Category Archives: 学級日誌

聴解の模擬試験に挑戦

世の中の温度が上昇中ですが、この教室の熱気も負けていません。
まず、別室で頑張っている学習者さんたちは7月に実施される日本語検定試験の聴解の模擬試験に挑戦しています。
そこに付き添っているボランティアさんは答え合わせをしてサポートし、学習者さんに実力と安心を与えられるよう一生懸命です。
模擬試験を終えて皆の学習している所へ戻ってきた時のそれぞれの顔にコンビを組んだ深い絆を垣間見ることが出来るほどです。
毎回行われる模擬試験の後の光景です。

部屋に残っている他の学習者さんとボランティアさんの学習風景にもこの深い絆を感じることがあります。
例えば「日本語を勉強して何年?」と聞くと、学習者さんが「うーん・・・5年、えっ、6年? ・・・いや、すこしだけ・・・」
えっ何なのとこちらが思うのと同時位に、ボランティアさんが「7年!」。まるで本人が答えるように助け舟が飛び出します。
教えたり教えられたりというより友人の間柄なんですネ。私はこのほのぼのとした雰囲気が大好きで毎週ここへ通ってきているのかもしれません。

(5班 Iさん)

聴解模擬試験の関係で、ボランティアが多数聴解試験の方に取られてしまいますので、2階の教室では、ボランティアが全然足りません。
来週26日も聴解試験がありますので、みなさん、休まないで来てください。
お友達も誘って、ボランティアを増やしましょう。
(広報担当)

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スマトラ出身の男子研修生

今日はインドネシア、スマトラ出身の男子研修生を担当。
漢字の「読み書き」希望。
彼持参の3級問題集に「妹」「犬」「秋」の字があったので、関連する文字として「兄弟姉」「猫」「春夏冬」を加えた10文字を学習。
漢字の書き順も、彼から質問してきたので教える。
彼は自発的に同じ文字を8回繰り返し書き、最後の欄に2通りの読みをひらがなで書きとめた。

兄と姉がいて自分は「弟です」という。
乾季と雨季の二季節だけがあるインドネシアから来た彼に、日本の四季について「春は3月~5月、夏は6月~8月、秋は9月~11月、冬は12月~2月」と説明した。
彼の説明によると、インドネシアも日本と同じ太陽暦だが、人々の暮らしの中ではまだまだ太陰暦が使われているそうだ。
学習時間が終わると「家に帰って勉強します」と言う。
熱心で礼節ある態度や、美しい眼の輝きに、こちらの方が啓発される。
誠に有難いことである。
彼が3年間の技術研修を終えて帰国すれば立派なリーダーになることだろう。

(4班 Nさん)

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日本語能力試験聴解模擬試験を企画催行

 昨年の6月にボランティア登録をしてから、ちょうど1年が経ちました。
ボランティアにも、日本語教育にもまったく興味のない私は、「外国人の友達ができるのに、3000円ちょっとって、安~い!」と、軽い気持ちで見学に来たのですが、縁あって、6班の仲間に入れていただくことになりました。
「6班は受験クラスって聞いてるし、責任もあるし、私なんかにはムリ」と尻込みをしていた私は、「大丈夫、大丈夫」って軽~く誘われ、調子に乗ってしまい、今日に至ります。
6班では、日本語能力試験聴解模擬試験を企画催行しています。
ボランティア2年目の私も、昨年の経験を生かし、今年は少しでもお役に立てるよう、頑張ってお手伝いをしているところです。
6月19日、26日に行われる模試の申込を、先日締め切りました。
今回は、1,2級のみですが、1級3名、2級12名の申込がありました。

先週の班ミーティングで、企画・総務、原稿作成、印刷、製本・保管、心得・指示標識などの作成、
CDの準備・点検、級別受験者一覧表・成績一覧表の作成などの前日までの役割、受付、会場設営、監督、余分の問題や支持標識の回収・保管、会場撤収・戸締り、結果集計・報告など、当日~後日の役割などを決めました。

今週はそれぞれの役割に沿っての点検や作成、来週、再来週は早く行って会場設営を手伝ってから、自分の担当の学習者さんの付き添いや答え合わせに全体の監督など、今から頭がいっぱいいっぱいで、テンション↑↑です。
ご存じない方も多いと思いますが、今期に入り、6班が使わせていただいている教室のことですったもんだがあり、田龍会(市岡高校定時制同窓会)の方々にもお手伝いいただいて片付けをし、やっとお部屋を使わせていただいている状況です。
そのような中、市岡日本語教室の聴解模擬試験のために教室を貸し出してくださった、市岡高校さんや、交渉してくださった方々に感謝をしつつ、今回の聴解模試が滞りなく終了し、日本語能力試験を受験する学習者さんのお役に少しでもたてたらいいなぁと心から思い、今から名簿作成(係なので)です。

(6班 Kさん)

6班のみなさん、いつもありがとうございます。
聴解練習については、みんな感謝しています。
班での役割分担とかをきっちり決めているのも6班だけだと思います。頭が下がります。

(広報担当)

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2週間ぶりの日本語教室

2週間ぶりに日本語教室が開催されました。
インフルエンザ騒動のあおりを受けて、感染防止のため、市岡でも、マスクの着用を奨励しました。
また、来た人全員に、手洗いとうがいをお願いしました。
おかげで、7時ごろには、手洗い所の前に長い行列ができました。
早く騒ぎが収まって欲しいものです。
インフルエンザ騒動もなんのその、今回の教室も満員でした。ボランティアのみなさん、休まずに来てください。
また、興味を持っているお友だちがいましたら、どんどん連れてきてください。

(広報担当)

29日は盛況でボランティア全員で何とか対応出来ました、御多分に漏れず学習者とボランティアの対応。
一旦帰国し4ヶ月ぶりに復帰した学習者が聴解模擬試験を受けるに当り学習者本人が試験のみを受けたいのか、市岡日本語教室で学び続ける意思があるのか、はたまた無いのか!最終六班に委ねました。
何はともあれ当番月も終えほっと一息ついております。

(2班 Mさん)

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新型インフルエンザ感染防止のためお休み

 新型インフルエンザ感染防止のため、日本語教室もお休みにしました。
ボランティアには一斉メール等で連絡しましたが、もれもあったようで、何名かが市岡まで来られました。
学習者には直接の連絡方法がなく、ホームページでの告知、ボランティアを通しての連絡となりました。
直接連絡していないにもかかわらず、だいたいの方には通知できたようです。
外国人どうしのネットワークの強さを感じました。
ボランティアの有志6名で、6時すぎから7時半まで、門の前で立ち番をしました。
連絡漏れで、市岡まで来られた方は、学習者が10名程度、ボランティアも5~6名程度でした。
今後のこのような事態に対する対策として、ホームページでの開催の確認、メールアドレス登録の徹底を図りたいと思います。
学習者にもメールアドレスを登録してもらうようにしたいと思いますが、こちらは、出入りが激しく、アドレスの管理が大変かもしれません。
また、今回の休校の決定の手順も、あいまいでしたが、以前からある、台風の際等のルールを適用しました。つまり、市岡高校が休校になれば、日本語教室も休校とするということです。
来週の再開を祈りたいと思います。
(現時点の判断では来週は再開できると思います。メール連絡、ホームページに注意してください。)

(広報担当)

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先生と呼ばれて

この4月からボランティアとして参加させていただきました。3班に所属させていただいています。

私はある専門学校で日本語教師養成420時間コースを終了し、日本語教師の資格をいただきましたが、今まで実際に外国人の方を教えた経験がなく、まずは経験を積むためにと思い、この教室に来ました。
まだ一ヵ月半程ですが、3班の諸先輩方の指導をいただきながら、実際に日本語を教えるという目標が叶いました。
実際に教えてみますと、やはり難しくて文法など上手く説明できずに、自分がいかに日本語を言語として意識せずにふだん話しているかということを痛感しています。
また、専門学校時代は決して真面目な生徒でなかった私、自分が当たらなかった課題には熱心に取り組まず、身についていない事も再認識し、教科書を読み返す毎日です。
(こんなでは、日本語教師と胸を張って言える日はまだ遠い・・)と落ち込んでいるところ、「先生、こんばんは!」
と明るい声で挨拶してくれる生徒さん達の笑顔に慰められ、(先生っていい響き・・日本語教師っていい仕事かも・・)
と思うようになりました。
5月になり、生徒さん達の数も増えてきたようで、たくさんの国々からたくさんの人々が大阪に来ていただいている事を、生まれも育ちも大阪の浪速っ子の私としては、とても嬉しく思っています。これから少しでも皆さんのお役に立てるように頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(3班 Dさん)

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ジャスコのイエローレシート

8_1恒例のジャスコのイエローレシートの回収活動を行いました。
いつもより1時間遅い7時からの活動でしたが、7名の参加がありました。
昨年の活動でジャスコからいただいた寄付で、折りたたみ椅子、コピー用紙、CDラジカセ等を購入しました。
来月からは、今までどおり、午後6時からの予定です。お近くの方のご協力をよろしくお願いします。

(広報担当)

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作文のお手伝い

ケニー君

ケニー君

市岡では、個別の学習者について、それぞれカルテのようなものが有り、ボランティアが当日の学習者のプロフィール・学習履歴等を確認したうえで、各学習者はその日の担当ボランティアと臨機応変に学べるようになっています。
今日の学習者は、ベトナム出身の20代男性、Bさんです。
私も、できるだけ、学習者のリクエストに合わせようと思っていますので、今日はBさんの希望により、作文のお手伝いをすることになりました。
漢字圏の出身ではないBさんですが、下書きの文章は、よく漢字も書けている力作です。聞けば、大阪市内で企業の研修生として働きながら勉強をし、なおかつ、ベトナムの家族へ仕送りまでしているとのこと。
作文の添削をしながら思ったのですが、おそらくBさんは、今を決して苦労とは思わず目標を持って前向きに生きているのだろうと、私には感じられました。Bさんには、将来はベトナムでパソコン教室を開いて、日本なみにパソコンを普及させる夢があるそうです。
日本人の私にとって、本当に頭が下がる思いでいっぱいになる、好青年でした。
このように、市岡ではボランティアも学習者からいろいろ自分の知らない世界を学べて共に得るところが多く、私は、日本以外のアジアの方々からは、経済発展と引換に日本人が置いてきてしまった何か、を教えてもらえることが多いと感じています。
(1班Iさん)

一年間母子で学習していたケニー君が帰国することになりました。中学生で日本へ留学したケニー君、楽しい日々を送ってくれたでしょうか
母国でしっかり勉強して、大きくなったら、また戻ってきてください。待ってますよ。
(広報担当)

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発音が聞き取りづらい

市岡歴8ヶ月の私には、お顔に見覚えはあるけれどまともに言葉を交わしたことはない、という学習者さんやボランティアがまだ大勢います。
先週担当したベトナム出身のCさんも、そんな一人。新しい出会いにわくわくしながらCさんとの会話がスタートしました。

一年半前に来日したCさん、こちらの言っていることはほとんど理解しておられる様子。
学習履歴には、漢字も少し習得している旨の記述があります。
日常会話には不自由しないレベルなのかと思いきや、職場で日本人と会話する際には筆談を用いるとのこと。なぜ…?

少しシャイなCさんとまずは仲良くなり、楽しんでもらおう。
そう考えてしりとり遊びを始めると、筆談の理由がすぐに分かりました。
ベトナム語話者の日本語に馴染みのない私には、彼の発音がとても聞き取りづらいのです。
職場の方もきっとそうなのでしょう。
特に「つ」の音はベトナム人にとって大変難しい、とご本人も認識しておられました。
苦手な「つ」や「ず」を含む言葉の発音練習を促しましたが、あまり気乗りしない様子。
無理強いせず、出てきた単語の意味確認や作文ごっこを織り交ぜながらしりとり遊びを続けました。
すると、今度は私のほうに問題が。単語がすんなりとは出てこないのです。
Cさんにとって易し過ぎず、難しすぎない言葉…などと考えているとなかなか思いつかず、待ちかねた彼にヒントを出されてしまう、ということが何度かありました。
仮にも教える立場として情けない話ですが、Cさんが楽しそうに見えたので今回のところは良しとしましょう。
(うまくいかなかったことに落ち込むのではなく、次に生かせばよい。この8ヶ月で学んだことです。)
自分の中で語彙をレベル別に整理してみること、学習者が楽しめるような発音練習方法を探すこと。今回もボランティアとしての課題をもらい、収穫の多い教室となりました。
Cさんに感謝です。

(5班Aさん)

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ボランティアを始めて3年目

ボランティアを始めて3年目がスタートしました。
今日は今年の4月に日本に来たvとです。
ボランティアよりも学習者のほうが多かったようで(1対1の学習を希望しているのに申し訳ないな、と思いつつ)。
できるだけ2人に平等に話してもらえるように気をつけたつもりですが、やっぱり難しいですね。
どうしてもよく話す人のほうを向いてしまいます。
でも最後に、楽しかった、役に立った、と一言、簡単な言葉でストレートに感想を伝えていただいてとてもうれしかったです。
知識が少なくて説明しても納得してもらえないこともあって、私も日本のことをもっともっと勉強しなくてはいけませんね。今年もがんばります。

(4班 Tさん)

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