Category Archives: 学級日誌

1ヶ月ぶりの学習再開です。

1ヶ月ぶりの学習再開です。
メール配信のミスもあって、ボランティアの中にもこの日の開催を知らなかった方もおられたようです。
学習者も、夏休みで帰国中の方や旅行中の方もおられるのか、集まりが悪かったです。
少人数の中、みなさん久しぶりの再会に、話がはずんでいました。
ボランティア同士の会話もはずみ、ボランティア同士でも新しい出会いが生まれていました。
では、また来週お会いしましょう。

(広報担当)

まだ夏休み気分なのか学習者か少なくボランティアが余っている状態でした!
でも皆さん楽しく学習者と学習され良い雰囲気の中で学習がすすんでいるように感じました!
(5班 Kさん)

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「ハートフル・コミュニケーション~プロの聞き手の対話術」

竹之内先生

竹之内先生

竹之内先生[/caption] 今日の研修テーマは「ハートフル・コミュニケーション~プロの聞き手の対話術」。講師・竹之内先生はさすがプロのラジオパーソナリティ、見るからに明るく、人柄の良さそうな柔らかい雰囲気の女性でした。なるほど、良い聞き手たるもの、まずは第一印象が大切ということですね。言葉や習慣の異なる方とお会いする時には、特に重要な部分かも知れません。
そして挨拶。最初の挨拶は、ドレミ音階の「ラ」の高さで発声すると印象が良いとのこと。これは普段、まったく意識していませんでしたが確かに効果がありそうです。ちなみに朝、子供を送り出す時もラの音で「いってらっしゃい」と声をかけると、子供もその勢いで元気に出掛けることができるそうです。また、普段の会話は「ミ」の高さが安心感を、「ソ」が前向きな気持ちを伝えてくれるということで、なんだか科学的で興味深いお話。音痴の私にどこまでできるかは分かりませんが、早速試してみたいと思います。
もうひとつ真似したいのが、「相手の国にちなんだ物を身につけていく」ということ。竹之内先生はお相手の出身国の特産品アクセサリーを身につけたり、それが難しい場合は国旗カラーをコーディネイトに取り入れたりされているそうで。これって、美智子皇后やダイアナ元英国皇太子妃も実践なさっていたと聞いたことがあります。やっぱり、人の心に入っていくにはそれなりの心遣いが必要ですね。今日は学習者さんの国の言葉で挨拶してみよう!と思いつつ、毎回「こんにちは」とつい日本語が出てしまう私はちょっと反省でした…。
日本語を教える前に、まず学習者さんにとって魅力的な話し相手であるか。自分を振り返る良い機会になりました。暑い中お越しいただいた竹之内先生、また準備してくださった班長Sさん始め教室の方々、ありがとうございました。

(5班 Aさん)

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港区民まつり

22_1 大阪プール近くにある八幡屋公園で“港区民まつり”が催されました。もう35回目だそうで、地元では恒例の夏のイベントです。港区や福祉団体のブース、隣ではワラジを編む体験コーナーがありました。ステージでは子供のヒップホップダンス、エイサー踊りなど。最後は盆踊り大会で賑やかでした。

市岡国際教育協会もここ数年、レギュラーで参加しています。
学習者さんもスリランカやモンゴルの民族衣装を着て参加してくれました。
私もクルタ(ネパールやパキスタンの衣装)を着て市岡をPRしました。
今年も平松市長が来てくれました。内モンゴル人で日本の高校に通っている子が、市長に「社会のテストで”市長の名前を書け”という問題があり、平松市長の名前を書けて96点取れました!」と報告したら、これからも頑張ってねと声を掛けて貰っていました。ちょっとした触れ合いですね。

皆でチラシを配っていると、ベトナムの方が二人いらっしゃったので、是非、日本語教室に来てくれる様、お誘いしました。夏休みが終わったら、来てくれるといいな~!
草の根運動的ですが、私達の活動を必要な方に一人でも多く知って欲しいですね。暑い中、参加して下さった皆さん、有難うございました。

(イベント係 Oさん)

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恒例のボランティア研修会 大阪大学留学生センター教授西口光一先生

夏休み恒例のボランティア研修会を開催しました。講師は大阪大学留学生センター教授の西口光一先生。5年ぶりか6年ぶりに来ていただきました。出席者から立派な感想をいただきました。掲載します。

目からうろこー7月31日「市民による日本語習得支援」研修会に参加して

「日本語教えるボランティアに行きませんか?」と誘われて、(英語をちょっと勉強しているし・・日本語教えるのも勉強になるかも)気軽に「行きます」といってから3ヶ月余。「4回は見学者ですよ」といわれたのに、3回目にはインドネシアの人が「敬語を教えて欲しい」と言っていると1枚のプリントを渡され、4回目には「祇園祭へ行ったから、祇園祭りのことを教えて」という中国の人を担当することに。隣のボランティアさんを見ると「は」と「が」の違いを説明されていて、「そうか、なるほど」と私が感心し、反対側では「祇園祭とは・・・」といろいろと説明もされていて、「私には無理!」「教えるより、日本語や日本文化を勉強しないと!」と思っていた矢先に、初めての研修を受けることになりました。
大阪大学西口光一先生は、開口一番「日本語を教えるのはやめなさい!日本語を教えようとすると文法や発声がつきまとう(いやそうな顔で)」とおっしゃいました。プロの日本語教師は正しい文法や発声と同時に日本語をたくさん話す環境も準備します。が、アマチュアのボランティアは「おしゃべり」すればいい。
自然習得する機会を与えるだけでよい。それこそが、日本語習得支援です。といわれました。
そのためには
1 辛抱強く外国人の話を聞くこと 下手な日本語を1時間以上も聞いてくれる人はボランティア以外にありません。そして、ときどきわかりにくいところは聞き返してください。
2 うまく表現できないときには、道を教えるが如く、「それはこのように言ったらいい」と日本語を教えてあげてください。
3 外国人の日本語のレベルに合わせて、面白がる話をしてください。
話のねたは「日本語 おしゃべりのたね」(西口光一監修、沢田幸子他著)をご参考に。
要は外国人の「連れ」になることです。 
西口先生ありがとうございました。ちょっとボランティアをかじっただけで外国人から「先生」と呼ばれ、「先生」らしくしなくっちゃと思った私にとっては、目からうろこ。これからは「連れ」を目指します。「連れ」になら、わたしも何とかなれるかもしれません。

日本語支援のための参考書
「日本語 おしゃべりのたね」西口光一監修、沢田幸子他著(スリーエーネットワーク)
「にほんご 宝船」春原憲一郎著(アスク)
「例文で学ぶ漢字と言葉(3級編)-イーさんと日本の友だち」

(5班 Mさん)

さすが!という感じの講義でした。長年の経験と実績からくる自信ある講義に「へぇ~!」と思わず感嘆をもらしてしまいました。特に「らりるれろ」が言えない学習者の対処法、母音を小さく発音する事で聞き取りやすくなる事などは目からうろこって感じです。SHOW&TELLは市岡のイベントでも使えそうだと思いました。試行錯誤し、学習者の気持ちになって一生懸命やってこられた西口先生ならでこその講義だったと思います。受講できてちょっと得した気分。年々研修会がレベルアップし尚且つ楽しいものとなっていっていますね。段取りをしていただいている方々に感謝です!ありがとうございます。
(Kさん)

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アメリカ出身の留学生

今私が担当している学習者さんは、アメリカ出身の男性で留学生として日本に来られたかたです。

漢字と敬語が苦手と聞いたので、それらを中心に、一緒に学習しています。
実を言うと私は敬語がとっても苦手で、教えて欲しいと言われた時は半泣きでしたが、勉強する良い機会なぁと思い、学習者さんと一緒に勉強しています。

また、最近学習者さんが学校や、テレビで聴いた日本語で意味がわからないものを質問してくださるので、その意味を説明したり、普段どのように使うか例題を作ったりしています。
しかし意味がわからないものや、例題が思い浮かばないこともあるので、その時は私の宿題として次の週に説明しています。
今日も質問を持って来てくれました♪

彼はとっても勉強家で、私はボランティアを始めた頃「宿題は出しても学習者さん、やってこないよ~」と言われたのですが、ちゃんと彼はやってきてくれてて、嬉しさを感じています。
しかし喜ぶだけでなく、私もしっかり勉強しないと! 日本語教師になったつもりで…
これからも頑張りたいと思います!

(2班 Kさん)

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7月20日(月) 文楽鑑賞に参加して

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国立文楽劇場10:00集合。受講生9名、ボランティア39名、総勢48名。

10:10より 文楽の解説
解説は人形遣いの桐竹紋臣さん。実際に使われている文楽人形を使っての解説に、参加者興味津々の様子。人形を収納する際は、首(カシラ)、胴、手などバラバラに分けて保管し、演目の都度一番いいパターンで組み合わせていくことや、女性の人形には足がないことなど知らないことだらけでした。
解説の最後には受講生を中心に、参加者も人形を触らせてもらい、実際に手足を動かしたり、人形の重さを体験したりしました。人形とのツーショットなど記念の写真もたくさん撮られたようです。

11:00より 文楽鑑賞
市岡の席は前から3列から6列で大夫(たゆう)と三味線(しゃみせん)の前にあたり、迫力ある大夫の語りと三味線を味わうことが出来ました。
最初の演目は「五条橋」
有名な牛若丸と武蔵坊弁慶の五条橋での逸話を文楽にしたもので、人形の闘いぶりは迫力があり、文楽の面白さを味わえたと思います。
次に「文楽へのご案内」
人形の説明は我々が鑑賞前に解説してもらったのとほぼ同じ内容。ただし「親子劇場」と銘打ったとおり、体験は子供たちです。6名が舞台の上に上がり人形を使って斬り合いを熱演、観客の笑いを誘いました。
2番目の演目は「化競丑満鐘(ばけくらべうしみつのかね)」
化物国の話で狸・河童・雪女・かまいたち・かわうそ・ろくろなど妖怪が出てくる舞台でしたが、日本の民俗に慣れていない外国の人には、少し理解しにくい部分があったのではないかと思います。また忠義のため狸の女房の雪女が自害するなど、現在の我々ですら理解しにくい部分があり、難しかったのではないかと思いました。

13:20より 楽屋・舞台裏見学
文楽の舞台が思っていた以上に広いのに驚き、奈落の上に立ってその深さが15mとの説明に驚き、後の演目に出る人形の姿に感嘆し、稽古する三味線に耳をすませ、楽しいひと時を過ごしました。

今回の文楽鑑賞は、理解しにくい面はあったものの、受講生の人たちも楽しめたと思いますし、それ以上にボランティアが楽しめた一日だったと思います。
私達ボランティアももっと日本の文化や古典芸能に関心を持つべきだと痛感しました。
(3班 K.A.さん)

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区民センターに移して特別編

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今日から会場を区民センターに移して特別編です。
雨天にもかかわらず、学習者40名あまり、ボランティア60名あまりが集まりました。
(広報担当)

初めて見学させていただいたのが5月・・・娘の付き添いのつもりで訪れた教室に、私までボランティア登録をしてしまいました。
なぜ?自分でも不思議・・・とにかく言葉では言い表せない魅力がこの教室にはあります。
回を重ねるごとに顔見知りが増える。
交わす挨拶が増える。
なんて素敵なことなのでしょう! 
「こんばんは」「元気だった?」「今日は暑いね」といった他愛もない言葉の数々にさえとても大きな意味がある。
普段友人と何気なく交わしている言葉も、ここにくれば心を通わせる為にある大切な言葉だと実感します。
長い間日本語に携わる仕事をしているにもかかわらず、なんて軽々しく言葉を使っていたのだろうと反省すると共に、改めて日本語の難しさ、伝える事の難しさを感じています。

今日は、Oさんを囲んでボランティアが5人、それも女性ばかり。
まるで喫茶店で話し込んでいるような楽しい会話。
母の思いは万国共通・・・子供の話に花が咲きました。
(Oさん、いつか娘に中国語を教えてやってください。成績不振に頭を抱えています)
私の隣には、漢字と格闘しているベトナムのRさん。
「難しい」と連発しながら書き進むうちに、ノート1ページ分の宿題ができてしまいました。
その彼が帰り際、先週末に訪れた東京の写真を見せてくださいました。
東京タワーからの景色をバックにした写真・・そこには満面の笑みの彼。
「東京は楽しかった?」の問いに、「楽しかった」「東京タワー高い!」「景色は綺麗!広い!」と言葉を探しながら伝えてくれました。
本当はもっとたくさんの感動があったに違いない。
彼の目に映る東京の景色はどんな風に美しく、広かったのか・・・聞いてみたいと思いました。
彼はこれからどんどん日本語が上手くなるはず・・・
漢字と格闘している彼に負けないよう、私も頑張らないと。
いつの日か、彼の感動の数々を聞かせてもらうために。

たくさんの元気をいただいた一日でした。

(4班Oさん)

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読書指導や音読指導が有効

 今日も大勢の学習者が集まりました。
このところずっと、毎週学習者の方が多くて、ボランティアが足りません。
手持ちぶさたの学習者の姿をよく見かけます。
私は、今は特定の学習者を担当していないので、相手のいない学習者を見つけては話しかけるようにしています。
なかなかどんな学習をしたらいいのか、さぐっていくうちに時間になってしまって、実質的な学習までいきません。
この人にはこういう教材がいいなと思うのですが、それも準備できませんし、歯がゆい思いです。
各班長さんには、苦労してコーディネイトしていただいているので、感謝していますが、どうしてもあぶれてしまう学習者が出てしまうようです。
ボランティアのみなさんも、暇そうな学習者を見たら、声をかけて、1度に2人でも3人でも相手して欲しいと思います。
つくづくうまくコーディネイトするのは難しいなと感じます。
ボランティアが余る日があったり、学習者が余る日があったり、なかなかうまくいきません。

話は変わりますが、日本在住期間が長くて、日常会話には差し支えがないけれども、難しい話はよく分からないとおっしゃる学習者さんを時折見かけます。
子どもの場合は、「生活言語」は身についているが「学習言語」は備わっていない、というようなくくり方をしているケースです。
そういう方は、日常生活に必要な日本語にはまったく不自由しないのだけれども、社会科や理科など深く考えながら学習する論理的思考につながるような日本語力は身についていません。
大人の場合は母語が「学習言語」の働きをするので、自分の思考能力には差し支えないのですが、日本語話者と深い話をすることができません。
こういう方には、読書指導や、音読指導が有効ではないかと私は思っているのですが、もし、そういう学習者を担当されている方がいましたら、読書指導を試してみてください。
新聞記事とか、社説とか、論説文を読む練習をしてみてはどうでしょう。
そういう方と、世間話だけの学習をしていたのでは、その人の日本語力は向上しません。
「交流」だけではなく、「学習」にまで発展できたらいいなと思います。
もちろん、まずは「交流」を大切にして、毎週来ていただけるようになってからの話です。
いきなりあせって自分流の「学習」をおしつけるのは考え物です。
この、「交流」と「学習」のバランスも難しいな。
自分で書いておきながらなんですが、難しい問題ばかりです。
試行錯誤、軌道修正、柔軟性、大切なことだと思います。

(広報担当)

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七夕まつり

七夕まつり

七夕まつり

恒例の七夕まつりを開催しました。今回のイベントは一切打合せをしていなかったので、段取りも分からず、かなり行き当たりばったりの感じでした。雨にもかかわらずかなり沢山の参加くださり賑やかになりました。
外国人の希望者に浴衣を着てもらいインタビューをしていたら、男性の希望者が多く、他に予定していた事が出来なくなる程でした。着た感想を聞くと「楽しい」「面白い」との回答が続出し、着心地の回答とは思えずおかしかったです。
その間に各テーブル毎にカラフルな七夕飾りや願いの詰まった短冊で華やかな笹が沢山出来ていました。七夕の星座のクイズもあり、なかなかの盛り上がりでした。
時間の都合で短冊に関するインタビューが出来なくて残念でした。皆さんがどのような願い事を書かれたのか知りたかったです。みんなの願い事がかないますように! それから乙姫様と彦星様が今年会えますように!
(2班 Hさん)

Hさん、毎回の名司会、お疲れさまでした。おかげで、盛り上がりましたね。
Hさんの短冊に書いた願い事、私は見ましたよ。両方ともかなうといいですね。
片一方は、私もお願いしたいです。
3億当たったら、1億は市岡に寄付します。

(広報担当)

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「そうだ!市岡いこう!!」

梅雨の時期だから・・・と思えど、この蒸し暑い日々は、やり切れないですね。
鬱々と過ごしても仕方ありません。
「そうだ!市岡いこう!!」
JRのCMではありませんがICHIOKAに行くと元気になります。
そういう、何か魔法のようなムードを醸し出しているのが「市岡」です。

雨が降らなかったので自転車でやってくる学習者の皆さんも休むことなく大盛況でした。
以前、同じ事務所で仕事をしていた人が高校生のお嬢さん共々4回目の見学を終えて正式にボランティア登録をしてくれることになって嬉しい限りです。
初めママの方は「付き添い」のつもりでやって来ました。
その日は特に初めての学習者もたくさん来てくれて何が何だか分からないまま気がついたら中国の学習者3人のお相手をして90分が過ぎたそうです。
(フリーのアナウンサーだから当然かもしれませんが)帰りの電車で「私もやってみよ!」と思ったらしいです。
すっかりハマッテしまったってワケ。
そんな魔力も「市岡」にはあります。
さて今日、私の学習者Oさんは小学3年生Yクンの国語の宿題をみてあげていました。
私は「音読」のお手伝いをしただけ。Oさん、すっかりボランティアです、ありがとう!!

(4班Sさん)

毎週、広報係として学習の始まりの時間に「学習日記」のお願いをしています。
お引き受けくださった方、週明けくらいにはメール送信よろしくお願いします。
(広報係) 

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