頂きました。普通ならここで「富士山どうだった?」から会話が始まるのでしょうが、昨今Facebookという近代的なもののお蔭?!で動画や写真の投稿を見ているせいか感想を聞かず学習を始めてしまいました。
仕事と環境や文化の違う日本での生活の中で日本語の勉強をしていくのは大変だと思うのですが、H君は楽しく日本語の勉強してるように感じます。
日本語を教えてる立場ではありますが、実は教えられている方が多いです。ある業界の新聞のコラムを引用させてもらいます。
「シンガポール国民は英語と中国語を公用語とし、世界の60%以上の人と意思疎通できる状態で外国語を操るのは当たり前 (中略)基本的に英語で世界のコンテンツ、メディアをそのまま楽しめます。多国籍コンテンツの選択肢が多すぎるので、日本のように一つのヒット作が国全体の思考に影響力を及ぼすような流行が起きにくいそうです。
そう思うと、偏ったメディアから日本語だけの情報収集しかできない日本人は国際化に対して大きく遅れを取っているのではないでしょうか。その証拠に企業案内やウェブサイトでも多言語対応になっている日本のホームページはごくわすか。今はネットでもなんでも検索できる時代で、その窓口の検索言語のほとんどが英語です。それなのに入口を閉ざしている日本企業の将来は国際化という点で非常に厳しいものがあると感じられます。」
この記事を読み、確かに日本人は語学に関して苦手意識があるせいか遅れていると書かれても仕方ないかなと。
そう思うと仕事をしながら前向きに日本語の勉強している学習者の姿に教わることが沢山あります。
教え、教われの関係で、イベントにも参加しつつ活動していきたいと思います。 
(4班 Kさん)

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学習者が60人 9月2日(金)の学級日誌

9月2日(金)
 今日は新規の学習者が10名ほど来ました。継続の学習者も大勢来たので、全部で60人以上の学習者が来たことになりました。
 夏休みも終わり、新しい仲間も誘って日本語教室に来てくれたようです。
 このまま、定着して楽しく学習を続けてくれることを期待します。
(4班 Fさん)
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もう14年経ちました 8月26日(金)の学級日誌

「もう、14年が経ってしまいました」3班 堤田 伸佳  8月26日(金)の学級日誌

 私が市岡日本語教室にボランティアとして所属してから14年が過ぎました。そのキッカケはかって旅をした国々で出会った多くの人々。私を受け入れてくれた多くの人々になにか返しができないかと考えたことでした。外国人には日本の文化は独特で、食べ物も見ただけでは味が想像できない料理が多く、日本人が考えるよりずっと日本での暮らしは大変だと聞いています。日本人とっては生活するのにはとっても便利だと思いますが・・・・。
 私が外国人に教えたいのは日本語のみならず、日本の良いところ、悪いところを見てもらって自国の文化や生活様式と比較してもらい、日本を楽しんで欲しいということです。この14年の間に私も彼らから多くのことを学ばしてもらいました。自分の若い頃や今の若い世代と比較して考えさせられることが多々あります。ここ2~3年、日本への旅行者が急激に増え、市岡ので学習者像も変化したように思います。日本の文化を自国で学んで来日したり、日本のなにがしかに興味を持ってもっと深く日本を学びたいと来日する学習者が増えた気がします。時々若い学習者から知らないアイドルの名前やコミックのタイトルを聞かれて戸惑うこともあります。14年もボランティアをしていて恥ずかしいくらい進歩がない私ですが、これから来たる学習者にどんな日本語を教えるのか、日本をどのように伝えるのか、それらを日々考えながら、これからも学習者が楽しく学べるように手助けができればいいと思っています。

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